呉新聞(くれしんぶん)は、かつて日本広島県呉市に存在した新聞である。

概要 編集

中国新聞系列であり、呉市と大日本帝国海軍呉鎮守府を対象に発行された。十五年戦争に伴う新聞統制で、1941年9月1日芸備日日新聞と統合。軍都である呉市の治安維持のため、一県一紙政策の例外として中国新聞と共に存続が許された[1]

太平洋戦争末期の1945年7月1日、発行元の呉新聞社は空襲により焼失した。同年8月1日より、呉新聞は中国新聞社から発行されるようになった。

1947年11月15日、休眠状態の呉新聞社が中国新聞社に合併されたが、呉新聞はその後も中国新聞とは別個に発行された。

1948年11月3日、呉新聞は中国新聞と統合し、完全に消滅した。

出典 編集

  1. ^ 『中国新聞八十年史』143ページ

参考文献 編集