吉礼駅

日本の和歌山県和歌山市にある和歌山電鐵の駅

吉礼駅(きれえき)は、和歌山県和歌山市吉礼にある和歌山電鐵貴志川線駅番号08

吉礼駅
駅前(2008年7月)
(ホーム奥にある建物は湯川繊維)
きれ
KIRE
07 岡崎前 (1.0 km)
(1.6 km) 伊太祈曽 09
地図
所在地 和歌山県和歌山市吉礼
北緯34度12分12.29秒 東経135度14分9.54秒 / 北緯34.2034139度 東経135.2359833度 / 34.2034139; 135.2359833座標: 北緯34度12分12.29秒 東経135度14分9.54秒 / 北緯34.2034139度 東経135.2359833度 / 34.2034139; 135.2359833
駅番号 08
所属事業者 和歌山電鐵
所属路線 貴志川線
キロ程 6.4 km(和歌山起点)
電報略号 キレ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
268人/日
-2020年-
開業年月日 1916年大正5年)2月15日
備考 無人駅
テンプレートを表示

古くからの集落にあり利用客が多い駅である。

歴史 編集

  • 1916年大正5年)2月15日:山東軽便鉄道の駅として開業。
  • 1929年昭和4年)11月:社名変更により山東鉄道の駅となる。
  • 1931年(昭和6年)4月28日:社名変更により和歌山鉄道の駅となる。
  • 1957年(昭和32年)11月1日:和歌山電気軌道との合併により同社鉄道線の駅となる。
  • 1961年(昭和36年)11月1日:南海電気鉄道との合併により同社貴志川線の駅となる。
  • 1998年平成10年)3月:駅舎を撤去。
  • 2006年(平成18年)4月1日:和歌山電鐵への継承により同社貴志川線の駅となる。

駅構造 編集

 
駅全景(ホーム側より)

単式ホーム1面1線をもち列車同士の行き違いができない地上駅である。この駅の駅舎は1998年(平成10年)に撤去され、設備としてはホームとその上の上屋、そして独立したトイレ(男女共用の汲取式)があるのみである。ホームと外との連絡はホームの端にあるスロープによる。駅舎の跡地は駐輪スペースとなっている。

無人駅で、自動券売機自動改札機などは設置されておらず、スルッとKANSAI対応のカードも使用できない。ただし、前述のとおりこの駅は利用者が多いので朝夕のラッシュ時などにはワンマン列車に運転手のほかに、この駅で集札業務をするための要員が和歌山駅からこの吉礼駅まで乗車する。

貴志川線の駅では唯一、ホーム側に看板型駅名標が存在しない。かつては存在したが、現在は白く塗りつぶされた遺構のみが残存している。

利用状況 編集

2020年(令和2年)度の調査結果では、1日平均乗降人員268人である。

各年度の1日平均乗降人員は下記の通り[1]

年度 1日平均
乗降人員
1980年 586
1985年 555
1990年 613
1995年 655
2000年 715
2001年 675
2002年 569
2003年 544
2004年 518
2005年 502
2006年 706
2007年 708
2008年 616
2009年 603
2010年 600
2011年 596
2012年 592
2013年 625
2014年 625
2015年 476
2016年 452
2017年 446
2018年 430
2019年 410
2020年 268
2021年 273

駅周辺 編集

この駅の北側には古くからの吉礼集落が広がっており駅前には商店などもある。またこの駅の南側を東西に流れる和田川を橋で渡った対岸には菖蒲丘団地がありここの住民にも当駅の利用者は多い。当駅の南側の低い山の上には和歌山信愛女子短期大学があるが同大学へは1つ隣(和歌山方面)の岡崎前駅から行くほうが便利である。

付記事項

備考 編集

和歌山軌道線廃止以降、同線の譲渡まで南海最南端の駅であった。また、当時存在した3・3・SUNフリーきっぷでは、近鉄の賢島駅よりも南にあり、同フリーきっぷで乗降可能な最南端(なおかつ関西大手私鉄の最南端)の鉄道駅であった。

隣の駅 編集

和歌山電鐵
貴志川線
岡崎前駅 (07) - 吉礼駅 (08) - 伊太祈曽駅 (09)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注 編集

  1. ^ 令和3年度和歌山県公共交通機関等資料集 (PDF)
  2. ^ マツゲン吉礼駅前店閉店のお知らせ”. 松源. 2023年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集