咲妃みゆ
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咲妃 みゆ(さきひ みゆ、1991年[1]3月16日[1][2] - )は、日本の女優・歌手。元宝塚歌劇団雪組トップ娘役[1][3]。
さきひ みゆ 咲妃 みゆ | |
---|---|
生年月日 | 1991年3月16日(29歳) |
出生地 | 宮崎県児湯郡高鍋町 |
身長 | 160cm |
血液型 | A型 |
職業 | 女優・歌手 |
ジャンル | 舞台・ドラマ・映画 |
活動期間 | 2010年 - |
活動内容 |
2010年:宝塚歌劇団入団、月組配属 2014年:雪組へ異動、雪組トップ娘役就任 2017年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 |
ユニバーサルミュージック BLUE LABEL(業務提携) |
公式サイト | 咲妃みゆオフィシャルサイト |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『春の雪』 『伯爵令嬢』 『ルパン三世』 『るろうに剣心』 『ローマの休日』 『幕末太陽傳』 舞台 『ゴースト』 『ラブ・ネバー・ダイ』 ドラマ 『越路吹雪物語』 『まだ結婚できない男』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
宮崎県[1]児湯郡高鍋町[2][3]、日向学院高等学校出身[4]。身長160cm[1][2][4]。血液型A型[5]。愛称は「ゆうみ」[4]。
所属事務所はユニバーサルミュージック[6]。BLUE LABELと業務提携[1]。
来歴編集
2008年、宝塚音楽学校入学。
2010年、宝塚歌劇団に96期生として入団[1][7]。月組公演「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台[2][8]。その後、月組に配属[2][8][1][4]。
2012年、龍真咲・愛希れいかトップコンビ大劇場お披露目となる「ロミオとジュリエット」で、新人公演初ヒロイン[2][8][4]。入団3年目での抜擢となった[2]。続く「春の雪」(バウホール・日本青年館公演)で、バウホール・東上公演初ヒロイン[8]。
2013年、「月雲の皇子」で2度目のバウホール公演ヒロイン[8]。好評を博し、同年12月にも再演される。同年、「ルパン」で2度目の新人公演ヒロイン[9]。続く「THE MERRY WIDOW」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、2度目の東上公演ヒロイン[4]。
2014年1月29日付で雪組へと組替え[7][4]。同年9月1日付で、早霧せいなの相手役として雪組トップ娘役に就任[7][4]。
2015年、「ルパン三世/ファンシー・ガイ!」でトップコンビ大劇場お披露目[10]。マリー・アントワネットを演じる[10]。
2017年7月23日、「幕末太陽傳/Dramatic “S”!」東京公演千秋楽をもって、相手役の早霧と共に宝塚歌劇団を退団[7][11]。早霧とのコンビは平成のゴールデンコンビと謳われ[11][12]、トップ就任後の大劇場主演作が5作連続で客席稼働率100%超えを達成し、これは宝塚史上初の記録となった[13][1]。同年9月よりユニバーサルミュージック所属となり、芸能活動を再開[6]。
2018年、「越路吹雪物語」(テレビ朝日系)で、テレビドラマに初出演[7][14]。宝塚OGでもある乙羽信子役を演じる[14][7]。また同時期に退団した同期で元花組トップ娘役・花乃まりあと、初舞台以来となる共演を果たした[14][7]。
人物編集
3歳下の妹がいる[5][15]。小さい頃から身体を動かすことが好きで、とても活発な子どもだった[5]。小学5年生から妹とともにクラシックバレエを習い始める[15][2]。
宝塚ファンのいとこの影響で宝塚に憧れを持つ時期もあったがすぐにあきらめ、中高一貫校の時代は合唱部に所属し、ごく普通の学生生活を送っていた[15][2][8]。
大学受験を控えた時期に目標が定まらずにいた姿を見て、父親から「同世代の女の子が夢に向かって頑張っている姿を一度見てきなさい」と音楽学校の願書を渡され、受験を勧められた[2][8]。願書の締切間近に受験を決意し、約2ヶ月間のレッスンを経て、初めての受験で合格した[15][8]。合格を知って一番動揺していたのは、受験を勧めた父親だったという[8]。受験のため宝塚へ赴いた際に、月組公演「ME AND MY GIRL」を観たのが初めての宝塚観劇だった[15]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台編集
初舞台編集
- 2010年4 - 5月、月組『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(宝塚大劇場)[8]
月組時代編集
- 2010年6 - 7月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(東京宝塚劇場)
- 2010年9 - 11月、『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』
- 2010年12 - 2011年1月、『STUDIO 54(スタジオ フィフティフォー)』(シアタードラマシティ・日本青年館) - ベッキー・ヤング
- 2011年3 - 5月、『バラの国の王子』 - 新人公演:王子(本役:花陽みら)『ONE-私が愛したものは…-』
- 2011年7 - 10月、『アルジェの男』 - 新人公演:フランソワーズ(本役:愛希れいか)『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』
- 2011年11 - 12月、『アリスの恋人-Alice in Underground Wonderland-』(バウホール・日本青年館) - ドードー
- 2012年2 - 4月、『エドワード8世-王冠を賭けた恋-』 - ルイーズ・ブルックス、新人公演:メアリー王女(本役:愛風ゆめ)『Misty Station-霧の終着駅-』
- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』 - 新人公演:ジュリエット(本役:愛希れいか) 新人公演初ヒロイン[2][8][1][4]
- 2012年10 - 11月、『春の雪』(バウホール・日本青年館) - 綾倉聡子 バウ・東上初ヒロイン[8][1]
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - 小公女/幼少時代のオスカル、新人公演:ジョアンナ(本役:玲実くれあ)
- 2013年5月、『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』(バウホール) - 衣通姫 バウヒロイン[8][1]
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - マリ・テレーズ、新人公演:カーラ・ド・レルヌ(本役:愛希れいか)『Fantastic Energy!』 新人公演ヒロイン[9]
- 2013年11 - 12月、『THE MERRY WIDOW』(シアタードラマシティ・日本青年館) - ハンナ・グラヴァリ 東上ヒロイン[1][4]
- 2013年12月、『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』(天王洲 銀河劇場) - 衣通姫 ヒロイン
- 2014年1月、『New Wave!-月-』(バウホール)
雪組時代編集
- 2014年3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』(全国ツアー) - ロザリー/オスカル(幼少時代)
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - 捨丸、新人公演:歌比丘尼(本役:早花まこ)『My Dream TAKARAZUKA』
雪組トップ娘役時代編集
- 2014年10月、『伯爵令嬢 -ジュテーム、君を愛さずにはいられない-』(日生劇場) - コリンヌ トップお披露目公演[3]
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!-』 - マリー・アントワネット/マリー・カペー、新人公演:一座の踊り子『ファンシー・ガイ!』 大劇場トップお披露目公演[10]
- 2015年5月、『星影の人-沖田総司・まぼろしの青春-』 - 玉勇『ファンシー・ガイ!』(博多座)
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 泉、新人公演:立ち売り(本役:妃桜ほのり)『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
- 2015年11 - 12月、『哀しみのコルドバ』 - エバ・シルベストル『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』(全国ツアー)
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - 神谷薫
- 2016年6 - 8月、『ローマの休日』(中日劇場・赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - アン王女
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』 - イヴォンヌ『Greatest HITS!』
- 2017年2月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 泉『Greatest HITS!』(中日劇場)
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 - 女郎おそめ『Dramatic “S”!』 退団公演[7][11]
出演イベント編集
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ』〜プレ・プレ・センテニアル〜
- 2014年12月、『タカラヅカスペシャル2014-Thank you for 100 years-』
- 2015年12月、『タカラヅカスペシャル2015-New Century,Next Dream-』
宝塚歌劇団退団後の主な活動編集
舞台編集
- 2018年6月、『ラヴ・レターズ 28th Anniversary Special』(草月ホール)[16]
- 2018年8 - 9月、『ゴースト』(シアタークリエ・サンケイホールブリーゼ・久留米シティプラザ・刈谷市総合文化センター) - モリー(秋元才加とWキャスト)[17][16]
- 2019年1 - 2月、『ラブ・ネバー・ダイ』(日生劇場) - メグ・ジリー(夢咲ねねとWキャスト)[18]
- 2019年10月、恋を読むvol.2『逃げるは恥だが役に立つ』(ヒューリックホール東京) - 森山みくり[18]
- 2020年1 - 2月、『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』(シアタークリエ・福岡市民会館・新歌舞伎座) - 折口佳代[19]
- 2020年11 - 12月、『NINE』(TBS赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - ルイザ[20]
- 2021年1月、『NEW YEAR’S Dream』(明治座)[21]
- 2021年3月、『ゴースト』(シアタークリエ) - モリー(桜井玲香とWキャスト)[22]予定
ドラマ編集
- 2018年1 - 2月、テレビ朝日系『越路吹雪物語』第7 - 29話 - 加治信子[7][16]
- 2019年5月、BSテレ東系『やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛』第7話 - お幽[18]
- 2019年10 - 12月、フジテレビ系『まだ結婚できない男』 - 森山桜子[23]
映画編集
- 2020年9月、『窮鼠はチーズの夢を見る』 - 大伴知佳子[24]
受賞歴編集
- 2014年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2013年度新人賞
- 2015年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞
- 2016年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2015年度優秀賞[18]
脚注編集
出典編集
- ^ a b c d e f g h i j k l m 咲妃みゆ公式プロフィールBLUE LABEL
- ^ a b c d e f g h i j k l “咲妃みゆ「お客さんに夢を与える娘役に」…「ロミオとジュリエット」”. 報知新聞社. 2012年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月13日閲覧。 (Internet Archive)
- ^ a b c “宝塚雪組娘役トップお披露目公演 高鍋出身・咲妃さん”. 宮崎日日新聞. 2014年10月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “咲妃みゆ コメディーだけど涙でサヨナラ!?”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2017年4月10日) 2020年5月12日閲覧。
- ^ a b c d 阪急コミュニケーションズ『NEW GENERATION Ⅲ』2013年、53頁。ISBN 978-4-484-13514-4
- ^ a b 元宝塚初!咲妃みゆ「ユニバーサルミュージック」入りへ 10月タンゴCD&ステージで本格始動2017年9月7日4時30分スポーツ報知[リンク切れ]
- ^ a b c d e f g h i “元宝塚トップ娘役・咲妃みゆ、ドラマデビュー『越路吹雪物語』乙羽信子役”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2017年11月25日) 2019年11月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “プレシャス!宝塚 神話の里から来たヒロイン/咲妃みゆ”. nikkansports.com. 2013年12月13日閲覧。
- ^ a b 月組新人公演 山内和宏氏次女・暁千星 大役抜てきSponichi Annex
- ^ a b c “咲妃みゆ、ルパン演じる早霧せいなは「多くのファンの心を盗んでらっしゃいます!」”. エキサイトニュース (エキサイト). (2014年9月29日) 2020年5月12日閲覧。
- ^ a b c “平成のゴールデンコンビ早霧せいな・咲妃みゆ退団公演 宝塚雪組『幕末太陽傳』『Dramatic“S”!』上演中!”. 宝塚ジャーナル. 2020年5月13日閲覧。
- ^ 咲妃みゆインタビュー 宝塚退団後初のコンサート『Concierto del Tango-タンゴのすべて-』に挑むスパイス
- ^ 宝塚トップに就いた瞬間カウントダウン、早霧の退団日刊スポーツ
- ^ a b c “元花組娘役トップの花乃まりあ、淡島千景さん役大抜てき!本格女優デビューへ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2018年1月15日) 2018年1月16日閲覧。
- ^ a b c d e 「波瀾爆笑!?我が人生 咲妃みゆ」『宝塚GRAPH』2014年10月号、阪急コミュニケーションズ、2014年、78-81頁。
- ^ a b c 朗読劇『ラヴ・レターズ』28th Anniversary Special第四弾に風間俊介&咲妃みゆが出演スパイス
- ^ 浦井健治が咲妃みゆ&秋元才加と愛を紡ぐ!ミュージカル『ゴースト』ついに開幕スパイス
- ^ a b c d 咲妃みゆ公式プロフィール咲妃みゆオフィシャルサイト
- ^ 「シャボン玉とんだ〜」に畠中洋、吉野圭吾、濱田めぐみ、福井晶一、土居裕子らステージナタリー
- ^ 城田優主演ミュージカル『NINE』に咲妃みゆ、すみれら全キャストが決定&PR動画公開メディアスパイス
- ^ 玉野和紀の明治座コンサート、出演に大野拓朗・咲妃みゆ・吉野圭吾らステージナタリー
- ^ 浦井健治、咲妃みゆ・桜井玲香ら出演で、ミュージカル『ゴースト』の上演が2021年に決定スパイス
- ^ “<まだ結婚できない男>咲妃みゆ、塚本高史との共演は「感動が毎シーンあります」”. ザテレビジョン. (2019年11月26日) 2019年11月26日閲覧。
- ^ “窮鼠はチーズの夢を見る」大倉忠義の妻役は咲妃みゆ、「眩しかったです!」”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年8月14日) 2020年8月14日閲覧。
外部リンク編集
- 咲妃みゆオフィシャルサイト
- 咲妃みゆオフィシャルファンクラブ
- 咲妃みゆオフィシャルブログ - LINE BLOG
- 咲妃みゆ (miyusakihi) - Instagram