口蓋帆張筋(こうがいはんちょうきん)は口蓋筋の一つで、幅広で薄くリボン状の筋肉であり、軟口蓋張力をかける。

口蓋帆張筋
Dissection of the muscles of the palate from behind. (Tens. val. pal. visible at upper right.)
The otic ganglion and its branches. (Tensor veli palatini visible at center left.)
ラテン語 musculus tensor veli palatini
英語 Tensor veli palatini muscle
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
蝶形骨翼状突起内側板
作用 軟口蓋張力
テンプレートを表示

構造 編集

口蓋帆挙筋の前側方に見られ、翼状突起内側板基部の舟状窩蝶形骨角棘耳管軟骨側壁より薄い薄板として起こる。

翼状突起内側板と内側翼突筋の間を垂直に下降し、翼突鉤周囲のとなり、内側翼突筋由来の筋繊維により、これが維持される。

腱と鉤状骨の間は小さなとなっている。

腱は内側に進み、口蓋腱膜へと挿入、口蓋骨水平板の横口蓋襞後面に向かう。


神経支配 編集

口蓋帆張筋は三叉神経第三枝である下顎神経の枝である内側翼突筋神経によって支配される。軟口蓋の他の骨格筋は、咽頭神経叢支配である。

作用 編集

口蓋張力をかける事で咀嚼耳管口を結びつける。

追加画像 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

この記事にはパブリックドメインであるグレイ解剖学第20版(1918年)1139ページ本文が含まれています。