商業乗員輸送開発(しょうぎょうじょういんゆそうかいはつ、英語: Commercial Crew Development: CCDev)は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) が進める政府の資金供給で民間企業の主導によって開発された、宇宙船で乗員を国際宇宙ステーション (ISS) へ送るための宇宙技術開発計画である。

商業乗員輸送開発のロゴマーク

複数のマイルストーンが設定されており、一定の条件を満たさない企業は落とされ、最終的にCST-100ドラゴン2が選定された。ドラゴン2は2020年5月にISSへの有人飛行を達成した。

段階 編集

CCDev 1 編集

第一段階の提案の採択。2010年に以下の5社が選定された。

CCDev 2 編集

第一段階の提案の採択。2011年4月18日に以下の4社が選定された。

CCiCap 編集

もともとCCDev 3として知られている商業乗員統合能力 (CCiCap) は、提案の詳細の段階だった。2012年8月3日に以下の3候補が選定された。

製品認証契約第1段階 編集

提案された製品の認証の第一段階。2012年12月10日に上記3候補が引き続き選定された。

製品認証契約第2段階 編集

提案された製品の認証の第二段階。2014年9月16日に以下の2候補が選定された。

後に明らかになったNASAの内部メモによると、NASAはCST-100を高価だが確実な案、ドラゴン2を最も安い案と評価しており、ドリームチェイサーはコスト面で両者の中間だが開発スケジュールの不確実性が高いと評価された[1]

脚注 編集

関連項目 編集