商工センター入口駅

日本の広島県広島市西区にある広島電鉄の駅

商工センター入口駅(しょうこうセンターいりぐちえき)は、広島県広島市西区草津南三丁目にある、広島電鉄宮島線である。駅番号はM25

商工センター入口駅
駅外観(2008年7月撮影)
しょうこうせんたーいりぐち
Shoko Center-iriguchi
M24 草津南 (0.7 km)
(0.6 km) 井口 M26
地図
所在地 広島市西区草津南三丁目9-2[1]
北緯34度22分32.86秒 東経132度23分33.72秒 / 北緯34.3757944度 東経132.3927000度 / 34.3757944; 132.3927000 (商工センター入口駅)座標: 北緯34度22分32.86秒 東経132度23分33.72秒 / 北緯34.3757944度 東経132.3927000度 / 34.3757944; 132.3927000 (商工センター入口駅)
駅番号 M25
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 4.2 km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
3,243人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1960年昭和35年)9月1日
乗換 山陽本線西日本旅客鉄道新井口駅
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隣接して西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線新井口駅があり、当駅とは跨線橋によって直結している[2]

歴史 編集

当駅は1960年昭和35年)に井口病院前駅(いのくちびょういんまええき)として新規に開業した駅である[3][4]。同年には宮島線の車両基地が己斐から当地に移され、荒手車庫として運用を開始している[5]。当駅も1971年(昭和46年)ころから一時期は荒手車庫前駅(あらてしゃこまええき)と称したことがあった[3][4]。駅名が商工センター入口駅に改められたのは1979年(昭和54年)のことである[3]

駅は1989年平成元年)、翌年に開業を控えたショッピングセンターアルパークへアクセスするためのペデストリアンデッキが整備されると、これに合わせて廿日市方向へ少し移動した上で改良が施された[6]。旧上りホームは通路として使用されている。

年表 編集

  • 1960年昭和35年)9月1日井口病院前駅として開業[3]
  • 1971年(昭和46年)頃:荒手車庫前駅に改称[3]
  • 1979年(昭和54年)11月1日商工センター入口駅に改称[3]
  • 1989年平成元年)11月30日:駅とアルパークへ至るペデストリアンデッキが接続[7]
  • 2009年(平成21年)頃:西広島寄りに2本あった上下渡り線のうち1本が撤去された。

駅構造 編集

2面2線の地上駅[2]。線路の南側に広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、北側に広電西広島駅方面へ向かう上りホームがあって[2]、このうち下りホームからは国道2号(宮島街道)へ直接出られるようになっている。また、下りホームの広電宮島口寄りは床の位置が他より高い[2]。これはかつて宮島線内で運行されていた鉄道車両専用の高床ホームの名残である[5]

駅に隣接したビルには西広島運転係があり、乗務員の交代が行われる。駅東方には荒手車庫があり[5]、この駅が始発となる電車も設定されている。また、草津南寄りに上下渡り線と荒手車庫への引き込み線がある[2]。当駅止まりの電車は2009年(平成21年)10月のダイヤ改正をもって1日1本のみ(ただし臨時扱いで時刻表には未掲載)となったが、宮島花火大会の開催時や正月三が日には臨時便として大量に運行される。

利用状況 編集

以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。1日平均乗車人員データは、年度毎の乗車総数を365(閏年は366)で割った値を小数点2位を丸めて小数点1位の値にした物である。広島電鉄のデータは1,000で丸めて提供されているので、1年毎ではプラスマイナス500の誤差があり、1日当たりでは1.4人程度の誤差が発生する。

年度 1日平均
乗車人員
1年毎
乗車総数
1年毎
定期
1年毎
定期外
出典
1998年(平成10年) 3,506.8 1,280,000 338,000 942,000 [8]
1999年(平成11年) 3,776.0 1,382,000 307,000 1,075,000 [8]
2000年(平成12年) 3,717.8 1,357,000 281,000 1,076,000 [8]
2001年(平成13年) 3,698.6 1,350,000 279,000 1,071,000 [9]
2002年(平成14年) 3,682.2 1,344,000 265,000 1,079,000 [10]
2003年(平成15年) 3,669.4 1,343,000 249,000 1,094,000 [11]
2004年(平成16年) 3,493.2 1,275,000 247,000 1,028,000 [12]
2005年(平成17年) 3,537.0 1,291,000 240,000 1,051,000 [13]
2006年(平成18年) 3,537.0 1,291,000 239,000 1,052,000 [14]
2007年(平成19年) 3,550.9 1,300,000 247,000 1,052,000 [15]
2008年(平成20年) 3,455.6 1,261,000 250,000 1,011,000 [16]
2009年(平成21年) 3,397.3 1,240,000 239,000 1,001,000 [17]
2010年(平成22年) 3,512.3 1,282,000 240,000 1,042,000 [18]
2011年(平成23年) 3,595.6 1,316,000 228,000 1,088,000 [19]
2012年(平成24年) 3,624.7 1,323,000 234,000 1,089,000 [20]
2013年(平成25年) 3,641.1 1,329,000 235,000 1,094,000 [21]
2014年(平成26年) 3,712.3 1,355,000 252,000 1,103,000 [22]
2015年(平成27年) 3,647.5 1,335,000 260,000 1,075,000 [23]
2016年(平成28年) 3,627.4 1,324,000 263,000 1,061,000 [24]
2017年(平成29年) 3,580.8 1,307,000 276,000 1,031,000 [25]
2018年(平成30年) 3,416.4 1,247,000 274,000 973,000 [26]
2019年(令和元年) 3,243.2 1,187,000 281,000 906,000 [27]

駅周辺 編集

隣の駅 編集

広島電鉄
宮島線
草津南駅 (M24) - 商工センター入口駅 (M25) - 井口駅 (M26)

脚注 編集

  1. ^ 路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、14,87頁。ISBN 978-4-06-295157-9 
  3. ^ a b c d e f 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  4. ^ a b 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  5. ^ a b c 『広電が走る街 今昔』121-123頁
  6. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年、235頁。 
  7. ^ 『広島電鉄開業80創立50年史』広島電鉄、1992年、129頁。 
  8. ^ a b c 『広島市統計書』平成13年版
  9. ^ 『広島市統計書』平成14年版
  10. ^ 『広島市統計書』平成15年版
  11. ^ 『広島市統計書』平成16年版
  12. ^ 『広島市統計書』平成17年版
  13. ^ 『広島市統計書』平成18年版
  14. ^ 『広島市統計書』平成19年版
  15. ^ 『広島市統計書』平成20年版
  16. ^ 『広島市統計書』平成21年版
  17. ^ 『広島市統計書』平成22年版
  18. ^ 『広島市統計書』平成23年版
  19. ^ 『広島市統計書』平成24年版
  20. ^ 『広島市統計書』平成25年版
  21. ^ 『広島市統計書』平成26年版
  22. ^ 『広島市統計書』平成27年版
  23. ^ 『広島市統計書』平成28年版
  24. ^ 『広島市統計書』平成29年版
  25. ^ 『広島市統計書』平成30年版
  26. ^ 『広島市統計書』令和元年版
  27. ^ 『広島市統計書』令和2年版

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集