和久津晶

日本の女性プロ雀士

和久津 晶(わくつ あきら、1978年2月17日 - )は、競技麻雀プロ雀士日本プロ麻雀連盟所属[1]Mリーグでは2020-21シーズンまでセガサミーフェニックスに所属していた[2]。愛称は「超攻撃型麻雀アマゾネス」[1]東京都出身[1]。現在、同団体の段位は七段[3]

和久津 晶
2020年撮影
基本情報
出身地 東京都
生年月日 (1978-02-17) 1978年2月17日(46歳)
プロ入会 2007年
所属団体 日本プロ麻雀連盟
Mリーグ
ドラフト 2019年/全体5番目
2019-2021 セガサミーフェニックス
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和久津晶と高宮まりが池袋に「MALUTA CAFE」をオープン[4]

麻雀最強戦2023 打倒最強位決戦優勝[5]

略歴 編集

日本プロ麻雀連盟の23期生として2007年にプロ入り。

2011年にプロクイーン決定戦で初優勝。

2012年に行われた第7期女流桜花決定戦では、120pt以上あった首位魚谷とのポイント差を一時ひっくり返すも、再び捲り返され準優勝。

翌年の第8期女流桜花決定戦では最終戦オーラスを迎えた時点でトータルトップに立ちながら吾妻さおりに捲られ2年連続の準優勝。

続く第9期女流桜花決定戦にも出場するも3位となり、女流桜花獲得には至らなかった。

2014年の第23期麻雀マスターズでは最終戦オーラスで一旦トップに立つも、西島一彦に満貫ツモ条件を満たされ逆転を許しG1タイトル獲得はならなかった。 同年に行われた第12期プロクイーン決定戦では最終半荘でトータルトップだった茅森早香を捲り、2回目のプロクイーン決定戦優勝を果たした。

2015年の第32期鳳凰戦後期B1リーグにおいて首位でA2リーグに昇級[6]すると第33期鳳凰戦A2リーグは初挑戦ながら持ち前の爆発力で昇級争いを繰り広げ、最終節の上位4名による戦いでは過去2度鳳凰位に輝いている荒正義との昇級争いを制しA1リーグへの昇級を決め、浦田和子以来2人目の女性A1リーガーとなった。第34期鳳凰戦から3年間A1リーグに出場し続けたが、2020年の第37期鳳凰戦からは再びA2リーグに出場となったが、2023年には再びA1リーグに昇格した。

2019年に放送された第17回女流モンド杯では、予選・準決勝をトータル4位で通過し決勝進出。1回戦目(座り順東家から和泉、宮内、石井、和久津)では放銃が相次ぎ-52ポイントで4位となった。2回戦目(座り順変わらず)では1回戦目と異なりアガりが多く見られ、東場終了時点で5万点を超える大きなトップとなり南入。南場でもアガりを重ね、1回戦目トップの宮内を捲りオーラスの親番へ。最後は全員ノーテンで悲願の初優勝となった。

なお、1回戦目トップの宮内がラスに、2着の和泉が3着に、3位の石井が2着になったため総合優勝の和久津が+28ポイント、2位の宮内が+5ポイント、3位の和泉が-9ポイント、4位の石井が-14ポイントと女流モンド杯屈指の大接戦となった。

2019年Mリーグ2019ドラフト会議にて、セガサミーフェニックスに指名される。

2021年Mリーグ2020-21をもって、セガサミーフェニックスと契約満了になり、退団する形になった。

2023年6月より開催されるMトーナメント2023に出場する[7]

人物 編集

好きなタイプは清潔、サディストで、好きな芸能人は大沢たかお[8]

主な成績 編集

  • プロクイーン決定戦 優勝 (第9期・第12期)

Mリーグ成績 編集

レギュラーシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着 参照
Pt 順位 平均 順位 順位
2019-20 セガサミーフェニックス 15 ▲130.0 19/29 ▲8.7 49,000 22/29 0.6000 27T/29 53.3% 26.7% 2.60 4 0 4 0 1 0 6 [9]
2020-21 セガサミーフェニックス 19 ▲280.9 28/30 ▲14.8 58,800 15/30 0.5789 29/30 31.6% 21.1% 2.89 4 0 2 0 5 0 8 [10]
通算 34 ▲410.9 ▲12.1 58,800 58.8% 41.2% 23.5% 2.76 8 0 6 0 6 0 14
  • 個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
  • 着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
ポストシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着
Pt 平均
セミファイナルシリーズ
2019-20 セガサミーフェニックス 3 ▲41.7 ▲13.9 33,300 66.7% 33.3% 0% 3.00 0 0 1 0 1 0 1
セミファイナル通算 3 ▲41.7 ▲13.9 33,300 66.7% 33.3% 0% 3.00 0 0 1 0 1 0 1
ファイナルシリーズ
2019-20 セガサミーフェニックス 1 54.2 54.2 34,200 100% 100% 100% 1.00 1 0 0 0 0 0 0
ファイナル通算 1 54.2 54.2 34,200 100% 100% 100% 1.00 1 0 0 0 0 0 0
ポストシーズン通算 4 12.5 3.1 34,200 75.0% 50.0% 25.0% 2.50 1 0 1 0 1 0 1

作品 編集

一般DVD 編集

  • 麻雀プロリーグ 至高の一局(2015年12月2日、AMGエンタテイメント)- 解説

出演 編集

オリジナルビデオ 編集

  • むこうぶち16 高レート裏麻雀列伝 無邪気(2019年1月25日、GPミュージアム)監督:片岡修二[11]

テレビ 編集

  • 女流モンド杯(MONDO TV)

脚注 編集

  1. ^ a b c 近代麻雀4月号特別付録 麻雀プロ全選手名鑑2019 p4
  2. ^ 2019シーズンドラフト会議開催 8人が指名・交渉へ/麻雀・Mリーグ”. ABEMA麻雀TIMES (2019年7月9日). 2019年7月10日閲覧。
  3. ^ 和久津晶 - 龍龍 (ron2.jp)
  4. ^ https://twitter.com/malutacafe”. Twitter. 2022年9月7日閲覧。
  5. ^ 優勝は和久津晶プロ!!【麻雀最強戦2023 打倒最強位決戦】 | キンマweb |『近代麻雀』の竹書房がおくる麻雀ニュース・情報サイト”. kinmaweb.jp (2023年9月24日). 2023年9月25日閲覧。
  6. ^ 第32期 B1・B2リーグ 後期最終節成績表”. 日本プロ麻雀連盟. 2019年12月18日閲覧。
  7. ^ [1]
  8. ^ 麻雀プロ完全リーグ別全選手2023にて掲載
  9. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  10. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  11. ^ むこうぶち16 - allcinema 2024年3月31日閲覧

外部リンク 編集