坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』(さかざきこうのすけの ももいろフォークむら ネクスト;2019年7月からは『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT』にリニューアル)は、CS放送フジテレビNEXTで月1回放送されている、フォークソングなどをアコースティックで披露する音楽番組(フジテレビNEXT smartでもインターネット配信あり)。

坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT

しおこうじ 玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT
別名 フォーク村
ジャンル 音楽番組
構成 きくち伸(演出兼)
演出 きくち伸(構成兼)
司会者 村長:坂崎幸之助
THE ALFEE
出演者 百田夏菜子玉井詩織
佐々木彩夏高城れに
ももいろクローバーZ
加藤いづみ
宗本康兵(音楽監督)
ほか
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデューサー 福井倫子
製作 フジテレビジョン
放送
放送チャンネルフジテレビNEXT
フジテレビNEXT smart
映像形式16:9
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2014年9月18日 - 放送中
放送時間月1回 19:00 - 21:00(生)
放送分120分
坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT
坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT
放送期間2014年9月18日 - 2019年6月13日
放送時間月1回19:00 - 21:00
放送分120分
回数全58回
(第39夜 - 第97夜)
しおこうじ 玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT
放送期間2019年7月18日(第98夜) - 放送中
放送時間月1回19:00 - 21:00
放送分120分
番組年表
関連番組きくちから
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THE ALFEE坂崎幸之助ももいろクローバーZ(2019年7月からは玉井詩織)が、ゲストミュージシャンを迎えて生演奏・生歌でセッションを行う生放送番組であり、120分CMなしで進行される。リニューアル後の番組タイトルに含まれる「しおこうじ」は、詩織の「しお」と坂崎の本名である「幸二(こうじ)」を合わせたもの。

概要 編集

 
「お台場フォーク村デラックス」の会場に使われたZepp Tokyo

前史 編集

同番組の源流は2003年に、フジテレビ主催の夏のイベント「お台場冒険王」の中で行われた「坂崎幸之助のお台場フォーク村」と題したライブコンサートである。同年8月25日スタジオドリームメーカーで「第1夜」が行われ[1]2007年の「第20夜」まで、毎年夏季のイベントとして継続的に開催された。

その後スタジオドリームメーカーの閉館に伴い、2008年から会場をライブハウスのZepp TOKYOに移し、「坂崎幸之助のお台場フォーク村デラックス」と銘打ち、同時期に2-3日間のライブを開催していた。

これらのライブでは、坂崎を村長と称しメインアクトに、1970年代1980年代を代表するフォーク歌手を中心として、時に新進気鋭のミュージシャン、更には地上波の音楽番組『堂本兄弟新・堂本兄弟』とのコラボレーションなどを展開し、2013年の「第38夜」まで公演が行われた。

CS放送へ 編集

2014年9月から、スカパー!ケーブルテレビ向けチャンネルであるフジテレビNEXTに舞台を移し、ももいろクローバーZがメインアクトとして加わり、スタジオライブとして毎月1回の生放送で開催することになった。番組では坂崎とももクロが、アコースティックセッションを中心に、視聴者からのフォークソングのリクエストを生演奏する。また、毎回ゲストを迎えてのセッションも行われる。

テレビ放送第1回に当たる「第39夜」において、坂崎は「今夏(2014年の夏)はTHE ALFEEの結成40周年もあり、マネジャーが『今年は"フォーク村"は無理かも』といっていたが、きくち(きくち伸プロデューサー)がペイTV推進部に異動したその勢いで、フォーク村もフジテレビNEXTに移動してきた」[2]と述べており、CS放送への異動は、2014年のステージイベントの代替という位置づけとともに、2015年度からのステージイベント再開を念頭に置いたプロジェクトの位置づけをなしている。なお、ももクロは音楽番組では初のレギュラー出演となる。

音楽監督をつとめる武部聡志(~第62夜)、宗本康兵(第63夜~)[3]およびダウンタウンももクロバンドから加藤いづみ、佐藤大剛らがレギュラー出演して演奏する[4]

放送は木曜日が基本。原則2時間の放送枠だが、実際は尺に収まらずストリーミング配信サービス「フジテレビNEXT smart」ではフル放送していた回があり、CSでも後日再放送する時は完全版として2時間を越えたフル放送するようになった(第46夜以降)。そのため2時間経過の時点で一旦締めのコメントが入るが、収録自体は続いている(歌唱中にエンディングを迎える場合もある)。第43夜までは1時間59分の放送でCMを挟んでいたが、第44夜からCMなしの2時間放送となった。

出演者 編集

  • 坂崎幸之助THE ALFEE) - 番組内では「村長」の肩書きで出演。
    • 第68夜では、THE ALFEEになって2度目という本番当日の風邪をひき、声がほとんど出せなかったため、ほぼギター演奏に集中した。
  • ももいろクローバーZ
百田夏菜子玉井詩織佐々木彩夏高城れに
  • この番組限定の挨拶で「わたしたち今逢えるアイドル 月1ヒロインももいろ幸之助Z」と言うのがお決まりとなっている。
  • 百田が坂崎に、玉井が高見沢俊彦に、高城が桜井賢にそれぞれ扮した格好で「THE ALFEE」の曲を披露するのも定番となっている。グループ名は「Z ALFEE(ズィ・アルフィー)」[5]。時間の関係上、扮装をせずに披露することもある[6]
  • 佐々木は番組内で中森明菜[7]松田聖子[8]ら「昭和アイドル」のコスプレを披露するのが恒例となっており、コーナー化していた時期もある。
  • Go!Go! GUITAR GIRLZというコーナーでは、村長からギターを習うという趣旨のもと、ももクロのメンバーがギター演奏に挑戦する。しかし、 第64夜で高城れにに初めてベースが渡され、第65夜でメンバー5人が「Go!Go!BAND GIRLZ」を名乗り、高城もベースを初披露。玉井や佐々木も、ベースギターやエレキギターを担当することが多くなった。そのため第81夜からコーナー名自体が、Go!Go! BAND GIRLZに変わるケースが多くなった。
  • 第74夜、ももいろクローバーZはオープニングにビデオでコメントのみの出演。ゲストミュージシャンとして所ジョージキッサコが出演。
  • ダウンタウンももクロバンド
加藤いづみ・佐藤大剛・宗本康兵・竹上良成 他)
  • ゲストミュージシャンが1日限りで加わることもある[9]

過去の出演者 編集

  • 有安杏果 - 2018年1月21日をもってグループを卒業
    • 第57夜「ももいろフォーク村ベストセレクション」に関して、当初の予定タイトルは「杏いろフォーク村 ザ・ベストテン」であった。しかし、「生誕祭」ということで中心となるはずの有安杏果は、本番当日は花粉症中耳炎が原因で満足に歌える状態ではなかった(本番中、有安は会話には参加するが、歌には参加していない)。そこで、開始2時間前にセットリストが組み直された[10]ため、過去に歌唱経験のある歌を中心とするセットリストとなった。第57夜で歌唱予定であった19曲のうち4曲のみ歌われ、残る15曲が第58夜「杏いろフォーク村AGAIN」で歌われた。
  • 武部聡志 - 2016年まで音楽監督兼ピアノ・キーボード担当として出演していたが、翌年より「ももクロたちがもっと意見を出しやすいよう」にとの意向で、ももクロ世代に近い、宗本康兵に任を託し一線を退いた(第63夜では「拓郎ユーミンのコンサートで忙しくなった」と坂崎がコメントしている[3])。現在は「終身名誉 音楽監督」の肩書きで名を残している。101夜にはchayの付き添いで限定復帰した。

ゲスト出演者 編集

  • 原則、毎回ゲストが出演している。
  • 6回目の放送(第45夜)まではゲストは1人だったが、それ以降は基本的に複数人・組のゲストが出演する。
  • 37回目の放送(第76夜)は「ももいろフォーク村」となってから3周年ということもあり、初心に帰る意味を込め、初回以来3年ぶりにゲストを一切招かず、ももクロメンバー・坂崎村長・ダウンタウンももクロバンドのみで臨んだ。収録体制も異例の、出演者一同が円を描くようなフォーメーションとなった。
  • 第49夜では森山良子が10分を超える「さとうきび畑」を披露し、フォーク村最長の尺となった。
  • 第53夜ではシークレットゲストの松崎しげるが登場。左利きの松崎が、玉井の右利き用のギターを左手で演奏する特技を披露(弦が上下逆転するので、かなり難易度が高い)
  • また、ももクロの事務所の後輩ガチンコ3栗もえかアメフラっシ等)が登場することもある。

放送リスト 編集

タイトルには、「坂崎幸之助のお台場フォーク村」時代からの通し番号として「第○夜」を付記した後、サブタイトルがつけられている。

スタッフ 編集

  • 構成・演出:きくちP
  • プロデューサー・ディレクター:福井倫子
  • プログラムディレクター:大野悟
  • 制作協力:クリーク・アンド・リバー社
  • 制作:フジテレビNEXT音組/総合開発局メディア開発センターペイTV事業部
  • 制作著作:フジテレビ

出典 編集

  1. ^ "第60夜「彩高-nation」". 坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT. Episode 第60. 9 June 2016. フジテレビNEXT. 2019年7月26日閲覧
  2. ^ "第39夜スクリプト(放送内容の書き写し)". 坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT. Episode 第39. 18 September 2014. フジテレビNEXT. 2015年11月1日閲覧
  3. ^ a b "第63夜「Re:」". 坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT. Episode 第63. 8 September 2016. フジテレビNEXT. 2019年7月26日閲覧
  4. ^ ただし初回から皆勤で出演を続けていた加藤いづみも、第74夜にて不在だったため皆勤者はいなくなった。
  5. ^ ももいろフォーク村NEXT 第52夜(2015年10月15日)、第77夜(2017年10月26日)など
  6. ^ ももいろフォーク村NEXT 第70夜(2017年4月20日)など
  7. ^ ももいろフォーク村NEXT 第41夜(2014年11月27日)
  8. ^ ももいろフォーク村NEXT 第56夜(2016年2月11日)
  9. ^ ももいろフォーク村NEXT 第59夜(2016年5月19日)、第78夜(2017年11月15日)など
  10. ^ 本番終了直前の玉井詩織、および3月18日放送のK's TRANSMISSION内での坂崎幸之助の発言による

外部リンク 編集