国分寺市

日本の東京都の市

国分寺市(こくぶんじし)は、東京都多摩地域中部に位置する

こくぶんじし ウィキデータを編集
国分寺市
Kondoato.JPG
武蔵国分寺跡
Flag of Kokubunji, Tokyo.svg Emblem of Kokubunji, Tokyo.svg
国分寺市旗 国分寺市章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 東京都
市町村コード 13214-4
法人番号 1000020132144 ウィキデータを編集
面積 11.46km2
総人口 130,609[編集]
推計人口、2021年8月1日)
人口密度 11,397人/km2
隣接自治体 府中市国立市立川市小平市小金井市
市の木 ケヤキ
市の花 サツキ
国分寺市役所
市長 井澤邦夫
所在地 185-8501
東京都国分寺市戸倉一丁目6番地1
北緯35度42分39.4秒 東経139度27分43.8秒 / 北緯35.710944度 東経139.462167度 / 35.710944; 139.462167
国分寺市役所第一庁舎
外部リンク 国分寺市

国分寺市位置図

― 区 / ― 市 / ― 町・村

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国分寺市域のランドサット衛星写真
富士本3丁目の「富士本90度遊園」にある東京都の中心(重心)を示す案内看板
国分寺駅周辺

地理編集

市は東西約5.68km、南北約3.86kmにわたって広がり、大部分が武蔵野段丘の平坦面上である。

東京都の中央部に位置し、富士本3丁目には日本数学検定協会が実験的に求めた東京都の重心[注釈 1]があり、近くの富士本90度遊園に看板がある。

市域の大部分を占める高台上の平坦地である武蔵野台地と、国分寺崖線を境に一段低い立川台地、および高台を刻んで流れる野川上流の谷でできている。国分寺崖線は「ハケ」とも呼ばれ、大昔立川台地の形成期に多摩川が武蔵野台地を浸食してできた浸食崖である。上流は武蔵村山市残堀付近から始まり、市内西町5丁目(高さ約5m)、光町1丁目(高さ約11m) 、西元町(高さ約12m)及び東元町1丁目と南町の境(高さ約16m)へと続き、さらに野川の東岸に沿って大田区丸子橋付近まで伸びている。また、「お鷹の道・真姿の池湧水群」(名水百選に選定)と言われる湧水群があり、ハケ下の野川に流れ込んでいる。

海底時代、陸北時代、武蔵野台地形成時代、立川台地形成時代を経て現在の地盤ができ、表土から下へ関東ローム層、砂礫層、そして岩盤(連光寺互層)となる。

隣接している自治体編集

歴史編集

大化の改新後、武蔵国国府府中にあり、その府中宿より北上する官道東山道武蔵路)で当地につながっていた。

年表編集

地名の由来編集

741年聖武天皇の命により建立された国分寺武蔵国分寺)がこの地にあったことに由来する。

人口編集

 
国分寺市と全国の年齢別人口分布(2005年) 国分寺市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 国分寺市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

国分寺市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

昼夜間人口編集

2005年の夜間人口(居住者)は115,238人である。市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は95,649人で昼は夜の0.83倍の人口となり、夜間に比べて昼の人口は2万人弱ほど減ることになる。平成22年国勢調査によれば、東京都特別区部への通勤率は32.7%である。

通勤者・通学者で見ると市内から市外へ出る通勤者38,106人、市外から市内へ入る通勤者は19.607人と通勤者では市外へ出る通勤者のほうが多く、学生でも市内から市外に出る通学生は7,826人、市外から市内へ入る通学生は6,736人と学生でも昼は市外へ流出する人数のほうが多い[1]。なお、国勢調査では年齢不詳のものが東京都だけで16万人おり、この項の昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に若干の誤差は生じる。

地域編集

町名編集

国分寺市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。また、それ以外の区域では町名地番整理が実施されている。住居表示実施前の町名等欄で下線がある町名はその全部、それ以外はその一部である。

国分寺市役所管内(70町丁)
町名 町名の読み 町区域設定年月日 住居表示実施年月日 住居表示実施前の町名等 備考
東元町一丁目 ひがしもとまち 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字長谷戸・字殿ケ谷戸・字一里塚
東元町二丁目 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字殿ケ谷戸・字一里塚
東元町三丁目 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字押切間・字多喜窪・字八幡前
東元町四丁目 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字前野・字八幡前
西元町一丁目 にしもとまち 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字多喜窪・字八幡前
西元町二丁目 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字多喜窪・字八幡前・字黒鐘
西元町三丁目 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字八幡前・字前野・字黒鐘、大字府中字武蔵野
西元町四丁目 1965年9月1日 1965年9月1日 大字国分寺字黒鐘、大字府中字武蔵野
南町一丁目 みなみちょう 1964年4月1日 1964年4月1日 大字国分寺字殿ケ谷戸・字長谷戸、大字本多新田字なだれ上
南町二丁目 1964年4月1日 1964年4月1日 大字国分寺字殿ケ谷戸
南町三丁目 1964年4月1日 1964年4月1日 大字国分寺字花沢
泉町一丁目 いずみちょう 1964年11月3日 1964年11月3日 大字国分寺字押切間・字多喜窪
泉町二丁目 1964年11月3日 1964年11月3日 大字国分寺字押切間・字多喜窪、大字恋ヶ窪字日影山
泉町三丁目 1964年11月3日 1964年11月3日 大字国分寺字多喜窪、大字恋ヶ窪字日影山・字西ノ台
本町一丁目 ほんちょう 1965年11月1日 1965年11月1日 大字国分寺字長谷戸・字殿ケ谷戸、大字本多新田字なだれ上
本町二丁目 1965年11月1日 1965年11月1日 大字国分寺字殿ケ谷戸
2017年4月27日(変更) 2017年4月27日 本町3
本町三丁目 1965年11月1日 1965年11月1日 大字国分寺字花沢・字殿ケ谷戸
2017年4月27日(変更) 2017年4月27日 本町2、本町4
本町四丁目 1965年11月1日 1965年11月1日 大字国分寺字花沢、大字恋ヶ窪字本村附
本多一丁目 ほんだ 1965年11月1日 1965年11月1日 大字本多新田字札ノ丘、大字国分寺字殿ケ谷戸
本多二丁目 1965年11月1日 1965年11月1日 大字本多新田字札ノ丘、大字国分寺字花沢
本多三丁目 1965年11月1日 1965年11月1日 大字本多新田字上ノ井
本多四丁目 1965年11月1日 1965年11月1日 大字本多新田字上ノ井・字中ノ井
本多五丁目 1965年11月1日 1965年11月1日 大字本多新田字中ノ井・字下ノ井
東恋ヶ窪一丁目 ひがしこいがくぼ 1967年9月1日 未実施
東恋ヶ窪二丁目 1967年9月1日 未実施[† 1]
東恋ヶ窪三丁目 1967年9月1日 未実施[† 1]
東恋ヶ窪四丁目 1967年9月1日 未実施[† 1]
東恋ヶ窪五丁目 1967年9月1日 未実施[† 1]
東恋ヶ窪六丁目 1967年9月1日 未実施[† 1]
西恋ヶ窪一丁目 にしこいがくぼ 1981年10月1日 未実施[† 1]
西恋ヶ窪二丁目 1981年10月1日 未実施[† 1]
西恋ヶ窪三丁目 1981年10月1日 未実施[† 1]
西恋ヶ窪四丁目 1981年10月1日 未実施[† 1]
東戸倉一丁目 ひがしとくら 未実施[† 1]
東戸倉二丁目 未実施[† 1]
戸倉一丁目 とくら 未実施[† 1]
戸倉二丁目 未実施[† 1]
戸倉三丁目 未実施[† 1]
戸倉四丁目 未実施[† 1]
日吉町一丁目 ひよしちょう 未実施[† 1]
日吉町二丁目 未実施[† 1]
日吉町三丁目 未実施[† 1]
日吉町四丁目 未実施[† 1]
内藤一丁目 ないとう 未実施[† 1]
内藤二丁目 未実施[† 1]
富士本一丁目 ふじもと 1970年2月1日 未実施[† 1]
富士本二丁目 1970年2月1日 未実施[† 1]
富士本三丁目 1970年2月1日 未実施[† 1]
新町一丁目 しんまち 1968年9月1日 未実施[† 1]
新町二丁目 1968年9月1日 未実施[† 1]
新町三丁目 1968年9月1日 未実施[† 1]
並木町一丁目 なみきちょう 未実施[† 1]
並木町二丁目 未実施[† 1]
並木町三丁目 未実施[† 1]
北町一丁目 きたまち 未実施[† 1]
北町二丁目 未実施[† 1]
北町三丁目 未実施[† 1]
北町四丁目 未実施[† 1]
北町五丁目 未実施[† 1]
光町一丁目 ひかりちょう 1969年9月1日 未実施[† 1]
光町二丁目 1969年9月1日 未実施[† 1]
光町三丁目 1969年9月1日 未実施[† 1]
高木町一丁目 たかぎちょう 1970年2月1日 未実施[† 1]
高木町二丁目 1970年2月1日 未実施[† 1]
高木町三丁目 1970年2月1日 未実施[† 1]
西町一丁目 にしまち 1969年9月1日 未実施[† 1]
西町二丁目 1969年9月1日 未実施[† 1]
西町三丁目 1969年9月1日 未実施[† 1]
西町四丁目 1969年9月1日 未実施[† 1]
西町五丁目 1969年9月1日 未実施[† 1]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at 町名地番整理実施区域

郵便編集

郵便番号

電話番号編集

市外局番等

  • 042-20x・3xx・40x - 国分寺MA
  • 下記の立川MAに属する区域を除く。
  • 042-5xx・80x・84x - 立川MA
  • 高木町、戸倉三丁目、内藤、西町、光町、日吉町二・三丁目、富士本に限る。

行政編集

 
2012年に解体された旧市役所庁舎

市長編集

歴代市長編集

特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[2]

氏名 就任 退任 備考
1 星野亮勝 1964年(昭和39年)11月3日 1969年(昭和44年)6月8日
2 塩谷信雄 1969年(昭和44年)7月13日 1981年(昭和56年)7月12日
3 本多良雄 1981年(昭和56年)7月13日 1997年(平成9年)7月12日
4 山崎真秀 1997年(平成9年)7月13日 2001年(平成13年)7月12日
5 星野信夫 2001年(平成13年)7月13日 2013年(平成25年)7月12日
6 井澤邦夫 2013年(平成25年)7月13日 現職

広域行政編集

指定金融機関編集

多摩信用金庫(本店・立川市)を指定している。これは、同庫の直接の前身である多摩中央信用金庫を指定していたものを継承したため。

議会編集

国分寺市議会編集

  • 定数:22人
  • 任期:2019年5月1日 - 2023年4月30日[3]
  • 議長:田中政義(自由民主党市議団)
  • 副議長:及川妙子(立憲・市民フォーラム)
会派名 議席数 議員名(◎は代表)
自由民主党市議団 7 ◎尾作義明、尾澤脩、小坂充代、新海栄一、田中政義、丸山哲平、吉田隆二
立憲・市民フォーラム 5 ◎及川妙子、伊達淳一郎、長谷部豊子、星逸郎、皆川りうこ
公明党 3 ◎高橋良子、木島崇、佐野久美子
日本共産党国分寺市議団 3 ◎岡部宏章、中山郷、中沢正利
無会派(国分寺・生活者ネットワーク) 1 高瀬かおる
無会派 1 木村徳
計(欠員2) 20

東京都議会編集

2021年東京都議会議員選挙
  • 選挙区:北多摩第二選挙区(国分寺市、国立市
  • 定数:2人
  • 任期:2021年7月23日 - 2025年7月22日
  • 投票日:2021年7月4日
  • 当日有権者数:168,806人
  • 投票率:44.85%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
岩永康代 49 東京・生活者ネットワーク 25,578票
本橋巧 38 自由民主党 24,037票
岡本光樹 38 都民ファーストの会 16,695票
興津秀憲 60 国民民主党 7,689票
2017年東京都議会議員選挙
  • 選挙区:北多摩第二選挙区(国分寺市、国立市)
  • 定数:2人
  • 投票日:2017年7月2日
  • 当日有権者数:163,057人
  • 投票率:53.84%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
岡本光樹 34 都民ファーストの会 33,441票
山内玲子 61 東京・生活者ネットワーク 22,546票
高椙健一 66 自由民主党 19,618票
興津秀憲 60 民進党 10,634票

衆議院編集

議員名 党派名 当選回数 備考
松本洋平 自由民主党 4 選挙区
末松義規 立憲民主党 6 比例復活

経済編集

産業編集

主な産業編集

(産業別事業所数上位5位まで。カッコ内は構成比。2001年10月1日現在)

  1. 卸売・小売業、飲食店 1,478(45.2%)
  2. サービス業 1,105(33.8%)
  3. 建設業 262(8.0%)
  4. 不動産業 169(5.2%)
  5. 製造業 126(3.8%)

産業人口編集

(産業別就業者数上位5位まで、単位・人。カッコ内は構成比。2001年10月1日現在)

  1. サービス業 12,153(38.6%)
  2. 卸売・小売業、飲食店 11,853(37.6%)
  3. 製造業 2,085(6.6%)
  4. 建設業 2,004(6.4%)
  5. 不動産業 1,191(3.8%)

主な事業所編集

 
鉄道総合技術研究所

商業編集

商業施設編集

姉妹都市・提携都市編集

住宅団地編集

  • 都市再生機構けやき台第2団地 - 昭和42年 : 国分寺都市計画事業(一団地の住宅施設)
  • 西国分寺ゆかり参番街
  • 都営住宅武蔵国分寺公園

教育編集

小学校編集

中学校編集

高等学校編集

高等専修学校編集

大学編集

図書館編集

交通・防災編集

 
国分寺駅

鉄道編集

  • 市の中心駅:国分寺駅
  • 市役所最寄り駅:恋ヶ窪駅

道路編集

バス編集

 
ぶんバス

防災編集

東京消防庁 第八消防方面本部

国分寺町警察署は1951年小金井警察署(当時:小金井町警察署)へ統廃合されたため、同署が両市を管轄している。

地域放送編集

名所・旧跡・観光・文化芸術編集

 
殿ヶ谷戸庭園

名所・旧跡編集

文化財・遺跡編集

祭・イベント編集

  • いずみ春の祭典(3月)
  • 万葉花まつり(4月)
  • 武蔵国分寺薪能(8月)
  • 市民文化祭(10月)
  • 国分寺まつり(11月)

著名な出身者編集

芸能編集

スポーツ編集

文化編集

国分寺を舞台とする作品編集

  • 野球狂の詩 - 水島新司の人気野球漫画。セ・リーグのプロ野球球団・東京メッツが国分寺球場を本拠地とする(球団、球場は架空)。また彼の作品一球さんにも恋ヶ窪商業という架空の高校が登場する。
  • さらば国分寺書店のオババ - 椎名誠のデビュー作。モデルになった国分寺書店は国分寺駅南口を出て左へ100m程度に実在していたものの、現在廃業している。
  • バッテリー - かわぐちかいじの野球漫画。主人公海部一樹の出身校が国分寺南高校となっている(高校名は架空)。
  • 映画武蔵野夫人 - 埋め立てられる前の姿見の池周縁で撮影[6]
  • 恋ヶ窪・ワークス(大森しんやの漫画) - 2003年
  • セミオトコ. 2019/テレビ朝日

その他編集

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 島嶼部を除いた本州内の東京都を厚さが一様な板状の物に例えた場合。
  2. ^ 他にも国立駅の東京方の高架下にある「国立駅前くにたち・こくぶんじ市民プラザ」内には、国分寺市役所のサービスコーナーが設けられている[4]
    また、当市所在の鉄道総合技術研究所国立研究所は、最寄り駅が当駅のためこの名で呼ばれている。

出典編集

参考文献編集

  • 角川日本地名大辞典 13 東京都
  • 帝国市町村地図刊行会 編『東京府北多摩郡国分寺町土地宝典:地番地積地目賃貸価格等級入図』帝国市町村地図刊行会、1940年。NDLJP:1186053
  • 歴代知事編纂会 編集 『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第1巻 歴代知事編纂会、1983年。 

関連項目編集

外部リンク編集