坂上 真清(さかうえ ますみ)は、日本の男性ケルティックハープ(アイリッシュハープ)奏者である。

概要 編集

演奏に使用しているのは18世紀以前のケルトの伝統的スタイルである金属弦を張ったハープで、ヨーロッパ伝統音楽に影響を受けた自身のオリジナル曲を中心に18世紀アイルランド盲目のハーパーで作曲家 ターロック・オキャロラン の作品の演奏などを行う。これまでにソロ名義の作品とオリジナル曲を演奏するユニット ハンドリオン スリーラビリンス フェオエ などでCDを発表している。

主な活動 編集

イギリストラッド音楽とロックを融合させたグループ ヴァーミリオンサンズ にてギターとハープを担当する。1987年に1stアルバム『Water Blue』発表後、アイルランドの伝統的なスタイルである金属弦を張ったケルティックハープでアイルランドのトラディショナル音楽の演奏活動をスタートさせる。アイルランド大使公邸にて皇后陛下を招いてのレセプション、アイルランドのオキャロランフェスティバル、日本で開催されたケルティックフェスティバル、秋篠宮御夫妻を招いてのエメラルドボールなどで演奏。

1989年

  • ZABADAK『飛行夢』のレコーディングにゲスト参加。

1991年

  • ZABADAK『私は羊』のレコーディングにゲスト参加。 

1992年 

  • 成増アクトホールで開催された第1回ケルティックフェスティバルに参加。

1993年 

  • ヴァーミリオンサンズが参加したオムニバスCD『7 Days of a Life』がフランスの MUSEA レコードより発売。
  • 東京R'n Hallで1993年と1994年に開催されたケルティックフェスティバルに参加。

1994年 

  • 東京で活動している民族音楽の演奏家達とによるCD『東京楽士・世界の音と遊ぶ』に参加。

1998年 

  • ZABADAK『はちみつ白書』のレコーディングにゲスト参加。

1999年 

2000年 

  • AM,FM全国ネット「NHK ラジオ深夜便 ~ サウンドオアシス」に生演奏出演。

2001年

  • アイルランドの女性詩人 ヌーラ・ニー・ゴーノルゲール語詩集「ファラオの娘」出版の際 本に付けられたヌーラ本人と檀ふみによる朗読CDのオープニングとエンディングにクラルサッハの音楽が使用された。 それに伴い来日したヌーラのティアラこうとうでの出版記念コンサートにて共演。

2002年 

  • NPO法人語り手たちの会 櫻井美紀 主催によるティアラこうとうで開かれたコンサート「スコットランドの歌と踊り」にてスコットランドの吟遊詩人 ニック・ヘネシー と共演。

2003年 

2006年 

2010年 

2012年 

  • 世界遺産プロジェクトin平泉久遠の鐘』にメランコリックなオリジナル曲を中心に演奏するケルティック室内楽フェオエ として4曲の楽曲提供と演奏にて参加。
  • 世界遺産である平泉の 毛越寺 中尊寺 本堂にて奉納演奏を行う。

2013年 

2014年 

2017年 

2018年 

2019年 

  • ハンドリオン の音楽が 劇団しゃれこうべ 本公演 シェイクスピア【夏の夜の夢】の音楽に使用された。

2023年 

ディスコグラフィ 編集

オリジナル・アルバム 編集

坂上真清 ソロ 編集

ハンドリオン 編集

スリーラビリンス 編集

コンピレーション 編集

ヴァーミリオンサンズ 編集

  • ウォーターブルー (1987年)
  • 7 DAYS OF A LIFE (1993年) 世界7カ国のバンドによるオムニバスアルバム 楽曲提供&演奏で1曲参加

主なゲスト参加アルバム 編集

  • ZABADAK
    • 『遠い音楽』(1990年)
    • 『私は羊』(1991年)
    • 『はちみつ白書』(1998年)
  • アコースティックアストゥーリアス『Marching Grass On The Hill』(2006年)
  • リトルフォーク『An afternoon dream』(2009年)
  • 細坪基佳『デビュー45周年記念アルバム Old Time is Good Time』(2018年)

外部リンク 編集