国鉄モハ31形電車

ウィキメディアの曖昧さ回避ページ

モハ31形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した旧形電車である。1953年(昭和28年)6月1日に実施された車両形式称号規程改正(改番)により、全く出自の異なる2種が存在する。

  • 初代 - 1929年(昭和4年)から1931年(昭和6年)にかけて製造された、車体長17m級3扉ロングシートの半鋼製制御電動車。104両が製造され、1953年の改番では、モハ11形等に改められた。詳細は国鉄31系電車#モハ31形を参照。
  • 2代目 - 1944年(昭和19年)に、2扉クロスシートのモハ43形に扉を増設して製作された、車体長20m級半鋼製4扉ロングシートの制御電動車。当初はモハ64形であったが、1953年の改番によりモハ31形に改められた。1959年(昭和34年)6月施行の車両形式称号規程改正では、クモハ31形となった。詳細は国鉄42系電車#モハ64形をモハ31形(2代)に変更を参照。
  • 番外 - 1943年(昭和18年)に戦時買収された旧宇部鉄道のモハ31形。国有化後も改番されることなく使用され、1953年の改番でモハ1310形となった。詳細は宇部鉄道の電車#モハ31形を参照。