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名古屋市交通局3050形電車(なごやしこうつうきょく3050けいでんしゃ)は、1993年平成5年)に登場した名古屋市交通局名古屋市営地下鉄鶴舞線用の通勤形電車である。

名古屋市交通局3050形電車
鶴舞線3050形電車.jpg
基本情報
製造所 日本車輌製造
主要諸元
編成 6両(3M3T)
軌間 1,067(狭軌)
電気方式 直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度 100km/h
名鉄線急行運用時110km/h
鶴舞線75km/h
起動加速度 3.0km/h/s
減速度(常用) 3.5km/h/s
減速度(非常) 4.0km/h/s
車両定員 制御電動車138人
自重 制御電動車36t
最大寸法
(長・幅・高)
20,000×2,746×4,090
台車 ボルスタレス空気バネ台車 日車ND-721・ND-721T[1]
主電動機 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 170kw×4(3150,3350,3750形)
駆動方式 WNドライブ
歯車比 1:6.19
編成出力 2040kw(第9編成を除く)
制御装置 VVVFインバータ制御
制動装置 回生ブレーキ併用
電気指令式空気ブレーキ(耐雪ブレーキ)
保安装置 CS-ATC
M形ATS
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名古屋鉄道との直通運転にも使用されている。

目次

車両概要編集

鶴舞線全線開業と名鉄犬山線への相互直通運転開始時から営業運転を開始した1993年平成5年)から1994年(平成6年)にかけて6両編成9本・4両1本(58両)が日本車輌製造で製造された。

6両編成化を行うための鶴舞線全線開業と名鉄犬山線への相互直通運転開始に合わせる目的で、1993年平成5年)から1994年(平成6年)にかけて6両編成9本・4両1本(58両)が日本車輌製造で製造された。

車体や走行機器は桜通線6000形をベースとして前頭形状を3000形に似せてあるが、真直の仕方や灯具の配列などが異なる。鶴舞線の車両としては初めて客用ドア部分にも青色の帯が配された。マスコンは同時期の名古屋市営地下鉄の車両と同様に横軸ツーハンドル式である。座席はバケットタイプだが、モケットの色は3000形と同様、青色の濃淡で着席区分を表す。また、運転台も一般的な左側配置とした(桜通線6000形は右側配置)と同時に乗り入れ先の名鉄に合わせて高運転台となっている。冷房装置は3000形と同様、1両当たり4基搭載となっている。

本形式のうち、3159編成は3000形2両を中間に組み込んでおり、形式によってシステムが大きく異なるため、2形式間の変換装置が搭載されている関係で、運転台右上には3000形2両の走行機器に関連する表示灯が追加設置されている。

市営交通資料センターでは、本形式の運転台での鉄道運転シミュレーションが体験できる。

計画の変更編集

本形式は3000形の置き換えのため、増備が再開される予定であったが、東山線5000形の置き換えも行う必要があり、2007年(平成19年)度は予算の制約上、東山線N1000形の導入が優先された。ただし、予定は2011年(平成23年)度に延期されると同時に本形式の増備からN3000形の導入へと変更された。なお、3159編成の今後については未定である。

編成編集

の網掛は3000形

形式
← 豊田市・赤池
上小田井・犬山 →
製造年
3150
(Mc)
3250
(T)
3350
(M)
3450
(T)
3750
(M)
3850
(Tc)
車両番号 3151 3251 3351 3451 3751 3851 1993年
3158 3258 3358 3458 3758 3858
3160 3260 3360 3460 3760 3860 1994年
形式
← 豊田市・赤池
上小田井・犬山 →
製造年
3150
(Mc)
3250
(T)
3700
(M)
3800A
(M)
3750
(M)
3850
(Tc)
車両番号 3159 3259 3706 3806 3759 3859 1993年

改造編集

省令対応改造

2007年から2008年にかけて全編成に省令対応改造が行われた。

弱電機器更新

2016年頃より、以下の内容で弱電機器更新が順次行われている。

  • 自動放送装置と行先設定器の更新
    2016年に全編成の自動放送装置と行先設定器が更新された。ただし、先に用途廃止された列選の設定器は残置されている。
  • 無線装置と放送装置の更新
    2018年1月からは9編成58両の放送装置と無線装置が更新される予定。
  • 車内案内表示器の更新
    2019年2月からは一部編成において車内案内表示器が更新されている。
主要電気機器更新

本形式についても1次車の製造から既に約26年が経過し、後に導入されたN3000形と比較すると主要電気機器の経年劣化が目立ってきたため、2019年12月から主要電気機器更新が行われる予定。

運用編集

営業区間
急行運転
  • 名鉄犬山線の線路容量の関係で、2005年1月29日のダイヤ改正から3000形と共に初めての急行運転を開始した。また、2007年6月30日のダイヤ改正では岩倉行きの急行を新設(普通から急行に格上げ)。その後、2011年3月26日のダイヤ改正では犬山線内で急行となる列車がさらに増発され、犬山行き3本、岩倉行き2本となった。現在は全て鶴舞線の車両(本形式・3000形・N3000形)での運行である。
    • 2008年12月27日のダイヤ改正から急行は扶桑駅にも停車することになり、名鉄線内での急行運転時において2016年頃までは自動放送装置と車内案内表示器の使用を停止し、車掌が肉声で案内していたが、弱電機器更新後は普通列車として運行される時と同じく自動放送装置と車内案内表示器が使用されるようになった。
    • 方向幕には急行の表示があるが、名鉄車にある準急の表示はなく、名鉄各務原線(名鉄犬山線新鵜沼駅を含む)や名鉄広見線の駅名は入っていない。
  • 以前にも名鉄犬山線内では名古屋市交通局所属車両(地下鉄車)による一部駅通過列車が存在したが、列車種別上は普通特別通過扱いであり、1999年のダイヤ改正までは朝ラッシュ時に徳重駅(現・徳重・名古屋芸大駅)大山寺駅を通過扱いとする運用だったため、停車駅としては現在の準急に相当する直通列車の設定があった。
団体専用列車
  • 1993年から2009年にかけて団体専用列車として桜通線に3回入線した。いずれも定期列車ではないため、方向幕の表示は団体または回送であった。
    • 1993年に鶴舞線と名鉄犬山線との相互直通運転開始記念の一環として落成直後の3151編成が団体専用列車として入線した。
    • 2007年3月18日に行われた日進工場での工場公開イベントの際、3152編成が桜通線今池駅から丸の内駅にある連絡線を経由して日進工場に向かう団体専用列車(ハッチーキッズクラブ会員限定)に使用された。
    • 2009年9月20日に桜通線20周年記念の一環として3151編成が赤池駅から丸の内駅にある連絡線を経由して今池駅に至るミステリートレインに使用された。3151編成の入線は2度目。
その他
  • 本形式は鶴舞線の他の車両と共通で運用されている。運行は列車前面に2桁で表示された「運用記号」で管理されており、地下鉄車が00~30番台、名鉄車が50・60番台を使用している。ただし、運行距離調整のための代走時は相手方の番号を利用する。なお、前述の通り急行運転は5本とも地下鉄車で運用され、代走時を除き、名鉄車で運行される事はない。
  • 車内案内表示器英語表示は地下鉄線内では半角であるが、名鉄線内では全角となっている。

脚注編集

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  1. ^ 鶴舞線で運用される車両で、唯一日車製の台車を採用している(本形式以外は名鉄100系を含め、全て住友金属工業(現・日本製鉄)製)。

関連項目編集

外部リンク編集