国道252号

日本の新潟県から福島県に至る一般国道

国道252号(こくどう252ごう)は、新潟県柏崎市から福島県会津若松市に至る一般国道である。

一般国道

Japanese National Route Sign 0252.svg

国道252号
総延長 197.9 km
実延長 179.0 km
現道 176.3 km
制定年 1965年
起点 新潟県柏崎市
日吉町交差点(地図
主な
経由都市
新潟県十日町市魚沼市
福島県南会津郡只見町
終点 福島県会津若松市地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0008.svg国道8号
Japanese National Route Sign 0117.svg国道117号
Japanese National Route Sign 0017.svg国道17号
Japanese National Route Sign 0049.svg国道49号
Japanese National Route Sign 0118.svg国道118号
Japanese National Route Sign 0121.svg国道121号
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
新潟県魚沼市大倉沢付近の国道252号
六十里越峠開道記念碑
会津坂下町坂本付近

目次

概要編集

新潟県柏崎市から東へ新潟・福島県境の六十里越を越えて、只見町などに流れる只見川沿いを通り会津若松市に至る国道路線。福島県会津の只見川沿いの地域の生活に欠くことのできない重要な道路となっている。柏崎市内では、北陸自動車道柏崎ICの接続道路となるほか、福島県会津坂下町磐越自動車道会津坂下ICと接続する。付近を通る鉄道とは、新潟県から福島県にかけて、JR只見線小出駅 - 会津坂本駅間とほぼ並行する。

路線データ編集

歴史編集

年表編集

  • 1963年4月1日二級国道252号柏崎会津若松線(新潟県柏崎市 - 福島県会津若松市)として指定。
  • 1965年4月1日:一般国道252号となる。
  • 1965年代初頭:重複区間の国道49号が一次改良。現在の七折峠の旧道が完成。それに伴い旧道に七折橋(延長75m)が完成し、名前の由来のカーブは7つから5つに減る。
  • 1973年:六十里越トンネルの完成により、全線開通する。
  • 1984年度:塔寺バイパス開通。それに伴い旧道部分の大部分が福島県道43号会津坂下山都線に降格(指定されていない道路は会津坂下町道に降格)。
  • 1977年7月:持寄トンネル(福島県柳津町内)開通。それに伴い(旧)持寄トンネルと旧道は全て廃道。
  • 1991年1月:持寄スノーシェルター(福島県柳津町内)開通。それに伴い旧道は全て廃道。
  • 1989年:現道に当たる坂本バイパスの工事開始。
  • 2001年9月:柳津隧道の大型車の相互通行不可緩和のため「松倉拡張」計画の一環で松倉トンネル(福島県柳津町内)開通。開通直後は三島方面が松倉トンネル、会津坂下方面が本トンネルの真横にある柳津隧道を利用(その部分のみ片側2車線通行)。それに伴い(新)松原橋も開通(その後、(旧)松原橋は台風により流失。柳津隧道は廃道となり、片側1車線通行に)。
  • 2002年11月30日:坂本バイパス(七折峠トンネル・坂本橋)開通。それに伴い旧道の七折峠会津坂下町道に降格。[2]
  • 2006年8月4日2001年の松倉トンネル開通に次いで「松倉拡張」計画の一環で(新)滝谷川橋が開通。それに伴い旧道の(旧)滝谷川橋は廃道。
  • 2011年7月29日平成23年7月新潟・福島豪雨の影響による落石崩壊、岩石崩壊のおそれのため、南会津郡只見町大字田子倉字鬼面山から南会津郡只見町大字石伏字上宮渕までの14.4Kmの区間が通行止めとなっていたが、2012年7月23日に通行止めは解除された[3]

旧道・廃道編集

路線状況編集

新潟県魚沼市大白川と福島県南会津郡只見町大字田子倉の間にある峠、六十里越の周辺は急峻な山岳地形であることに加えて積雪が多く、冬季は雪崩落石の危険性が高いため、魚沼市末沢から県境の六十里越トンネルを挟んで只見町大字石伏字上宮渕までの間は、おおむね11月中旬から4月下旬にかけてのおよそ半年間は全面通行止めとなる[4]。この冬季閉鎖の間、両市町の間は並行する東日本旅客鉄道(JR東日本)の只見線が唯一の交通連絡手段となる。

別名編集

  • 会津沼田街道(只見町 - 会津坂下町)
  • 六十里越雪わり街道(魚沼市大白川 - 南会津郡只見町大字田子倉)
    名称は、新潟県魚沼市と福島県只見町の県境の峠越えを古くから「六十里越」と呼んでおり、豪雪地帯のこの地の毎年雪解け時期に、道を覆っていた雪を割って地上を露出させることを「雪割り」と称するところから[4]。六十里越とは、実際には6里(約24 km)の道が60里に感じられるほど険しかったからだといわれる[4]。雪わり街道の名が示すとおり、冬季は雪に閉ざされて通行することはできない。

新道・バイパス編集

重複区間編集

  • 新潟県
    • 国道17号(魚沼市・堀之内庁舎前交点〜四日町交点)
    • 国道117号(十日町市・下条栄町交点〜北原交点)
    • 国道290号(魚沼市・四日町交点〜渋川交点)
    • 国道291号(柏崎市・日吉町交点〜鳥越交点、魚沼市・四日町交点〜並柳東交点)
    • 国道352号(魚沼市・四日町〜和田交点)
    • 国道403号(十日町市・中仙田甲)
  • 福島県
    • 国道289号(南会津郡只見町・只見〜叶津)
    • 国道400号(大沼郡・金山町川口〜三島町名入)
    • 国道49号(河沼郡会津坂下町会津坂下IC交点〜会津若松市中沢交点)

道路施設編集

トンネル編集

  • 新潟県内
    • 山中トンネル(柏崎市・十日町市)
    • 越ヶ沢トンネル(十日町市)
    • 三坂トンネル(十日町市・魚沼市)
    • 六十里越トンネル(魚沼市・福島県南会津郡只見町)
  • 福島県内
    • 白沢トンネル(以下南会津郡只見町)
    • 入間木トンネル
    • 田子倉沢トンネル
    • 苧巻岳トンネル
    • 下平トンネル
    • 田子倉第二トンネル
    • 田子倉第一トンネル
    • 滝トンネル(以下大沼郡金山町)
    • 川口トンネル
    • 早戸トンネル(以下大沼郡三島町)
    • 川井トンネル
    • 駒啼瀬トンネル
    • 持寄スノーシェルター(以下河沼郡柳津町)
    • 持寄トンネル
    • 松倉トンネル
    • 七折峠(坂本)トンネル(河沼郡会津坂下町)

主な橋編集

道の駅編集

地理編集

柏崎市鳥越交点までと十日町盆地・魚沼盆地会津盆地を除くとおおむね山間地を縫うように各市町村を結んでいる。したがって、ほとんど河川に沿っており、新潟県では鯖石川・信濃川・飛渡川・田河川・魚野川破間川、福島県では只見川に沿っている。このため、新潟県内の各市と県境は分水嶺をトンネルによって越えている。六十里越の福島県側は、眼下に只見川のダム湖である田子倉湖を眺める山の斜面の急峻なワインディングロードである[4]

鉄道では、新潟県柏崎市・日吉町交点 - 鳥越交点間は、JR東日本信越本線、新潟県十日町市・下条栄町交点 - 北原交点間は、JR東日本飯山線、新潟県魚沼市・堀之内庁舎前交点 - 四日町交点間は、JR東日本上越線、魚沼市四日町交点 - 福島県会津若松市中央1までは、JR東日本只見線と並行している。他の区間に平行鉄道路線はない。

通過する自治体編集

交差する道路編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ a b c d e f g 2015年4月1日現在

出典編集

  1. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 14. 2017年4月28日閲覧。
  2. ^ 一般国道49号坂本バイパスの全線供用について”. 国土交通省 郡山国道事務所 (2002年10月30日). 2003年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月18日閲覧。
  3. ^ 新潟県:【魚沼】7月23日に国道252号「六十里越 雪わり街道」県境部の通行止めを解除します 新潟県ホームページ、2012年8月17日閲覧。
  4. ^ a b c d 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 74.

参考文献編集

関連記事編集

外部リンク編集