在宅療養支援病院
在宅療養支援病院(ざいたくりょうようしえんびょういん)とは、患者が住み慣れた地域で安心して療養生活を送れるよう、患家の求めに応じ24時間往診が可能な体制を確保し、又は訪問看護ステーションとの連携により24時間訪問看護の提供が可能な体制を確保することで、緊急時に在宅で療養を行なっている患者が直ちに入院できるなど、必要に応じた医療・看護を提供できる病院のこと[1]。
在宅療養支援病院として登録できる要件
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- 当該医療機関において、24時間連絡を受ける医師または看護職員を配置し、その連絡先を文書で患家に提供していること。
- 当該医療機関において、他の保険医療機関の保険医との連携により、患家の求めに応じて24時間往診可能な体制を確保し、往診担当医の氏名、担当日等を文書で患家に提供していること。
- 当該医療機関において、訪問看護ステーション等の看護職員との連携により、患家の求めに応じて、医師の指示に基づき、24時間訪問看護の提供が可能な体制を確保し、訪問看護の担当看護職員の氏名、担当日等を文書で患家に提供していること。
- 当該医療機関において、又は他の保健医療機関との連携により、他の保健医療機関内において、在宅療養患者の緊急入院を受け入れる体制を確保していること。
- 医療サービスと介護サービスとの連携を担当する介護支援専門員(ケアマネージャー)等と連携していること。
在宅療養支援病院の施設基準
編集(この節の出典[2])
- 24時間連絡受付体制
- 24時間往診体制
- 24時間訪問看護体制
- 緊急入院受入体制
- 連絡先への情報提供体制
- 診療記録管理体制
- 他の保健医療福祉サービスとの連携体制
- 在宅看取り数等の報告体制
関連項目
編集出典
編集- ^ a b “在宅療養支援病院について”. 社会医療法人友愛会 南部病院. 2012年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月13日閲覧。
- ^ “在宅療養支援病院からみた 地域連携のあり方”. 日本医師会. 2020年6月13日閲覧。