唐津ジュニア音楽祭(からつじゅにあおんがくさい)は、毎年2月に佐賀県唐津市で開催される音楽コンクール。

唐津ジュニア音楽祭
会場ボートレースからつ
(15回~現今)
唐津市民会館
(1回~13回)
日本の旗 日本
主催唐津ジュニア音楽祭実行委員会
(1回~現今)
公益財団法人唐津市文化事業団
(1回~13回)
初回2008年(平成20年)
最新回2023年(令和5年)
最新受賞者マナミ様
公式サイトhttp://stage2409.com/ongakusai/
映像外部リンク
唐津ジュニア音楽祭 Official Channel
唐津ジュニア音楽祭 パフォーム2023 - YouTube
唐津ジュニア音楽祭 パフォーム2022 - YouTube

2008年から始まり、入賞者から井上実優カノエラナ植木南央HKT48)、たんこぶちんがんばれ!Victoryなどを輩出している。

概要 編集

毎年2月に佐賀県唐津市で開催されるバンドコンテスト。Zoom形式が増えているなか会場に来て生の演奏で1番を決める数少ない音楽コンクール。応募期間は前年10月から12月中旬で応募資格が大会時の年齢9才~23才の個人およびグループ。公式サイトから演奏した曲データーを送り、当日ステージに立てるバンドグループを10組程度選出する。佐賀県のみならず県外からも多く参加。過去にメジャーデビューするアーティストを数多く輩出。

歴史 編集

2007年(平成19年)唐津教育委員会が子供の居場所を作るため音楽イベントを構想。若者たちの音楽活動を奨励し、表現・発表の機会の充実を図る。若者の持つ将来にわたる音楽的可能性を引出し、唐津におけるプロに通用する音楽人材の発掘・育成を図ると共に、音楽を愛する市民文化の醸成に資する目的[1]

2008年(平成20年)2月、地元の市民の力によりコンテストスタイルの音楽フェス「唐津ジュニア音楽祭」が唐津市民会館大ホールにて開催。『公益財団法人唐津市文化事業団』と『唐津ジュニア音楽祭実行委員会』の共催でスタートした。音楽を愛する未来のアーティストたちの発表の場として決勝ステージに10組程度が演奏・歌唱を披露。バンド技術を競う『ミュージック・コンテストの部』と、歌唱技術を競うヴォーカル・オーディションの部『小中学生の部』『高校生以上の部』の3部門でグランプリを決める。

2011年(平成23年)『2008年グランプリ』を受賞したがんばれ!VictoryがCDデビュー。7月にROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011に史上最年少記録で出演。

2013年(平成25年)2月、『唐津ジュニア音楽祭2013』に家入レオがゲスト出演[2]。同月7月、『2009年グランプリ』を受賞したたんこぶちんが現役高校生ガールズバンドとしてメジャーデビュー[3]

2016年(平成28年)7月、『2010年グランプリ』を受賞した井上実優がメジャーデビュー。武道館ライブを行った[4]。同年8月、『2010年準グランプリ』を受賞したカノエラナワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビュー[5]。『2016年グランプリ』を受賞した江藤香織は音楽番組『歌唱王』『THEカラオケ★バトル』に出演した。

2017年(平成29年)2月、『唐津ジュニア音楽祭2017』にたんこぶちんが凱旋LIVE。ゲストアーティストとして出演する[6]

2018年(平成30年)『バンド部門』『弾き語り部門』に名称が変更。

2019年(平成31年)2月、『唐津ジュニア音楽祭2019』にカノエラナが凱旋LIVE。ゲストアーティストとして出演する[7]

2021年令和3年)出演するアーティストは決まっていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため大会を中止。同年3月、唐津市民会館が閉館。共催の『公益財団法人唐津市文化事業団』が外れ、次大会から『唐津ジュニア音楽祭実行委員会』の単独主催として再スタート。

2022年(令和4年)開催会場がボートレースからつイベントホールに移る。イベント名を『唐津ジュニア音楽祭LIVEパフォーム』に改名。開催日が『まん延防止等重点措置』発令により2月6日から3月20日に延期となった。

出場歴のある歌手・グループ 編集

  • がんばれ!Victory - 第1回(2008年)バンド部門グランプリ
  • たんこぶちん - 第2回(2009年)バンド部門グランプリ
  • 植木南央(HKT48・1期生) - 第2回(2009年)ヴォーカル部門小中学生の部グランプリ
  • 井上実優 - 第3回(2010年)ヴォーカル部門小中学生の部グランプリ
  • カノエラナ - 第3回(2010年)ヴォーカル部門小中学生の部準グランプリ
  • 深川史那(電車でGO!!アーケード版テーマソング担当) - 第5回(2012年)ヴォーカル部門小中学生の部グランプリ
  • 永吉愛 - 第9回(2016年)バンド部門準グランプリ
  • Maika(Chilli Beans.ベース・ボーカル)[8] - 詳細非公開

結果 編集

バンドコンテスト 編集

回数 開催年 グランプリ 準グランプリ
1 2008年 Victory MEAM
2 2009年 たんこぶちん Victory
3 2010年 K-ON QuarteR
4 2011年 MANITT HONEY PIE
5 2012年 森ゆめな Chee Bur
6 2013年 WEED O.G.I.
7 2014年 WISDOM れーな
8 2015年 居石和也 WISDOM
9 2016年 PURAGA 永吉愛
10 2017年 WISDOM CLAN、Mai
11 2018年 SERAPH Lx
12 2019年 NO MUSICIAN second escape velocity[9]
13 2020年 浜崎音楽少年団[10] Lx
14 2021年 開催中止※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため
15 2022年 ヨコシマズ マナミ様
16 2023年 マナミ様 イノウエチサト

ヴォーカルコンテスト 編集

回数 開催年 部門 グランプリ 準グランプリ
1 2008年 小中学生の部 池田有希 名古屋灯子、中山侑大、保利のぞみ、中島大地、森ゆめな
高校生以上の部 ※ 該当者なし 加茂瑞樹
2 2009年 小中学生の部 植木南央 谷口巧麿
高校生以上の部 白水貴大 石山幸輝
3 2010年 小中学生の部 井上実優 山口奈々(カノエラナ
高校生以上の部 ※ 該当者なし 加茂瑞樹
4 2011年 小中学生の部 ※ 該当者なし 井本うた
高校生以上の部 ※ 該当者なし 横尾晴菜
5 2012年 小中学生の部 深川史那[11] 井本うた
高校生以上の部 ※ 該当者なし 入江菜子
6 2013年 小中学生の部 ※ 該当者なし 毛利優香、坂牧舞香
高校生以上の部 洲﨑大河 徳久礼奈
7 2014年 小中学生の部 日吉慶 志牟田真希
高校生以上の部 ※ 該当者なし 秀島伊織
8 2015年 小中学生の部 ※ 該当者なし 中村明日香
高校生以上の部 上野静香 膳美春
9 2016年 小中学生の部 ※ 該当者なし 中村明日香、吉岡菜乃香
高校生以上の部 江藤香織 福田紘子、久賀奏美
10 2017年 小中学生の部 ※ 該当者なし 古川智保、茂山七菜
高校生以上の部 ※ 該当者なし 岩見啓明、土井富優佳
11 2018年 弾き語り 重優芽 南りお
12 2019年 弾き語り 野間優貴 Hikari
13 2020年 弾き語り 来島エル[10] 鶴田純子

主な審査員 編集

実行委員構成 編集

  • 主催:唐津ジュニア音楽祭実行委員会
  • 後援:唐津市、唐津市教育委員会、ぴ~ぷる放送FMからつ86.8MHz
  • 実行委員長:進藤健介
  • デザイン:河内野信恒
  • 映像:西脇俊彦、藤岡継美
  • 広報:八島大三、 山口伸英、野口桜湖
  • 会計事務:熊本大貴
  • 渉外:中山虎三、横井泉、山口剛、山崎幸治

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集