園部駅

京都府南丹市園部町小山東町溝辺にある西日本旅客鉄道の駅

園部駅(そのべえき)は、京都府南丹市園部町小山東町溝辺にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線。駅番号はJR-E16

園部駅
園部駅西口ステーションビル(2016年11月)
そのべ
Sonobe
JR-E15 吉富 (1.9 km)
(4.0 km) 船岡
地図
所在地 京都府南丹市園部町小山東町溝辺
北緯35度6分9.21秒 東経135度28分59.38秒 / 北緯35.1025583度 東経135.4831611度 / 35.1025583; 135.4831611座標: 北緯35度6分9.21秒 東経135度28分59.38秒 / 北緯35.1025583度 東経135.4831611度 / 35.1025583; 135.4831611
駅番号 JR-E16(嵯峨野線)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 E 山陰本線
(当駅より吉富方は嵯峨野線
キロ程 34.2 km(京都起点)
電報略号 ソノ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
3,614人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1899年明治32年)8月15日[1]
備考 直営駅
みどりの窓口
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東口駅舎

概要 編集

南丹市(旧・園部町)の代表駅である。

京都駅から当駅まではアーバンネットワークエリアに入り、嵯峨野線の愛称が付けられている。案内上でも、当駅から京都方面は「嵯峨野線」、福知山方面は正式名称の「山陰本線」(または「山陰線」)と名称が区別されている。ただし、当駅の駅掲示時刻表は両方向共「嵯峨野(山陰)線」と案内され、区別があいまいになっている。

以前は特急列車の多くが通過していたが、現在は全列車が停車している。普通列車は、当駅で折返すか、当駅で列車番号を変更し増結・切り離しする場合が多い。2010年に嵯峨野線区間の京都駅 - 当駅間は完全複線化されたが、当駅から綾部駅まで単線のままである。

ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)の利用可能駅は、2021年3月13日からは京都方面から当駅を越えて胡麻駅まで(と綾部・福知山駅など)であるが、それ以前は京都方面から当駅までのみ利用可能で、福知山方面はサービスエリア外で使用出来なかった(山陰地区の利用エリア東端・伯耆大山駅から西へまたがる利用は200kmを超過するために不可)。そのため、福知山方面行き列車内では当駅発車後、間違ってカード類を使用した乗客の確認と案内をするため車掌が車内改札を行うことが多かった(ワンマン列車も含む)。

歴史 編集

駅構造 編集

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。上下線の各ホームに子会社のJR西日本テクノスと共同開発した省スペース型のエレベーターが設置されている[5]。このほか、構内には多数の留置線が敷設され、夜間滞泊がある。

直営駅亀岡駅被管理駅)で、みどりの窓口が設置されている。

のりば 編集

のりば 路線 行先
1 - 4 E 嵯峨野線 亀岡京都方面[7]
E 山陰本線 綾部福知山方面[7]
付記事項
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • 前述した通り、当駅で普通列車(快速含む)の運転系統が分断されるため、同一ホームで乗り換えられるようにダイヤが組まれている。そのため、発着番線は一定していない。
  • 嵯峨野線区間の複線化を反映した2010年3月13日のダイヤ改正で、当駅の列車運用も大幅に変更された。日中は1番のりばと4番のりばに京都方面の快速・普通列車、2番のりばに京都方面の特急列車、3番のりばに福知山方面の特急・普通列車が入る運用となっている。

利用状況 編集

2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は4,514人である。 1日の平均乗車人員は以下の通りである[8]

年度 1日平均
乗車人員
1999年 4,216
2000年 4,134
2001年 4,214
2002年 4,260
2003年 4,312
2004年 4,430
2005年 4,570
2006年 4,595
2007年 4,487
2008年 4,490
2009年 4,414
2010年 4,477
2011年 4,563
2012年 4,655
2013年 4,721
2014年 4,663
2015年 4,784
2016年 4,748
2017年 4,614
2018年 4,614
2019年 4,514
2020年 3,614

駅周辺 編集

バス路線 編集

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
E 嵯峨野線・山陰本線
快速(船岡方は普通列車として運転)・ 普通
吉富駅 (JR-E15) - 園部駅 (JR-E16) - 船岡駅

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 桧山から先、福知山駅まで直通する便もあった。西日本JRバス撤退に伴い、園部駅 - 桧山、桧山 - 菟原・下ノ段を中京交通、丹波大身 - 福知山駅( - 福知山市民病院まで延伸)を京都交通が引き継いだ(丹波大身 - 下ノ段は2社が重複)[10][11]
  2. ^ かつては西日本JRバスが園篠線を運行していたが、同線の廃止後は福住を境に路線が分断された。当駅 - 福住間は京阪京都交通、福住 - 本篠山 - 篠山口駅はウイング神姫が運行を引き継いでおり、福住にて接続を行う便がある。

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、300頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日) 
  3. ^ 園部 - フジテレビ『みんなの鉄道』、2014年4月15日閲覧
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-120-1 
  5. ^ a b “小型エレベーター共同開発”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2000年9月27日) 
  6. ^ 2021年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道福知山支社、2020年12月18日。 オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218075722/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_fukuchiyama.pdf2020年12月19日閲覧 
  7. ^ a b 園部駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月14日閲覧。
  8. ^ 出典:京都府統計書
  9. ^ 南丹市 春日神社”. 京都府観光ガイド. 京都府観光連盟. 2022年6月17日閲覧。
  10. ^ 園福線の今後の運行と京丹波営業所の営業終了について”. 西日本ジェイアールバス (2024年3月15日). 2024年4月15日閲覧。
  11. ^ 園福線の運行を新たな事業者へバトンタッチ”. 京丹波町 (2024年3月12日). 2024年4月15日閲覧。
  12. ^ 園部・美山周遊バス

関連項目 編集

外部リンク 編集