メインメニューを開く

名車再生!クラシックカー・ディーラーズ

名車再生!クラシックカー・ディーラーズは、CS放送ディスカバリーチャンネルで放送されているバラエティ番組。シーズン12まではイギリスのAttaboy制作、シーズン13以降はDiscovery Studios英語版の制作で、本国での番組名は『Wheeler Dealers[1]』。後述の通り、日本でも(順番の前後はあったものの)2016年からはインターネットテレビ「AbemaTV」でも無料配信されている[2]

名車再生!クラシックカー・ディーラーズ
ジャンル バラエティ
出演者 マイク・ブルーワーアント・アンステッド(シーズン14以降)、エド・チャイナ(シーズン13まで)
オープニング The Wideboys / Balaclava
制作 Attaboy TV (UK、シーズン12まで)、Discovery Studios英語版(シーズン13以降)
放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 2003年7月 - (本国)
放送時間 月曜 22:00 - 23:00
放送分 60分
テンプレートを表示

本稿では本作のスピンオフ的作品である『名車再生!マイクのワールドツアー』ならびに『名車再生!あの車は今』についても述べる。

概要編集

  • ディーラー役であるマイク・ブルーワーが購入した中古車をメカニック役であるエド・チャイナやアント・アンステッドが修理(レストア)し、転売する過程をドキュメント調に描く。邦題ではクラシックカーという言葉が用いられているが、対象とする車は1950年代のものから2000年代のものまで幅広い。
  • 番組の構成はほぼ固定化されており、マイクの中古車購入(試乗含む)→エド又はアントへのお披露目→エド又はアントによるレストア→完成車両の試乗→マイクによる転売、である。
  • 放送開始から第6シーズン終了までは1つのエピソードを30分番組2回ずつで構成していたが、第7シーズン以降は1時間番組に変更された。
  • 本国では第6シーズン以降、1つのシーズンを春と秋の2部に分けて放送している。
  • 第12シーズン前半では新たに米国のカリフォルニア州に作業拠点を設置し、車両の調達とレストアを主に米国内で行った。同シーズン後半で再び拠点は英国内に戻ったものの、第13シーズン以降は前述の米国・カリフォルニア州へと拠点を本格的に移している。

特徴編集

  • このような古い車のレストア番組は欧米で多く作られているが、その多くが登場人物の対立などを多く描くリアリティ番組と呼ばれる形式なのに対し、本番組は古くなった車を自分で修理や改造、改良する事を前提とし、レストア作業の内容を細かく描写することに主眼を置いている。
  • 車の購入販売交渉やパーツの調達、外注修理の発注などはマイクが担当し、修理や改造部分はエド又はアントが担当する(塗装の傷埋めなど簡単な修復についてはマイクが行うこともある)。役割分担は明確に分かれており、二人の車に関する様々な知識や解説もみどころである。運転、改造、修理、パーツ調達や車の楽しみ方のそれぞれの分野を幅広くとりあげている。
  • レストア以外にも現在の環境基準に適合する改良(主に排ガスや有鉛ガソリン仕様を無鉛ガソリン仕様へ変更)や外装のカスタマイズパーツの変更やカスタムペイント、世界の車を扱うためイギリス国内仕様への変更(主に進行方向に合わせたライトの光軸の変更)なども行う。扱う車が抱えている弱点を改善する。(排気効率の見直しや点火ポイント変更や対策品の交換など)番組が開始された時代から現代までの間に変化した技法も紹介。作業方法や進化してゆくマテリアル類の性質や種類や使用方法や作成方法も解説する。同じ車メーカー内の共通するパーツの流用や年式の違う車からのパーツ流用でバージョンアップするなどありとあらゆる車の改造テーマが盛り込まれている。
  • 車を調達した後にマイクとエド又はアントの話し合いで作業の方向性を決める。マイクが車を試乗した時に感じた不具合をエド又はアントに伝えて点検を行う。安価で簡単な作業で済む場合もあるが、車の保存状態や経年劣化、既に生産終了でパーツが入手困難となり高額出費になってしまう大修理になる場合も多く、話し合いでもめることも度々ある。決められた予算内で修理をすることになっているが、修理中に故障している箇所が新たに見つかり、予算オーバーとなる場合もたびたびある。かけた経費ぎりぎりあるいは以下でしか転売できず、赤字になってしまうことも数回あった。いかにして経費を抑え、高値で売って利益を出すか、二人のこれまでの経験と勘とアイディアでいかにしてピンチを乗り切るかが番組の見所である。
  • 古い車を扱うにあたってオリジナルの状態をいかに復元していくかが見所ではあるが、既に交換パーツの生産・販売が終了していることが度々あり、イギリス国内のほかヨーロッパ各国にいる車のパーツの代用品や加工に精通しているメーカーや職人に相談して対策している。最新の技術と昔から変わらない技術の作業で古い車のパーツ製作や加工がおこなわれているのか、マイクとエドが工場に訪れて紹介している。番組の人気とともに作業環境も進化していき初期の頃は町の工場のような場所から現在は修理に必要な工具などはほぼ揃えてある。排気マフラーやエキゾーストマニホールドも材料を購入すれば制作できるようになった。
  • アメリカ車を取り扱う場合、在庫が豊富でありしかも安価との理由で、マイクが渡米して車両本体やカスタムパーツ、イギリスでは入手困難なジャンクパーツの買い付けを行うことがある[3]。これまでマイクがアメリカで車両買い付けしてレストアをイギリス国内でエドが作業して転売する回があったがシーズン12からマイクとエドがアメリカに作業拠点を移している。アメリカとの車文化の違いなどをイギリス人の目線から解説する。
  • レストアが完了した時点で車両の購入代金・補修部品費・外注費(場合によってはこれらに追加して輸送費や渡航費)からなる総費用が提示されるが、この中にはキャストの人件費は含まれない。11/12回目のフォード・カプリで初の赤字が発生しその後も何度か赤字になったが、放送回を重ねるにつれて無くなっていった。
  • DIYの啓蒙といった体裁をとっており、作業中のエドが「ご自分で作業すれば○○ポンドの節約になります」というフレーズを多用する。初心者やサンデーメカニックの視聴者が修理に手をつけても途中で投げ出さずコツコツと忍耐強く作業することで修理代を抑えることができることを言っている。自宅に作業するガレージがない人もレンタルガレージを使用したり工具をレンタルできることもアドバイスしている。修理やパーツ、ケミカル類の交換で出た廃棄物の処理の方法なども解説している。パーツ交換のコツや方法、テクニックも解説する。
  • 修理を終えた車は修理箇所のチェックのためマイクとエド又はアントで試乗する。一般道の他、クローズドコース(サーキットや私有地やクロスカントリーコース)など一般道ではチェックしにくい高速スピードでの不具合がないか試される。また修理した車にちなんだ場所で映画やテレビドラマなどのロケ地やメーカーの生産拠点の工場へ出向き、車が活躍していた当時の気分を味わう。人気の車のオーナーズクラブのメンバーや車を生産した技術者との交流も行われる。
  • 番組で取り上げた車は中古販売される。インターネットに広告を掲載して一般の人に直接マイクが販売する。インターネットの普及でヨーロッパ各国からの問い合わせが多く、わざわざ作業場まで足を運んでくる人も多い。また、代理人を通して日本に販売されたこともあり(フォルクスワーゲン・タイプ181)、希少な車種や熱狂的なファンの多い車も多く、ファンが集まるクラブミーティングの会場で直接声かけして売ることもある。場合によっては元の売主が買い戻したり、メルセデス・ベンツ 500SEC の回のように改造パーツ提供者に販売することもある。113回でレストアしたBMW・イセッタはBMWのイギリス法人が広報車として、166回でレストアしたホンダ・シビックCVCCはホンダのアメリカ法人が展示車としてそれぞれ買い取っているなど、メーカーが購入することもある。元のオーナーが買い戻すケースもある。

出演者編集

1964年8月28日、ロンドン生まれ。シェフィールドにある中古車専門店「Mike Brewer Motors」のオーナーで、取り扱う車の購入・転売・部品の調達を担当する。
シーズンが進むにつれ、たまに塗装の修復、外装のドレスアップなども担当するようになり、作業場にはマイク専用の工具箱が置かれるようになった。
1971年5月9日生まれ。ロンドン・サウスバンク大学で工業デザインを学ぶ。番組内ではメカニック担当であり、高度な技能や設備を必要とする作業以外はほぼ自らの手で修理する。「最も速く走る家具」のギネス記録保持者(時速148kmで走行するソファ)でもある。身長201cm(6ft 7in)の長身。“Grease Junkie”と称するガレージとショップを経営しており、通信販売も行っている[4]。第13シーズンの出演を最後にこの番組を去ると発表した[5]。エドによれば、第13シーズンから実際の番組制作を担当することになったベロシティ・チャンネル(ディスカバリーチャンネル傘下)が「作業場のシーンを減らせ」等番組スタイルの変更を要求し、話し合ったものの合意に至らなかったため降板に至ったという[5]
1979年3月、デボン州プリマス生まれ。英国の放送局チャンネル4の番組『For the Love of Cars』にも出演するメカニック、カーデザイナー、カービルダー。第14シーズンから出演している[6]
  • ポール・ブラックリー Paul Brackley
不定期に出演するアシスタントであり、自走できない車両をトランスポーターで搬送する際の運転を担当したり、重量物やエド一人では行えない作業が発生したときに登場する。本番組のテクニカルアドバイザーでもある。
  • フィル・モートン Phil Morton
*不定期に出演するアシスタント。ポールが出演しない回、かつエドが一人で行えない作業がある際にサポートする。出演する回は少なく、車の運転などはせずエドのサポートのみを行う。登場するとエンディングテロップでもテクニカルアドバイザーがポールではなくフィルが記載される。
基本的にポールとフィルは上記通りどちらかしか出演はしないが、二人が共演した回として、メッサーシュミット・KR200(KR200が積まれたバンの後方から車を降ろす役割)とシトロエンHYバン(完成後のテストドライブのシーンで車内販売の店員に扮する)がある。
なお第13シーズンのエドの降板と同時に、理由は不明だがポールとフィルの出演もなくなった。
アントはアシスタントを置かずひとりで作業しているため、人手がいる際は必要に応じてマイクが手伝っている。

放送リスト編集

名車再生!あの車は今編集

  • 本国での番組タイトルは"Wheeler Dealers Revisited"であり、2010年に放送された。日本での放送は2015年4月〜5月。
  • エドとマイクがかつて手がけた車を振り返り、さらに現在の持ち主を訪ねていく。
  • 取り上げられた車は放送順にジープ・CJ7、アルファロメオ・スパイダー、ポルシェ・911タルガ、BMW・635CSi、マツダ・MX-5の5台である。

脚注編集

  1. ^ Wheelerは英語で車輪という意味があり、これをDealerと組み合わせることで「車のディーラー」となるが、同時に英語の成句として“Wheeler-Dealer”で「策士」「やり手」という意味がある。
  2. ^ 1時間番組となった第7シーズンから第13シーズンまでを配信している。前述の第7シーズンと第8シーズンは全ての回を配信、第9~13シーズンは総集編(ただし、第12シーズン後半の総集編「Best of UK」は配信)と特別回(エド大活躍トップ10)、そして一部の回を除き配信している。また、AbemaTVのオリジナル企画(視聴回数の高かった回や、日本車を扱った回のみ選出した総集編など)も配信されている。なお、エドが降板しアントに交代した第14シーズン以降については配信されていない(2019年現在)。
  3. ^ 頻度は低いが、ヨーロッパ各国(フランス、イタリア、ドイツ、ポーランドなど)に買い付けに赴くこともある。
  4. ^ 番組中でエドが使用しているオレンジ色のニトリル長手袋はこのショップのオリジナル商品である。他にもゴーグルやTシャツ、マグカップなどが販売されている。
  5. ^ a b Edd China quits Wheeler Dealers.. - Grease Junkie / Edd China on leaving Wheeler Dealers - YouTube
  6. ^ DISCOVERY ANNOUNCES THAT ANT ANSTEAD WILL JOIN MIKE BREWER AS THE NEW CO-HOST AND LEAD MECHANIC FOR SEASON 14 OF WHEELER DEALERS: EDD CHINA DEPARTS AFTER 13 SEASONS - Discovery Networks International

関連項目編集

外部リンク編集