国際十王交通
国際十王交通株式会社(こくさいじゅうおうこうつう)は、埼玉県北西部および群馬県伊勢崎市を中心に営業している東武グループのバス・タクシー事業者である。
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | KJK/国際十王/国際/十王 |
本社所在地 |
![]() 〒360-0817 埼玉県熊谷市新島263-1 |
本店所在地 |
〒131-0045 東京都墨田区押上1-1-2 |
設立 |
1957年(昭和32年)12月26日(国際ハイヤー株式会社) 2004年(平成16年)1月1日現社名 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 |
3010601010187 ![]() |
事業内容 |
一般乗用旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 一般乗合旅客自動車運送事業 不動産賃貸業 駐車場経営 |
代表者 | 中村良夫 |
資本金 | 2536万5000円 |
純利益 | 9032万1000円(2020年03月31日時点)[1] |
総資産 | 33億4029万円(2020年03月31日時点)[1] |
従業員数 | 177名 |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 |
茨城急行自動車株式会社(50%) 朝日自動車株式会社(25%) (東武鉄道株式会社 連結子会社) |
外部リンク | http://www.juo.co.jp/ |
特記事項:登記上の設立年月日は1950年(昭和25年)11月(群馬観光タクシー株式会社) |
概要編集
乗合バス(国際十王バス)、高速バス、貸切バス(貸切バス安全性評価認定制度二ツ星認定[2])およびタクシー(国際十王タクシー)事業を展開している東武グループの企業である。同じく東武グループの朝日自動車株式会社によって事業を統括されている(朝日自動車グループ)。
埼玉県熊谷市の『国際ハイヤー株式会社』と群馬県伊勢崎市の『十王自動車株式会社』が、2004年(平成16年)1月1日に合併して誕生した。(存続会社は国際ハイヤー[3])。
埼玉県・群馬県より、バス事業者として、「指定地方公共機関」(国民保護法に基づく)に指定されている(群馬県では群馬県バス協会としての指定で、伊勢崎市において指定地方公共機関のひとつとして国際十王交通が明示されている)。
「国際」の名は、国際興業から事業譲渡されて(旧)国際ハイヤーが発足したことが由来であるが、その後東武グループ入りした。「十王」(旧・十王自動車)の由来は不明。
熊谷営業所所属の3010号車(日野・ブルーリボンノンステップ 2KG-KV290N2)をモデルとして、トミーテックの全国バスコレクションシリーズの「JB075 国際十王交通」が2020年3月に発売予定となっている[4]。
営業所編集
- 熊谷営業所は旧国際ハイヤー本社、伊勢崎営業所は旧十王自動車本社である。
- 案内所・タクシーのりば等
(所在地等の詳細やその他の施設に付いては、各営業所の記事を参照のこと)
- 熊谷駅前定期券発売所(熊谷・バス)
設立当初の体制編集
- 設立当初(正確には、旧国際ハイヤーが両毛観光バスを吸収合併した頃から)は、本社を東京都墨田区押上一丁目1番2号(東武鉄道本社所在地)とし、熊谷営業所を国際事業本部、伊勢崎営業所を十王事業本部として、旧社の事業を統括させていた(インターネット・アーカイブ)が、事業再編が進み、国際十王交通公式サイトや東武鉄道公式サイトの東武グループ一覧などでは、存続会社の旧国際ハイヤー本社である熊谷営業所所在地を会社所在地として案内している(一部の資料・書類では、現在でも東京・押上を本社としている物もある)。
- 会社としての事業所
- 乗合バス事業
- 熊谷営業所、伊勢崎営業所
- 貸切バス事業
- 貸切バス配車センター、熊谷営業所、太田営業所、足利営業所、伊勢崎営業所
- 高速バス事業
- 予約センター熊谷、予約センター伊勢崎
- タクシー事業
- 旅行事業案内所
- 以前電話帳に掲載されていた(十王事業本部・伊勢崎営業所管轄、旧 十王観光)。旧 十王自動車時代含め、公式サイトには記載されていなかった。旅行事業廃業とほぼ同時期に電話帳からも削除されている。
沿革編集
ここでは、国際十王交通公式サイト会社案内ページ内の会社沿革[2]を元に記載、旧国際ハイヤー株式会社から連続する形となっている。
主な事業編集
バス事業編集
- バス事業は、バス事業課によって展開されている。国際十王バスという呼称がある。
- 乗合バス(一般路線バス、車体の表記はKOKUSAI)は、埼玉県熊谷市の熊谷駅を中心として放射状に熊谷市内外各方面へ広がる路線群(熊谷営業所担当)と、群馬県伊勢崎市と埼玉県本庄市を結ぶ路線(伊勢崎営業所担当)を有している。
- 高速乗合バス(車体の表記はKokusai Juo)は、空港連絡バスであり、東京国際空港行きを運行。かつては、成田国際空港行き(2020年3月31日を持って休止[6])、夜行の京都・大阪方面行き(撤退・近鉄バスの単独運行化を経て、2015年12月11日付けで廃止[7])も運行していた。
- コミュニティバス・企業送迎などの受託も行なっている。以前はスクールバスも運行していた。
- 貸切バスも行っている。設立当初は多数の観光バス車両を有していたものの、その後規模は大幅に縮小され、一時は熊谷営業所にて乗合車両による中短距離専門の貸切という形に収まっていた。しかし、2019年前後に、熊谷営業所にてマイクロバスや数台の観光バス車両も導入されている。貸切バス安全性評価認定制度では三ツ星に認定されている[2]。
タクシー事業編集
- タクシー事業は、伊勢崎営業所配下にて、国際十王タクシーという名で展開している。
- 黒塗りの車両を用いている。行灯は、旧十王自動車・十王タクシー時代のままの『十王』と書かれた丸いものとなっている。
- かつては熊谷営業所においても営業していたが、撤退した。
駐車場・不動産賃貸事業編集
- 熊谷営業所専門で貸駐車場や不動産業(賃貸ビル)も継続して行なわれている。
過去の事業編集
旅行事業編集
国際十王バスフェスタ編集
立正大学地球環境科学部地理学科交通地理研究室が主催し、ファンイベントを2016年から2018年の3年間に渡り、毎年11月頃に開催されていたイベント。
イベントでは、バス車両やワンマン・タクシー機器などの展示と、国際十王交通に関するパネル展示、廃品・限定グッズ販売などが行われる。 主催機関内の国際十王バスフェスタ実行委員会が運営を行っており、国際十王交通は特別協賛の形を取っている。
また、フェスタの前に「国際十王交通フォトコンテスト」も開催しており、国際十王交通選出、研究室選出、熊谷市選出、国際十王交通フォトコンテスト委員会選出(特別賞)の各賞が表彰されるとともに、写真がフェスタで展示される。会場の関係上、熊谷市が後援しているが、伊勢崎営業所・旧十王自動車の写真も応募可能となっている。
脚注編集
関連項目編集
参考書籍編集
- BJエディターズ『BJハンドブック R54 朝日自動車』BJエディターズ、2005年1月1日、ISBN 4-4340-5322-1
- BJエディターズ『BJハンドブック R52 東武バス』BJエディターズ、2004年5月1日、ISBN 4-4340-4072-3
外部リンク編集
- 国際十王交通株式会社
- 国際十王バスフェスタ
- 国際十王バススェスタ (@Ris_kjk_festa) - Twitter
- 国際十王交通フォトコンテスト
- 国際十王交通フォトコンテスト (@Ris_kjk_photo) - Twitter