古橋岳也

日本のプロボクサー

古橋 岳也(ふるはし がくや 1987年10月15日 - )は、日本プロボクサー神奈川県川崎市出身 [1]。第44代・第46代日本スーパーバンタム級王者。川崎新田ボクシングジム所属。

古橋 岳也
基本情報
本名 古橋 大輔
階級 スーパーバンタム級
身長 165cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1987-10-15) 1987年10月15日(36歳)
出身地 神奈川県川崎市
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 40
勝ち 29
KO勝ち 16
敗け 9
引き分け 2
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来歴 編集

2007年4月17日、日本体育大学体育学部在学中にプロデビューを果たし、デビュー戦勝利。

2008年11月2日、東京・後楽園ホールで東日本新人王運営委員会主催の「第65回東日本新人王決勝戦」が行われ、片桐秋彦(川崎新田)との同門対決を制し、東日本新人王となる。三賞(最優秀選手賞、技能賞、敢闘賞)のうち「敢闘賞」を受賞した[2][3]

2008年12月21日、東京・後楽園ホールで日本プロボクシング協会主催の「第55回全日本新人王決勝戦」が行われ、越智大輔(ビッグアーム)に勝利し、全日本新人王に輝く。三賞のうち「技能賞」を受賞した[4][5]

2009年7月15日、後楽園ホールで北村ダビデと対戦し、5回1分54秒TKO勝ちを収めた[6]

2009年11月17日、後楽園ホールで若生然太と対戦し、8回判定勝ちを収めた[7]

2010年4月26日、後楽園ホールで太田ユージと対戦し、8回0-3の判定負けを喫した[8]

2011年6月17日、後楽園ホールで船井龍一と対戦し、8回1-2の判定負けを喫した[9]

2011年8月16日、川崎市とどろきアリーナで土居コロニータ伸久と対戦し、初回1分22秒KO勝ちを収めた[10]

2012年9月26日、川崎市のとどろきアリーナで長井一と対戦し、8回0-2(75-77、76-77、77-77)の判定負けを喫した[11]

2013年6月24日、後楽園ホールで鈴木徹と対戦し、7回2分18秒TKO勝ちを収めた[12]

2013年10月22日、後楽園ホールで守崎将己と対戦し、2回2分59秒TKO勝ちを収めた[13]

2014年4月10日、後楽園ホールで中野敬太と対戦し、8回3-0(2者が77-75、79-74)の判定勝ちを収めた[14]

2014年11月18日、後楽園ホールでウォラウィット・オースポットジムと対戦し、初回2分2秒KO勝ちを収めた[15]

2015年4月30日、東京・後楽園ホールにおいて、デビュー9年目にして初の日本タイトル戦、「第36回チャンピオンカーニバル」にて日本スーパーバンタム級王者小國以載(角海老宝石)に挑戦し、判定0-1(2者が95-95、94-96)で引き分けに終わり日本王座獲得はならなかった[16]

2015年8月7日、後楽園ホールで行われた「ホープフルファイトvol.19」で石本康隆(帝拳)とスーパーバンタム級8回戦を行い、8回0-3(75-76、76-77、75-77)の判定負けを喫した[17]

2016年3月6日、川崎市のとどろきアリーナで渡部大介と対戦し、8回0-3(2者が76-77、75-77)の判定負けを喫した[18]

2016年6月7日、後楽園ホールで鈴木鹿平と対戦し、8回2分52秒TKO勝ちを収めた[19]

2016年10月1日、東京・後楽園ホールで行われた「第554回ダイナミックグローブ」日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦にて王者石本康隆(帝拳)と対戦し、10回2分27秒TKO負けを喫しまたも王座を獲得出来なかった[20]

2017年5月1日、後楽園ホールで本田正二郎と対戦し、3回1分50秒KO勝ちを収めた[21]

2017年9月22日、後楽園ホールで高林良幸と対戦し、8回3-0(79-74、79-73、80-72)の判定勝ちを収めた[22]

2018年3月3日、川崎市のカルッツかわさきで掃部真志と対戦し、6回1分56秒KO勝ちを収めた[23]

2018年7月12日、後楽園ホールで相川学己と対戦し、7回51秒TKO勝ちを収めた[24]

2018年10月22日、後楽園ホールで上野太一と対戦し、4回1分40秒TKO勝ちを収めた[25]

2018年12月9日、ベトナム・ホーチミン市PhuThoスポーツセンターで「日越ボクシング交流フェスティバル・サムライファイトvol.2」のメインでユッティチャイ・ワンナウオンとOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級シルバー王座決定戦を行い、3回2分0秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[26][27]。日越親善交流の発展を目的とした「日越外交関係樹立45周年記念事業」として外務省からの認定を受け、ベトナム初のプロボクシング公式タイトル戦として行われた[28][29]

2019年5月19日、富士市ふじさんめっせで堀池雄大と対戦し、8回1分23秒TKO勝ちを収めた[30]

2019年9月13日、後楽園ホールで田村亮一と日本スーパーバンタム級最強挑戦者決定戦を行い、8回3-0(77-76、77-75、78-75)で判定勝ちを収めた[31]

2021年1月22日、後楽園ホールで開催された「第41回チャンピオンカーニバル DANGAN238」にて日本スーパーバンタム級王者久我勇作(ワタナベ)に対して 9回24秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[32]

2021年8月2日、後楽園ホールにて開催された「ホープフルファイトvol.35」にて日本スーパーバンタム級6位の花森成吾(JB SPORTS)に3回1分12秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[33]。9月8日に東日本ボクシング協会主催2021年8月の「敢闘賞」に選ばれた[34]

2022年1月25日、後楽園ホールで開催された「第42回チャンピオンカーニバル ホープフルファイトvol.36」にて前王者で日本スーパーバンタム級1位の久我勇作(ワタナベ)とリマッチを行い、10回0-1(94-96、2者が95-95)の引き分けに終わったが2度目の防衛に成功した[35]

2022年6月7日、さいたまスーパーアリーナWBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王者の井上拓真と対戦し、12回0-3(109-119、108-120×2)の判定負けを喫しWBOアジアパシフィック王座獲得及び日本王座の3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[36][37]

2022年12月26日、後楽園ホールで井上拓真の返上に伴う日本スーパーバンタム級王座決定戦を日本スーパーバンタム級1位の田村亮一と3年振りの再戦を行い、10回2-1(2者が96-94、95-96)の判定勝ちを収め6ヶ月振りの王座に返り咲いた[38]

2023年1月20日、川崎新田ジムにて会見し、現役引退を発表した[39][40]

2023年4月27日、後楽園ホールで開催された「川崎新田ジム20周年記念興行ホープフルファイトvol.39」にて引退セレモニー[41]

エピソード 編集

  • 川崎新田ジムを支えてきた孫創基トレーナーがキックボクシングジム「RBムエタイ武蔵新城」を立ち上げ独立したため日本スーパーバンタム級タイトルマッチ防衛戦から笠康次郎トレーナーの指導を受けている[43]

戦績 編集

  • プロ:40戦29勝(16KO) 9敗 2分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2007年4月17日 2R 1:46 TKO 森 拓平   日本
(新田)
プロデビュー戦
2 2007年11月1日 4R 判定3-0 菅沼裕太   日本
(横浜さくら)
3 2008年3月31日 4R 判定3-0 笠原健人   日本
(ワタナベ)
4 2008年5月16日 4R 判定3-0 中島聖規   日本
(マナベ)
5 2008年8月4日 4R 判定3-0 和氣年邦   日本
(M.T.)
6 2008年9月25日 4R 判定3-0 河端智之   日本
(ワタナベ)
7 2008年11月2日 5R 判定3-0 片桐秋彦   日本
(新田)
第65回東日本新人王決勝戦
8 2008年12月21日 5R 判定3-0 越智大輔   日本
(ビッグアーム)
第55回全日本新人王決定戦
9 2009年4月7日 8R 判定1-2 立木正祥   日本
(花形)
10 2009年7月15日 5R 1:54 TKO 北村ダビデ   日本
(E&Jカシアス)
11 2009年11月17日 8R 判定3-0 若生然太   日本
(輪島功一S)
12 2010年4月26日 8R 判定0-3 太田ユージ   日本
(ヨネクラ)
13 2011年6月17日 8R 判定1-2 船井龍一   日本
(ワタナベ)
14 2011年8月16日 1R 1:22 KO 土居コロニータ伸久   日本
(ヨネクラ)
15 2011年11月23日 6R 1:10 判定2-0 斉藤修司   日本
(高崎)
16 2012年3月12日 8R 判定0-3 コーチ義人   日本
(角海老宝石)
17 2012年7月10日 7R 2:48 TKO 星野晃規   日本
(M.T.)
18 2012年9月26日 8R 判定1-2 長井一   日本
(ワタナベ)
19 2013年6月24日 7R 2:18 TKO 鈴木徹   日本
(大橋)
20 2013年10月22日 2R 2:59 TKO 守崎将己   日本
(石丸)
21 2014年4月10日 8R 判定3-0 中野敬太   日本
(KG大和)
22 2014年11月18日 1R 2:02 KO ウォラウィット・オースポットジム   タイ
23 2015年4月30日 10R 判定0-1 小國以載   日本
(角海老宝石)
日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
24 2015年8月7日 8R 判定0-3 石本康隆   日本
(帝拳)
日本スーパーバンタム級挑戦者決定戦
25 2016年3月6日 8R 判定0-3 渡部大介   日本
(ワタナベ)
26 2016年6月7日 8R 2:52 TKO 鈴木鹿平   日本
(E&Jカシアス)
27 2016年10月1日 10R 2:27 TKO 石本康隆   日本
(帝拳)
日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
28 2017年5月1日 3R 1:50 KO 本田正二郎   日本
(TEAM 10COUNT)
29 2017年9月22日 8R 判定3-0 高林良幸   日本
(RK蒲田)
30 2018年3月3日 6R 1:56 KO 掃部真志   日本
(ワールドスポーツ)
31 2018年7月12日 7R 0:51 TKO 相川学己   日本
(三迫)
32 2018年10月22日 4R 1:40 TKO 上野太一   日本
(石川ジム立川)
33 2018年12月9日 3R 2:00 TKO ユッティチャイ・ワンナウオン   タイ OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級シルバー王座決定戦
34 2019年5月19日 8R 1:23 TKO 堀池雄大   日本
(帝拳)
35 2019年9月13日 8R 判定3-0 田村亮一   日本
(JBスポーツ)
日本スーパーバンタム級最強挑戦者決定戦
36 2021年1月22日 9R 0:24 TKO 久我勇作   日本
(ワタナベ)
日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
37 2021年8月2日 3R 1:12 TKO 花森成吾   日本
(JBスポーツ)
日本王座防衛1
38 2022年1月25日 10R 判定0-1 久我勇作   日本
(ワタナベ)
日本王座防衛2
39 2022年6月7日 12R 判定0-3 井上拓真   日本
(大橋)
日本・WBOアジアパシフィックスーパーバンタム級王座統一戦
日本王座陥落
40 2022年12月26日 12R 判定2-1 田村亮一   日本
(JBスポーツ)
日本スーパーバンタム級王座決定戦
テンプレート

獲得タイトル 編集

  • 第65回東日本バンタム級新人王(敢闘賞受賞)
  • 第55回全日本バンタム級新人王(技能賞受賞)
  • 第2代OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級シルバー王座
  • 第44代日本スーパーバンタム級王者(防衛2)
  • 第46代日本スーパーバンタム級王者(防衛0)

脚注 編集

  1. ^ 古橋選手、3度目挑戦でV タウンニュース 2021年1月29日
  2. ^ 古橋が同門片桐に判定勝ち/ボクシング nikkansports.com 2008年11月3日
  3. ^ 『第65回東日本新人王決勝戦』結果 JBC 2008年11月3日
  4. ^ 第5試合・バンタム級5回戦/○古橋大輔[ピューマ渡久地(判定3−0)越智大輔[ビッグアーム]●] Hatena::diary 2008年12月21日
  5. ^ 『第55回全日本新人王決勝戦』結果 JBC 2008年12月21日
  6. ^ 10位森田が会田制す 後楽園ホールの試合結果 Boxing News(ボクシングニュース)2009年7月16日
  7. ^ 黒田が判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2009年11月18日
  8. ^ 淵上が岳制す Boxing News(ボクシングニュース)2010年4月27日
  9. ^ 和宇慶、ウォーズらが勝つ Boxing News(ボクシングニュース)2011年6月18日
  10. ^ 黒田、辛勝V1 Boxing News(ボクシングニュース)2011年8月16日
  11. ^ 黒田がドロー防衛 日本ライトフライ級 Boxing News(ボクシングニュース)2012年9月26日
  12. ^ 松本がデビュー8連勝 連続KOはストップ Boxing News(ボクシングニュース)2013年6月24日
  13. ^ 黒田、再起戦は負傷ドロー 三好は東郷に雪辱許す Boxing News(ボクシングニュース)2013年10月22日
  14. ^ 村中が黒田を10回TKO、初防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース)2014年4月10日
  15. ^ 古橋岳也 タイトル前哨戦に快勝、今野はランカー下す Boxing News(ボクシングニュース)2014年11月18日
  16. ^ 小國以載がドロー防衛、日本S・バンタム級戦 Boxing News(ボクシングニュース)2015年4月30日
  17. ^ 石本康隆が古橋岳也に競り勝つ、日本ランカー対決 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月7日
  18. ^ 三好喜美佳が新チャンピオン、OPBF女子SFe級 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月6日
  19. ^ 西田光OPBF初防衛失敗、三好喜美佳は3階級目獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年6月7日
  20. ^ 石本康隆が10回TKOでV2、下田昭文は2回KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月1日
  21. ^ 西田光が日本ミドル級王座統一、胡朋宏との激戦制す Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月1日
  22. ^ 日本ミドル級王者の西田光、無冠戦にTKO勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月22日
  23. ^ 竹迫司登が圧巻の初回TKO勝ち、日本ミドル級新王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年3月3日
  24. ^ 日本2位の永田大が快勝、古橋はランカー対決勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年7月12日
  25. ^ 望月直樹がランカー対決制す 定常はワンパンチKO Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月22日
  26. ^ ベトナム初のOPBF戦 古橋岳也がシルバー王座戴冠 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年12月10日
  27. ^ OPBF Title Fight Results 2018 OPBF 2018年12月31日
  28. ^ サムライファイトvol.2「日越外交関係樹立45周年記念事業」 READYFOR 2018年11月23日
  29. ^ 日・越 ボクシング・サッカー交流 in ホーチミン 開催! READYFOR 2018年11月23日
  30. ^ 杉田聖が市川大樹を返り討ち 富士市の興行 Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月20日
  31. ^ 佐川遼が阿部麗也に競り勝つ 日本フェザー級新王者 Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月13日
  32. ^ 古橋岳也は9回TKO勝ち 日本S・バンタム級新王者に 久我の強打に耐えて最後に劇的逆転 Boxing News(ボクシングニュース)2021年1月22日
  33. ^ 古橋岳也が充実の3回TKO 圧勝で日本S・バンタム級V1 Boxing News(ボクシングニュース)2021年8月2日
  34. ^ 8月の月間MVPは日本V7の吉野修一郎 敢闘賞はV1の古橋岳也 Boxing News(ボクシングニュース)2021年9月8日
  35. ^ 日本S・バンタム級は再び激闘 “逆転男”古橋岳也がドロー防衛 再起戦の黒田は敗れる Boxing News(ボクシングニュース)2022年1月25日
  36. ^ 井上拓真が大差判定でS・バンタム級2冠王者に、古橋岳也は奮闘及ばず日本王座陥落 Boxing News(ボクシングニュース)2022年6月7日
  37. ^ Inoue vs Furuhashi - News, Tape, Ringwalk, TV, Streaming & Tickets”. Box.Live. 2022年8月11日閲覧。
  38. ^ 古橋岳也が田村亮一を2-1判定で返り討ち 35歳対決制し日本S・バンタム級王座返り咲き Boxing News(ボクシングニュース)2022年12月26日
  39. ^ 日本S・バンタム級王者2度の古橋岳也が引退 Boxing News(ボクシングニュース)2023年1月20日
  40. ^ 古橋岳也が現役引退を発表 サンスポ2023年1月20日
  41. ^ 古橋岳也に10カウント BoxingMobileNews(ボクシングモバイルニュース)2023年4月27日
  42. ^ 川崎新田ボクシングジム「古橋岳也選手タイトルマッチ」ふろん太応援団長就任のお知らせ 川崎フロンターレ 2020年12月7日
  43. ^ 古橋岳也が初防衛に成功!花森成吾に3回TKO勝ち「ホッとしています」 スポニチ 2021年8月2日

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
久我勇作
第43代日本スーパーバンタム級王者

2021年1月22日 - 2022年6月7日

次王者
井上拓真
空位
前タイトル保持者
井上拓真
第45代日本スーパーバンタム級王者

2022年12月26日 - 2023年1月13日(返上)

空位
次タイトル獲得者
N/A