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坂井瑠星(2018年12月16日撮影)[1]

坂井 瑠星(さかい りゅうせい、1997年平成9年)5月31日 - )は、日本中央競馬会(JRA)所属の騎手である。栗東トレーニングセンター矢作芳人厩舎所属。

来歴・人物編集

1997年平成9年)、東京都出身。父は大井競馬で騎手の坂井英光、叔父に笠松競馬の元騎手、坂井薫人という競馬一家で育つ。幼い頃から競馬が身近な存在で、小学生の頃、父親の影響で騎手を志す[2]。中学時代の同級生には坂井より1年遅れて騎手デビューした川又賢治がいた[3]

2013年(平成25年)4月に騎手課程32期生として競馬学校に入学[4]矢作芳人厩舎の所属となるが、これは坂井の父が大井競馬の騎手であり、矢作が東京都の大井で生まれ育ったことも関係していた[5]。また競馬学校時代には、目標とする騎手であるという[2]福永祐一の付き人としても学んだ[5]2016年(平成28年)2月に競馬学校を卒業[4]、同年度の騎手免許試験に合格[6]。同期には荻野極菊澤一樹木幡巧也藤田菜七子森裕太朗がいる[4]

2016年3月、矢作芳人厩舎に所属し、3月5日阪神競馬第3競走でビアンカリボンに騎乗しデビュー(14着)。同年4月2日の阪神競馬第4競走でグランプリアクセルに騎乗し初勝利を飾った[7][8]

初年度は4月17日の阪神競馬第3競走で4頭が絡む落馬事故に巻き込まれ[9]、左第2肋骨骨折などの負傷[10]で約1ヶ月騎乗出来ない時期があったものの、25勝を挙げ関西所属の新人騎手では最多勝となり、加えて騎乗停止がなかったことも評価され中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞するなどの活躍を見せた[11]

2017年11月16日よりオーストラリアでの自主研修を開始[12]。翌2018年3月10日に初勝利、その後のレースでも勝利し、異国の地で1日2勝を挙げた。またこの時期に拠点をビクトリア州からアデレードへと移している。

ドバイミーティングの際にはドバイへ渡り、リアルスティールなどの追い切りを手伝った。

2018年5月にビザの関係で一時的に日本に帰国、5月16日から5月27日の間は日本で騎乗し東京競馬場で行われたオープン特別の欅ステークスを自身が所属する矢作厩舎のドリームキラリで勝利するなど5勝を挙げた。安土城ステークスでは同じく矢作厩舎のモズアスコットに騎乗、レースでは1番人気に推されるも出遅れてしまい、最後は鋭い末脚を見せたが2着に敗れた。なおこの1週間後、モズアスコットは連闘で挑んだ安田記念クリストフ・ルメールを背に初GI勝利を挙げている。

再びオーストラリアに戻った際に、アデレードのトップトレーナーであるライアン・バルフォー厩舎と専属契約を交わし、11月にオーストラリアを離れるまでバルフォー厩舎の主戦騎手として活躍した。

2018年10月20日にオーストラリアのコーフィールド競馬場で行われたコーフィールドカップでソールインパクトに騎乗しG1初騎乗を果たした。日本の若手騎手が海外のG1競走でG1初騎乗を果たすのは極めて異例のことである。およそ1年オーストラリアで騎乗し、通算16勝の成績を残した。

オーストラリアでの騎乗を終えた後は自主研修のためにアメリカと香港へ渡り、香港では香港国際競走へ出走するモズアスコットなどの追い切りを手伝った。帰国後の朝日杯フューチュリティステークスでコパノマーティンに騎乗し日本でのGI初騎乗も果たした。

主な騎乗馬編集

騎乗成績編集

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 着順
初騎乗 2016年3月5日 1回阪神3日 3R メイクデビュー阪神 ビアンカリボン 16 14
初勝利 2016年4月2日 2回阪神3日 4R 3歳未勝利 グランプリアクセル 18 1
重賞初騎乗 2016年8月21日 2回札幌2日 11R 札幌記念 (GII) レッドリヴェール 16 16
重賞初勝利 2019年3月10日 1回阪神6日 11R フィリーズレビュー (GII) ノーワン 18 1
GI初騎乗 2018年10月20日 コーフィールド競馬場 コーフィールドカップ ソールインパクト 18 14

年度別成績編集

日本中央競馬会 (JRA) が発表している騎手データに基づく[7]

年度 騎乗数 勝利数 勝率 連対率
2016 473 25 .053 .110
2017 575 36 .063 .127
2018 88 10 .116 .198
通算 1189 74 .062 .124

関連項目編集

脚注編集

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出典編集

  1. ^ 武者修行を終えた坂井瑠星が帰国後初勝利netkeiba.com、2018年12月16日閲覧
  2. ^ a b 28年度新規騎手情報 (pdf)”. 日本中央競馬会. 2017年6月28日閲覧。
  3. ^ 川又賢治騎手がデビュー9戦目でルーキー初勝利一番乗り!. 競馬ラボ(2017年3月11日付). 2018年7月28日閲覧
  4. ^ a b c “2016年度 調教師・騎手免許試験合格者”. JRAニュース (日本中央競馬会). (2016年2月11日). http://jra.jp/news/201602/021102.html 2017年6月28日閲覧。 
  5. ^ a b “【札幌だより】坂井りゅうせいくん”. サンスポ ZBAT! 競馬 (産経新聞社). (2015年8月5日). http://race.sanspo.com/keiba/news/20150805/etc15080515140003-n1.html 2017年7月14日閲覧。 
  6. ^ “坂井瑠星、現役騎手の父の助言に感謝”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2016年2月12日). https://www.daily.co.jp/horse/2016/02/12/0008797559.shtml 2017年7月14日閲覧。 
  7. ^ a b JRAホームページ|データファイル|騎手・調教師データ”. 日本中央競馬会. 2017年6月28日閲覧。
  8. ^ “坂井瑠星騎手がJRA初勝利”. netkeiba.com (ネットドリーマー). (2016年4月2日). http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=108800 2017年7月14日閲覧。 
  9. ^ “阪神3R4人落馬 藤岡康騎手が呼吸困難、肋骨骨折”. 日刊スポーツ 極ウマ・プレミアム (日刊スポーツ新聞社). (2016年4月17日). http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1633208&year=2016&month=04&day=17 2017年7月14日閲覧。 
  10. ^ 3騎手が骨折”. 競馬ブック (2016年4月17日). 2017年7月14日閲覧。
  11. ^ “2016年度「中央競馬関西放送記者クラブ賞」は坂井 瑠星騎手が受賞”. JRAニュース (日本中央競馬会). (2016年12月25日). http://www.jra.go.jp/news/201612/122503.html 2017年7月14日閲覧。 
  12. ^ 坂井瑠星騎手、来月からオーストラリアへ”. netkeiba.com. 2018年2月7日閲覧。