叶井俊太郎
叶井 俊太郎(かない しゅんたろう、1967年9月18日 - )は、日本の映画関連企業「トランスフォーマー」のプロデューサー、コラムニスト。東京都出身。妻は漫画家倉田真由美。
経歴編集
東京都立園芸高等学校卒業。放送関係の専門学校のラジオ放送科を経て、ハワイに留学、卒業。
ハワイから帰国後の1990年、知人の紹介でラジオ局にADとして入社。タイアップ試写会を担当したのがきっかけで映画配給会社の存在を知り映画業界への転職を志す。
1991年、洋画配給会社ニューセレクトに入社。1994年、グループ会社のアルバトロス株式会社に異動、バイヤー兼宣伝担当となる。(詳細は下記外部リンク鮮眼流仕事道の紹介ページを参照)
同社在職中は、大手配給会社が見向きもしないエログロ変態映画から恋愛映画まで(いわゆるB級C級映画)幅広いジャンルの映画を買い付け、宣伝した。
買い付けた『アメリ』(2001年公開)が興行収入16億円の大ヒット。その後、アルバトロスを退社。
2004年、ファントム・フィルムを設立し代表取締役社長に就任するものの、翌年の2005年には同社を退社。大橋孝史とともにトルネード・フィルム(資本金1000万円、東京都渋谷区渋谷2-9-10)を設立し代表取締役社長に就任[1]。だが、2008年、大赤字となり社長から取締役に降格。
『いかレスラー』『ヅラ刑事』や『日本以外全部沈没』など、河崎実監督作品を多数、企画、プロデュースを行っている。
私生活では離婚歴3回。2009年9月、漫画家の倉田真由美と結婚[2]。前妻から倉田の分を含め計2000万円の損害賠償訴訟を起こされた[3]。
2010年4月1日、トルネード・フィルムは東京地方裁判所に破産申請[1]。負債総額3億円。同月7日に破産手続き開始決定を受けた。
2018年6月、映画配給会社「レスペ」が映画事業から撤退したため解雇[4]された。以後はフリーとなり、web連載を持っている株式会社サイゾーに机を置いているが、現在はオカルト系ウェブサイトTOCANAで洋画配給の仕事を再開している。
担当した主な作品編集
映画編集
- 『八仙飯店之人肉饅頭』 配給
- 『ネクロマンティック』1995年 配給
- 『キラーコンドーム』 1998年 配給
- 『アメリ』 2001年 配給
- 『えびボクサー』 2002年 配給
- 『いかレスラー』 2004年 企画
- 『痴漢男』 2005年 製作
- 『ヅラ刑事』2006年 企画
- 『日本以外全部沈没』2006年 企画
- 『工場萌えな日々』シリーズ 2006年~ 企画
- 『ルネッサンス』2007年 配給
- 『BOYS LOVE劇場版』2007年 宣伝プロデュース
- 『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』2008年 製作
ウェブテレビ編集
- ネットで噂のヤバイニュース超真相(2019年‐2020年)
コラム連載雑誌編集
著書編集
脚注編集
- ^ a b くらたまの夫が代表を務める映画配給会社、負債3億円で倒産オリコン、2010-04-05
- ^ くらたま夫妻、入籍後初の2ショットで登場オリコン、2009.10.25
- ^ 「くらたま」文春報道に激怒 「略奪婚は事実無根だ!」J-Cast, 2010年05月27日
- ^ “『アメリ』以来の手ごたえ! パリ人肉事件の加害者を追った映画『カニバ』を手掛けることになった一部始終”. www.cyzowoman.com (2019年7月1日). 2019年7月4日閲覧。