四国山霊場(しこくやまれいじょう)は、愛媛県八幡浜市にある霊場。 八幡浜地四国霊場。通称はお四国さんお四国山。 五反田川沿いの愛染堂を起点とし、山の頂上にある建徳寺を経て西側の萬松寺にいたる3kmほどの参道に、四国八十八箇所由来の祠や石像が置かれている。

頂上付近にある記念碑
頂上の弘法大師像

概要 編集

1849年寛永2年)ころ、信者らによって興された。建立の計画は吉岡屋大八によるとされる[1]。 藩による禁止時期があったが、幕末1863年ころには完成したとみられる[2]

八幡浜市付近には四国八十八箇所にあたる寺院がなく、簡易的な巡礼の場として信仰されている。

頂上付近には、仁和寺末寺四国山建徳寺があり、また、1951年昭和26年)に発足した奉賛会が建立した弘法大師像があり、シンボルとなっている。


脚注 編集

  1. ^ 八幡浜市誌(市政五十周年記念版)
  2. ^ 「八幡浜市の文化財」(平成27年3月31日発行、「八幡浜市の文化財」編集委員会・八幡浜市教育委員会)