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国府津車両センター

日本の東日本旅客鉄道東海道本線・相模線・高崎線・東北本線列車の車両基地

国府津車両センター(こうづしゃりょうセンター)は、神奈川県小田原市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜支社車両基地である。

国府津車両センター
国府津車両センター
国府津車両センター
基本情報
日本の旗 日本
鉄道事業者 東日本旅客鉄道
帰属組織 横浜支社
所属略号 横コツ
配置両数
電車 961両
合計 961両
備考 2018年4月現在のデータ[1][2]
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目次

概要編集

東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線国府津駅下曽我駅のほぼ中間に位置し、御殿場線の線路の西側に並行している。車両の入出区は、国府津駅から御殿場線に沿って延びる入出区線を介して行われる。

主に仕業検査交番検査(新系列車両においては機能保全)を担当する。

歴史編集

配置車両の車体に記される略号編集

横コツ」…横浜支社を意味する「横」と、国府津を意味する「コツ」から構成される。

 
国府津車両センター 所属略号

配置車両編集

配置車両は以下の通り。以下に示す車両は全て電車である。2018年4月1日現在のデータ[1][2]

電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
961両 0両 0両 0両 0両 961両
 
E231系
 
E233系3000番台
  • E233系3000番台(275両)
    • 10両基本編成17本(E01 - E17編成)と5両付属編成21本(E51 - E67編成、E71 - E74編成)が配置されている。
    • 2007年にE01+E51編成が製造され、2008年3月10日よりE217系との共通運用で営業運転を開始した。E02+E52編成は2010年に増備された。
    • 2013年3月16日ダイヤ改正での田町車両センター改組により、2011年から2012年にかけて製造されたE03・E53以降の編成(元NT編成)が転入した。これらの編成はE01・E02編成と異なり6号車には車いす非対応洋式トイレが設置されている。この転入によりE編成が共通運用となり、E217系と運用が分離された。
    • 2014年3月15日のダイヤ改正からは、JR東海管内沼津駅への乗り入れも開始した。以前は基本的には終日15両編成で、東海道線東京 - 熱海間(回送は伊東線来宮駅まで)での運用となっていた。
    • 2014年度には、付属編成2編成の増備に加え、基本・付属各1編成が高崎車両センターから転入した。
    • 2015年3月14日のダイヤ改正以降の運用はE231系と同一である。E231系と共通運用になったことで、E231系とE233系の併合も行われている。また、従来はなかった湘南新宿ラインでの運用や上野東京ライン経由の宇都宮線・高崎線への乗り入れ、伊東線直通運用も開始した。
    • 2017年3月2日に、郡山車両センターにてE53編成のサハE233-3003の床下に線路モニタリング装置が取付けられた[6]
    • 2017年5月には、付属編成2本(E73、E74編成)が、総合車両製作所横浜事業所で製作された。
 
205系500番台
 
215系
  • 215系(40両)
    • 10両編成4本(NL1 - NL4編成)が配置されている。2013年3月16日ダイヤ改正での田町車両センターの改組により、全車が転入した。
    • 湘南ライナー」・「おはようライナー新宿」・「ホリデー快速ビューやまなし」で運用される。
 
651系「伊豆クレイル」
  • 651系(4両)
    • 大宮総合車両センターから転入した1000番台4両編成1本(IR01編成)が、改造の上配置されている。
    • 土・祝日運行の臨時快速「伊豆クレイル」で運用される。
    • 編成は、1号車クロ650-1007 、2号車モハ650-1007、3号車モロ651-1007、4号車クロ651-1101となっている。

過去の配置車両編集

 
E217系
  • E217系
    • 2015年4月時点で10両基本編成1本と5両付属編成1本が配置されていた。
    • 2006年3月18日のダイヤ改正では、朝ラッシュ時の湘南新宿ライン増発と横須賀線運転本数の削減により、鎌倉総合車両センターで余剰が発生した。これを東海道本線・伊東線の113系置き換えに活用することになり、F01 - F03・F51 - F53編成の45両が転入した。転入に際しては、サハE217形0番台の組み換え、湘南色の帯への変更、先頭車前面右側にあったロゴの撤去が施された。その後、2008年にF02・F52編成が鎌倉車両センター配置車の機器更新工事に伴う予備車確保のため、2010年にはF01・F51編成が横須賀線武蔵小杉駅開業に伴う増発用として鎌倉車両センターへ再転出した。2012年には、再びF02・F52編成が転入した。
    • 基本的には終日15両編成で、東海道線東京 - 熱海間(回送は伊東線来宮駅まで)で運用されていた。
    • 検査などにより編成に不足が生じた際にはE231系やE233系が代走した。
    • 2007年7月から9月まで、編成ごとにデザインが異なる「東海道線横浜駅 - 国府津駅間開業120周年記念」ステッカーが先頭車前面に貼付された。
    • 2015年3月14日の改正で東海道線での運用を終了し[7]、鎌倉車両センターへ再転出した[8]
 
職員輸送に運用されるクモハ40054 1999年9月16日
  • クモハ40形
    • 1979年10月の電車基地開設に際して2両(40054・40074)が大船電車区から事業用代用として転入した[9]。国府津駅と電車区との間の職員輸送用および牽引車代用とされ[10]、民営化後にはイベント用に転用されるも、稀に国府津 - 国府津車両センター間の社員通勤用にも使用された。40074は、青梅線でのイベントに使用された直後の1998年5月7日に全般検査目的で大船工場に自力回送され、検査自体は実施されたが、そのまま大船工場内に留置された。40054は1999年頃まで、前述の職員輸送等にも時折使用されていたが、2000年3月6日、大船工場に自力回送され、これが実質的に最後の本線上自力走行となった。10日後の2000年3月16日には40054・40074揃ってEF64形の牽引により大宮工場に搬入され、以後は保留車扱いとなっていた[11]。2006年から2007年にかけて廃車され、2007年以降、クモハ40054は青梅鉄道公園で、クモハ40074は鉄道博物館静態保存されている。
 
クモハ40054の全検出場回送の控車として東海道線を走行するクモヤ90形 90013+90009+40054 1986年6月11日 早川駅
  • クモヤ145形
    • 牽引車。2004年4月時点では、119・125の2両が配置されていた[5]
 
クモヤ143-4
  • 113系
    • 1979年10月の電車基地開設に際し、182両が大船電車区から転入して配置が開始された[13]
    • E231系への置き換えが開始される前の2004年4月1日現在では、11両基本編成34本(K41 - K63・K65 - K75編成)と4両付属編成17本(S81 - S97編成)、訓練車4両編成の計446両が配置されており[5]、基本編成は東海道線(東京 - 静岡間)と伊東線、付属編成は東海道線(東京 - 熱海間)と御殿場線(国府津 - 御殿場間)で運用された[5]。付属編成はS編成のほかに東海旅客鉄道(JR東海)静岡車両区のT編成も用いられ[5]、互いの運用を代走することもあった。
    • 2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正で定期営業運転を終了。その後、クハ111形とモハ113・112形ユニットの一部(主に2000番台)は横須賀色に車体塗装を変更した上で幕張車両センターに転出し、同センターの0・1000番台初期車を置き換えた。また、サロ124形・サロ125形は全車が211系に改造され田町車両センターおよび高崎車両センターに転属となった。それ以外の車両は全車廃車された。
    • 定期営業運転終了直前には残存する編成4本の前面に「113系と富士山・日の出」「緑とオレンジの縁取りに山々」「富士山と散り行く桜」「クリーム地に文字のみ」4種類のデザインによるステッカー式ヘッドマークを当センターで制作・貼付して運転された。

国府津機関区時代編集

  • 蒸気機関車
  • 1000形(2代) - (在籍1931年-1935年、1941年)
  • D50形 - (在籍1931年-1939年)
  • 2120形 - (在籍1933年、1947年-1951年)
  • 2500形 - (在籍1935年-1943年)
  • B10形 - (在籍1937年-1943年)
  • 5500形 - (在籍1939年-1949年)
  • D51形 - (在籍1941年-1951年)
  • 6760形 - (在籍1947年-1955年)
  • 8550形 - (在籍1947年)
  • C50形 - (在籍1947年-1949年)
  • D52形 - (在籍1947年-1965年)
  • C12形 - (在籍1949年-1957年)
  • C11形 - (在籍1959年-1965年)
  • 「国鉄動力車配置表』1931年より1965年までの1945年を除く隔年分から『世界の鉄道』1967年、朝日新聞社
  • 電気機関車
  • ED10形 - (在籍1931年-1937年)
  • ED11形 - (在籍1931年、1953年-1959年)
  • ED12形 - (在籍1931年-1943年)
  • ED13形 - (在籍1931年-1937年)
  • ED15形 - (在籍1931年)
  • ED54形 - (在籍1931年-1933年)
  • EF50形 - (在籍1931年-1935年)
  • EF51形 - (在籍1931年)
  • EF52形 - (在籍1931年-1933年、1943年-1949年)
  • EF53形 - (在籍1933年)
  • EF54形 - (在籍1933年)
  • EF10形 - (在籍1935年-1967年)
  • ED23形 - (在籍1943年)
  • EF12形 - (在籍1943年-1947年)
  • EF13形 - (在籍1947年-1949年)
  • EF14形 - (在籍1947年)
  • EF15形 - (在籍1949年、1955年)
  • EF57形 - (在籍1949年)
  • ED17形 - (在籍1953年-1957年、1961年-1963年)
  • 「国鉄動力車配置表』1931年より1967年までの1945年を除く隔年分から『世界の鉄道』1969年、朝日新聞社

配置車両以外について編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 同編成は、サハE231-1000を含め10両全てを新製している。

出典編集

  1. ^ a b 交友社鉄道ファン』2018年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」
  2. ^ a b ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2018夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2018年、p.80-85。ISBN 9784330884189
  3. ^ a b c d 『国府津電車基地の創業』p.41
  4. ^ 『国府津電車基地の創業』pp.43 - 44
  5. ^ a b c d e f ジェー・アール・アール『JR電車編成表2004夏号』
  6. ^ 『j train Vol.66』2017 Summer イカロス出版 「E231/E233 Details」 P152
  7. ^ JR東日本、東海道線E217系の営業運転終了 - 「湘南色」の帯で活躍した車両 マイナビニュース
  8. ^ 鉄道ファン 2015年5月号(通巻649号) 平成27年3月14日ダイヤ改正に伴うJR東日本 車両の動き
  9. ^ a b c 『車両の動き』p.99
  10. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、 130頁。
  11. ^ レイルマガジン 201号 p.127
  12. ^ クモヤ143形3両が長野総合車両センターへ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2011年4月7日
  13. ^ 『国府津電車基地の創業』p.42
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参考文献編集

関連項目編集