台中線(たいちゅうせん)は、台湾苗栗県竹南鎮竹南駅から台中駅を経て彰化県彰化市彰化駅に至る台湾鉄路管理局鉄道路線である。

台中線
台中線(山線)を走る普悠瑪自強号(TEMU2000型)
台中線(山線)を走る普悠瑪自強号TEMU2000型
基本情報
中華民国の旗 台湾
起点 竹南駅
終点 彰化駅
駅数 16駅
電報略号 ㄊㄓㄒ (ㄕㄢㄒ)
開業 1908年4月20日
所有者 台湾鉄路管理局
路線諸元
路線距離 85.5 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 交流25,000V・60Hz 架空電車線方式
路線図
TRA Taiwan Trunk Line (mountain).svg
縦貫線の中段で2つに分かれる路線のうち、内陸部にあるほうが台中線。
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台中線
各種表記
繁体字 臺中線
簡体字 台中线
拼音 Táizhōng xiàn
通用拼音 Táijhōng siàn
注音符号 ㄊㄞˊ ㄓㄨㄥ ㄒㄧㄢˋ
発音: タイジョンシェン
台湾語白話字 Tâi-tiong sòaⁿ
日本語読み: たいちゅうせん
英文 Taichung Line
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台湾鉄路管理局西部幹線の一部をなす。通称は山線。実際の運行形態は、縦貫線を参照。

歴史編集

縦貫線 (台湾鉄路管理局)#歴史」も参照

台中線は基隆駅 - 高雄駅間を結ぶ縦貫線の一部として建設された路線で、縦貫線の竹南駅 - 彰化駅間に相当する。

縦貫線は台湾を代表する幹線であったが、苗栗駅 - 豊原駅間の急勾配区間が輸送上のネックとなっていた。そこで、海沿いの平坦部に新線を建設し、内陸部を走る従来の路線と新線に列車を分散させて輸送力の増強を図ることになった。1922年、竹南駅 - 彰化駅間を海沿いに走る海岸線が開通する。これ以降、海岸線の通称「海線」に対して内陸部を抜ける従来のルートは通称「山線」と呼ばれることとなった。

戦前は海岸線が縦貫線のメインルートとして扱われ、急行列車を含めた長距離列車が海岸線経由で運行される一方、台中線を経由するのは比較的短距離を運行する列車であった。しかし、山線の路線改良(「旧山線」も参照)や電化が進められた現在では台中線が縦貫線のメインルートとしての扱いを受けており、対号列車の多くが台中線を経由して運行されている。

  • 1908年4月20日 - 縦貫線竹南駅 - 彰化駅間(台中駅経由、現在の台中線に相当する区間)が全通。同時に縦貫線も全線が完成する。
  • 1922年10月11日 - 海岸線(竹南駅 - 彰化駅間、大甲駅経由)全通。海岸線の完成に伴い、台中駅経由のルートは「山線」と通称されるようになる。
  • 1979年 - 台中線の全線電化完了。
  • 2016年

運行形態編集

  • 区間車
    • 苗栗市台中市彰化市を中心に往復。また、北部の区間車は苗栗発着が多く、中部の区間車は后里発着が多いため、苗栗と后里を結ぶ区間列車は1時間の基隆-嘉義の列車のみとなるのが基本である。。
    • 1日26本は成追線に乗り入れ台中線から海岸線直通運行。通霄-豊原の運行が主体である。
  • 西部幹線対号列車
    • 以前は高雄屏東発着だったが、現在は潮州・ - 七堵基隆間を運行。
    • 一部列車は瑞芳駅花蓮駅台東駅まで運行。
    • 1999年9月21日の地震では、山線が閉鎖され、山線のすべての列車が海線に迂回した。北行きの自強号は、まず台中駅に行って乗客を拾い、その後、成追線に引き返して海線経由で運行を続けた。この自強号は海線での営業停車駅は無かったが、莒光号と復興号は海線の後龍、大甲、沙鹿の3駅で客扱いを行った。
    • 2008年5月15日以降、復興号は定期列車で山線を走ることはなくなったが、2011年には春節と国慶節に山線で臨時列車が運行され、2015年には台湾ランタンフェスティバルの昼間に松山から新烏日まで復興号が臨時運行されるなど、山線でも臨時列車が随時運行されていた。
    • 2016年10月20日から2019年6月18日までの間、台中鉄道の豊原から大慶までの高架化工事完了に伴い、莒光号の定期列車(観光列車除く)は山線を走ることがなくなった。しかし、2019年6月19日、莒光号は再び山線を走るようにダイヤが変更された。
    • 同時に太魯閣号はドアのペダルと高架駅のホームの隙間でペダルが破損する可能性があるため、高架化後は海線経由に変更されて当路線を経由しなくなり、当路線の最速達自強号普悠瑪号となっている。
    • 主要停車駅は苗栗、豊原、台中であり、稀に后里、潭子、新烏日にも少しだけ停車する。

使用車両編集

過去の使用車両編集

駅一覧編集

  • の駅は廃止された駅である。
  • 背景色がである部分は現在施設が供用されていない、または完成していないことを示す。
  • 区間快車
○は全部停車 △は一部停車 │は通過
駅名 駅番号[2] 区間快 駅間
キロ
竹南
累計
キロ
基隆
累計
キロ[3]
等級[4] 接続路線・備考 所在地
日本語 繁体字中国語 英語
竹南駅 竹南車站 Zhunan 118 0.0 0.0 125.4 一等 縦貫線と接続。海岸線と分岐。 苗栗県 竹南鎮
尖山駅 尖山車站 Jianshan     2.9 128.3 廃止  
造橋駅 造橋車站 Zaoqiao 135 5.3 5.3 130.7 招呼   造橋郷
134
信号場
134公里
號誌站
134 Kiilometer
Signal Station
    8.6 134.0 廃止  
豊富駅 豐富車站 Fengfu 136 5.8 11.2 136.6 簡易 台湾高速鉄道苗栗駅乗換駅として2016年度に移設。

旧名北勢

後龍鎮
苗栗駅 苗栗車站 Miaoli 137 4.0 15.2 140.6 一等 苗栗鉄道公園所在地 苗栗市
南勢駅 南勢車站 Nanshi 138 6.7 21.8 147.2 招呼  
銅鑼駅 銅鑼車站 Tongluo 139 4.1 26.0 151.4 三等 旧名銅鑼湾駅 銅鑼郷
三義駅 三義車站 Sanyi 140 7.5 33.5 158.8 三等 旧名三叉河 三義郷
泰安駅 泰安車站 Tai'an 142 10.9 44.3 169.7 簡易   台中市 后里区
后里駅 后里車站 Houli 143 2.6 46.9 172.3 三等  
豊原北
信号場
豐原北
號誌站
Fengyuan North
Signal Station
    57.4 182.8 廃止   豊原区
豊原駅 豐原車站 Fengyuan 144 6.7 53.7 179.1 一等 旧名葫蘆墩東勢線(廃止)
栗林駅 栗林車站 Lilin 275 2.5 56.2 181.6 簡易 潭子区
潭子駅 潭子車站 Tanzi 145 2.5 58.7 184.1 三等 神岡線(廃止
頭家厝駅 頭家厝車站 Toujiacuo 276 1.9 60.6 186.0 簡易
松竹駅 松竹車站 Songzhu 277 1.7 62.3 187.7 簡易 台中捷運緑線(烏日文心北屯線) 北屯区
太原駅 太原車站 Taiyuan 225 1.5 63.8 189.2 簡易  
精武駅 精武車站 Jingwu 278 2.0 65.8 191.2 簡易 東区
台中駅 臺中車站 Taichung 146 2.1 67.9 193.3 特等 台中捷運藍線
台中捷運橘線
中区
老松町駅 老松町車站 Oimatsuchō     69.2 194.6 廃止   南区
五権駅 五權車站 Wuquan 279 2.0 69.9 195.3 簡易
大慶駅 大慶車站 Daqing 223 2.2 72.1 197.5 簡易 台中捷運:緑線(烏日文心北屯線線)
烏日駅 烏日車站 Wuri 147 2.9 75.1 200.5 簡易 烏日区
新烏日駅 新烏日車站 Xinwuri 280 0.8 75.9 201.3 二等 台湾高速鉄道:台中駅
台中捷運:緑線(烏日文心北屯線):高鉄台中駅
高鉄開通に伴い開業した乗り換え駅
学田駅 學田車站 Gakuden     76.9 202.3 廃止  
遊園地
前駅
遊園地前
車站
Yūenchi-mae     77.4 202.8 廃止  
成功駅 成功車站 Chenggong 148 2.7 78.4 203.8 三等 台中捷運:緑線(彰化延伸線)(計画中)
大肚渓北信号場 大肚溪北
號誌站
Dadu River North
Signal Station
    79.8 205.5 廃止 旧名南王田駅 大肚区
大肚渓南信号場 大肚溪南
號誌站
Dadu River South
Signal Station
  1.9 80.5 205.9 號誌 海岸線と分岐 彰化県 彰化市
金馬駅 金馬車站 Jinma 一等 台中捷運:緑線(彰化延伸線)(計画中)
彰化駅 彰化車站 Changhua 149 5.0 85.5 210.9 一等 縦貫線と接続

関連項目編集

出典編集

  1. ^ (繁体字中国語)聯合報 (2018年10月26日). “台鐵台中新5站周日啟用 紀念票吸排隊潮”. https://udn.com/news/story/7325/3444246 2018年10月27日閲覧。 
  2. ^ 台湾鉄路管理局. “車站基本資料集”. 2018年10月25日閲覧。
  3. ^ (繁体字中国語)台湾鉄路管理局. “各站營業里程 西部幹線”. 2018年10月27日閲覧。
  4. ^ (繁体字中国語)台湾鉄路管理局. “各等級鐵路車站基本設施”. 2018年10月26日閲覧。

参考文献編集

  • 『植民地の鉄道』、高 成鳳、日本経済評論社、2006年

外部リンク編集