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同時録音 (どうじろくおん) は主に、映像と音声を同時に収録することを指す。俗称「同録」。音楽の収録では、全パートを同時に録音するいわゆる「一発録り」を指すこともある。特にボーカルはマルチトラックレコーダを用いてバックを収録した後別に収録することが多いので特別扱いされる。この項目では映像の記録に関して説明する。

概説編集

同時録音は、主に映画撮影の現場で使用され、時に「シンクロ」と呼ばれることもある。音を録らない場合を表す用語「サイレント」の対義語として使われる。もともと映画はサイレントから始まっており、それと区別するために使用されるようになったのである。現在では、ほとんどの作品が同時録音で製作されるため、撮影後の映画の仕上げのことを考慮したうえで、その同時録音が必要でない場合に「サイレント」と明言することで注意をうながすことが多い。反対に、普段あまり同時録音をしないCMなどでは、同時録音の撮影時、ごくまれにスタッフなどが携帯電話を切り忘れたりするのを防ぐために「同録です」と言ったりもする。

同時録音用レコーダー編集

同時録音に使用するレコーダーには、シンクロ精度(映像と音声が同時に流れること)の高さが要求されるため、映画の同時録音が始まった頃は、映像のフィルムと同じ幅と長さを持つ光学フィルムに記録したり、ごく最近までは、一定の速度を保てるナグラクデルスキー社製の6mmオープンリール式レコーダーのNAGRAなどが活躍した。

現在では、DATHDD(HDDレコーダー)などのデジタルレコーダーが使用されることが多い。DATレコーダーではFOSTEXPD-4、HDDでは、NAGRA-VSound Devices社のHDDレコーダーなどを現場でよく目にすることができる。

関連項目編集