坪木和久

日本の気象学者

坪木 和久(つぼき かずひさ、1962年7月19日 - )は、日本の気象学者[1]名古屋大学宇宙地球環境研究所教授。理学博士[2]

人物 編集

兵庫県加西市出身[3]。私立・愛の光幼稚園(現・愛の光こども園)、加西市立富田小学校加西市立北条中学校兵庫県立北条高等学校を卒業後、北海道大学理学部を卒業。大学時代には体操に熱中した。小学校時代には同郷人により神童と呼ばれた。現在でも3つのオンライン会議を同時にこなすなど、その神童ぶりは健在である。2017年に、航空機によって直接スーパー台風を観測することに成功した人物である。日本人では初の事例であった。過去には、北海道大学理学研究科日本学術振興会特別研究員(北海道大学低温科学研究所)、東京大学大気海洋研究所の助手、名古屋大学大気水圏科学研究所の助教授、名古屋大学地球水循環研究センター助教授准教授などを歴任した。2011年名古屋大学地球水循環研究センター(現・宇宙地球環境研究所教授に就任し、2015年より現職。2021年には横浜国立大学先端科学高等研究院台風科学技術研究センター・副センター長に就任した。日本気象学会や、日本自然災害学会水文・水資源学会可視化情報学会などに所属。著書に『激甚気象はなぜ起こる[4]』があり、世界の名著と呼ばれている。「自分のやりたいことをやるには、多くの困難を自ら克服しなければならない[5]」を信念とし、日々研究に邁進している。「世界一周を地球一周と思うな」、「年齢という固定観念を捨てること。それが結婚の第一歩。研究でも固定観念は捨てなければならない。」をモットーに学生の指導にも力を入れている。学生からは親しみを込めて「カズ」と呼ばれることが多い(本人談)。

脚注 編集

  1. ^ 坪木和久 - 新潮社
  2. ^ 坪木 和久 - research map
  3. ^ 坪木 和久 プロフィール - 名古屋大学
  4. ^ 坪木和久 『激甚気象はなぜ起こる』 | 新潮社”. www.shinchosha.co.jp. 2022年12月22日閲覧。
  5. ^ 日本気象学会 人材育成・男女共同参画委員会”. www.metsoc.jp. 2022年12月22日閲覧。