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国道56号

日本の高知県から愛媛県に至る一般国道

国道56号(こくどう56ごう)は、高知県高知市から四国地方の南西部を経由し愛媛県松山市へ至る一般国道である。

一般国道
国道56号標識
国道56号
地図
Japan National Route 56 Map.png
総延長 337.8 km
実延長 335.6 km
現道 296.5 km
制定年 1963年指定
起点 高知県高知市
県庁前交差点地図
主な
経由都市
高知県須崎市四万十市宿毛市
愛媛県宇和島市大洲市伊予市
終点 愛媛県松山市
市役所前交差点(地図
接続する
主な道路
記法
国道32号標識 国道32号
国道33号標識 国道33号
国道11号標識 国道11号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

目次

概要編集

総延長は337.8キロメートル (km) で、四国の国道では最長路線である。

四国地方の南西部に点在する中小都市を結んでおり、高知市 - 須崎市間、四万十市 - 宿毛市間、宇和島市 - 松山市間は交通量が比較的多い。一方、これらに含まれない区間は大変快適で走りやすく、沿線景観も海岸あり、台地ありと変化に富んでいる。一年を通じて見られる「お遍路さん」の歩く姿は、自然豊かな風景と調和し、南予路の風物詩である。

路線データ編集

一般国道の路線を指定する政令[1]に基づく起終点および経過地は次のとおり

歴史編集

  • 1953年昭和28年)5月18日
    二級国道197号松山高知線(愛媛県松山市 - 高知県高知市)として指定。
  • 1963年(昭和38年)4月1日
    一級国道56号(高知県高知市 - 愛媛県松山市)として197号を昇格させて指定。197号は大分市 - 大洲市に。高知県内、愛媛県内で改築事業に着手。
  • 1965年(昭和40年)4月1日
    一級二級制度廃止に伴い、一般国道56号(高知県高知市 - 愛媛県松山市)として指定。
  • 1970年(昭和45年)8月20日
    国道56号須崎市土砂崩壊落石事故、最高裁判決下る。国は敗訴。

工事概要編集

  • 1963年(昭和38年):高知県窪川町仁井田地区、改築に着手[4]
  • 1965年(昭和40年):高知県須崎市新荘 - 安和間 (2.8 km) 改築に着手[5]
  • 1967年(昭和42年)高知県須崎市安和:久礼地区間 (6.3 km) 改築に着手[6]
  • 1967年(昭和42年):愛媛県大洲市北只地区改築に着手[7]
  • 1967年(昭和42年)12月23日:愛媛県北宇和郡吉田町 - 東宇和郡宇和町間(法華津地区) (5.7 km) 改築に着手[8]
  • 1967年(昭和42年):高知県久礼坂地区 (6.502 km) 改築に着手[9]
  • 1968年(昭和43年)5月30日:高知県内、角谷坂の改築を完了[10]
  • 1969年(昭和44年):愛媛県南宇和郡内海地区改築に着手[7]
  • 1970年(昭和45年)1月1日:高知県須崎市安和 - 久礼地区間供用開始[11]
  • 1970年(昭和45年)12月20日:高知県久礼坂地区間供用開始[9]
    焼坂トンネル966 mは、地層は、中生代白亜紀に属する砂岩・頁岩の互層で破砕帯もあり湧水が多かった。掘削工法は、上部半断面掘削工法。久礼坂地区の旧道区間は、ヘアピンカーブが多く、見通しが悪い状態であった、そこで、通称、七子峠までの標高差300 mを線形を良くするため、橋梁10箇所、トンネル4箇所を施工したものである。
  • 1970年(昭和45年)3月25日:愛媛県北宇和郡吉田町と東宇和郡宇和町間(法華津地区)改築完了[12]
  • 1971年(昭和46年)3月:愛媛県東宇和郡宇和町鳥坂と大洲市札掛間(鳥坂・札掛地区)改築完了[13]
  • 1972年(昭和47年)3月14日:愛媛県内の一次改築を完了[12]
  • 1972年(昭和47年)7月25日:高知県内の一次改築を完了[14]
  • 1976年(昭和51年)3月22日:愛媛県内、城辺御荘バイパス供用開始[15]
  • 1978年(昭和53年)3月25日:高知県内、窪川バイパス完成[15]
  • 1979年(昭和54年)4月1日:愛媛県内、松尾峠局改完成[16]
  • 1986年(昭和61年)9月25日:愛媛県内、一本松城辺局改完成[17]
  • 1992年平成4年)12月18日:愛媛県内、内海ふれあいトンネル完成[18]
  • 1994年(平成6年)11月10日:高知県内、桑田山局改完成[19]
  • 2002年(平成14年)3月29日:高知県内、春野拡幅完成[20]
  • 2007年(平成19年)3月24日:宿毛一本松改良完成。
  • 2009年(平成21年)1月10日:高知県内、須崎道路の一般道路部分が全線開通。

災害について編集

  • 1981年(昭和56年)6月6日:高知県久礼町久礼坂で10,000立米に及ぶ崩壊が発生、6月15日まで全面通行止め[21]
  • 1995年(平成7年)7月4日:午前7時半頃大洲市東大洲付近で肱川の増水に伴い冠水が始まり、8時半頃には増水のため通行不能となった。大洲道路、大洲市松ヶ花 - 東大洲間で車両約100台が水没した。通行が再開されたのは5日午後7時であった。

路線状況編集

バイパス編集

高規格道路四国横断自動車道並行する自動車専用道路

高知県内

愛媛県内

別名編集

  • 電車通り(高知市内の土佐電鉄線並走区間)
  • 中村街道
  • 宿毛街道
  • 宇和島街道
  • 大洲街道

重複区間編集

  • 高知県高知市本町(県庁前交点) - 高知県高知市知寄町(知寄町一丁目交点): 国道32号国道55号国道195号国道493号
  • 高知県高知市(県庁前交点) - 高知県須崎市(下分甲交点): 国道197号
  • 高知県須崎市 - 高知県高岡郡四万十町(古市町交点): 国道381号
  • 愛媛県大洲市北只(青年の家入口交点) - 愛媛県大洲市中村(肱川橋交点): 国道197号

道路施設編集

トンネル編集

  • 吾桑トンネル(延長598 m、幅10.5 m)1982年度(昭和57年度)完成
  • 角谷トンネル(延長420 m、幅7.0 m)1967年度(昭和42年度)完成[23]
  • 安和トンネル(延長245 m、幅7.0 m)1967年度(昭和42年度)完成[23]
  • 焼坂トンネル(延長966 m、幅8.0 m)1969年度(昭和44年度)完成[24]
  • 久礼坂第4トンネル(延長208 m、幅8.0 m)1970年度(昭和45年度)完成
  • 片坂第2トンネル(延長137 m、幅8.0 m)1971年度(昭和46年度)完成
  • 井の岬トンネル(延長320 m、幅8.0 m)1969年度(昭和44年度)完成
  • 蓮乗寺トンネル(延長604 m、幅9.5 m)1986年度(昭和61年度)完成[25]
  • 内海隧道(延長859 m、幅8.0 m)1970年度(昭和45年度)完成[25]
  • 鳥越隧道(延長259 m、幅8.0 m)1971年度(昭和46年度)完成[25]
  • 嵐坂隧道(延長308 m、幅8.0 m)1970年度(昭和45年度)完成[25]
  • 松尾トンネル(延長1710 m、幅9.3 m))1978年度(昭和53年度)完成[25]
  • 第2玉津トンネル(延長235 m、幅8.0 m)1970年度(昭和45年度)完成
  • 法華津隧道(延長1320 m、幅8.0 m)1970年度(昭和45年度)完成[25]
  • 鳥坂隧道(延長1117 m、幅8.0 m)1970年度(昭和45年度)完成[25]
  • 犬寄隧道(延長749 m、幅8.5 m)1970年度(昭和45年度)完成

橋梁編集

  • 仁淀川大橋(橋長633 m、幅員11.5 m)1965年度(昭和40年度)完成。
  • 久礼坂大橋(橋長100 m、幅員8.0 m)1970年度(昭和45年度)完成
  • 中村大橋
  • 渡川大橋(橋長495 m、幅員7.25 m) 1975年度(昭和50年度)完成
  • 新宿毛大橋(橋長532 m、幅員10.5 m)1989年度(平成元年度)完成
  • 津島大橋(橋長157.3 m、幅員7.0 m)1963年度(昭和38年度)完成[26]
  • 礼掛橋
  • 肱川橋(橋長180 m、幅員12.0 m)1961年度(昭和36年度)完成[27]
  • 犬寄大橋(橋長105 m、幅員8.0 m)1969年度(昭和44年度)完成
  • 出合大橋

道の駅編集

高知県

愛媛県

地理編集

通過する自治体編集

交差する道路編集

主な峠編集

  • 七子峠(標高293 m): 高知県高岡郡中土佐町 - 高知県高岡郡四万十町
  • 片坂(標高240 m): 高知県高岡郡四万十町 - 高知県幡多郡黒潮町
  • 知永越(標高100 m): 愛媛県宇和島市
  • 法華津峠(標高230 m): 愛媛県宇和島市 - 愛媛県西予市
  • 鳥坂峠(標高470 m): 愛媛県西予市 - 愛媛県大洲市
  • 犬寄峠(標高250 m): 愛媛県伊予市

画像編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ a b c d e f g 2015年4月1日現在
  2. ^ 国道56号として指定されている並行する自動車専用道路を含む

出典編集

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 5. 2017年5月6日閲覧。
  3. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月27日閲覧。
  4. ^ 高知工事事務所 1987, p. 662.
  5. ^ 高知工事事務所 1987, p. 663.
  6. ^ 高知工事事務所 1987, p. 665.
  7. ^ a b 大洲工事事務所 1994, p. 191.
  8. ^ 大洲工事事務所 1994, p. 179.
  9. ^ a b 高知工事事務所 1987, p. 670.
  10. ^ 高知工事事務所 1987, p. 926.
  11. ^ 土佐国道事務所 2003, p. 103.
  12. ^ a b 四国地方建設局 1999, p. 98.
  13. ^ 大洲工事事務所 1994, p. 188.
  14. ^ 土佐国道事務所 2003, p. 104.
  15. ^ a b 四国地方建設局 1999, p. 99.
  16. ^ 四国地方建設局 1999, p. 100.
  17. ^ 四国地方建設局 1999, p. 101.
  18. ^ 四国地方建設局 1999, p. 102.
  19. ^ 四国地方建設局 1999, p. 103.
  20. ^ 土佐国道事務所 2003, p. 110.
  21. ^ 土佐国道事務所 2003, p. 105.
  22. ^ 一般国道56号 大方改良(黒潮町入野)が平成31年3月24日(日曜日)17時に全線開通します (PDF)”. 国土交通省四国地方整備局 中村河川国道事務所 (2019年3月15日). 2019年3月24日閲覧。
  23. ^ a b 高知工事事務所 1987, pp. 664-665.
  24. ^ 高知工事事務所 1987, p. 666.
  25. ^ a b c d e f g 大洲工事事務所 1994, p. 249.
  26. ^ 大洲工事事務所 1994, p. 247.
  27. ^ 大洲工事事務所 1994, p. 248.

参考文献編集

  • 建設省四国地方建設局高知工事事務所(編)『高知工事事務所四十年史』建設弘済会、1987年11月。
  • 建設省四国地方建設局大洲工事事務所(編)『大洲工事五十年史』建設省四国地方建設局大洲工事事務所、1994年6月。
  • 建設省四国地方建設局(編)『建設省四国地方建設局40年のあゆみ』四国建設弘済会、1999年3月。
  • 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所(編)『土佐国道事務所40年のあゆみ』国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所、2003年3月。

関連項目編集

外部リンク編集