垂心
初等幾何学における垂心(すいしん、英: orthocenter)は、三角形の3つの頂点から対辺に引いた三本の垂線の交点。
性質編集
三角形の垂心で交わる3本の頂垂線によって作られる6つの角には、図のように当該三角形の3つの角が2つずつ含まれる。 また、三角形の各辺を頂垂線との交点で分割し、分割後のそれぞれの長さの辺を持つ正方形を作り(6つ)、 図のように時計回りに赤・青・赤・青・赤・青とグループ分けして、赤と青の面積を求めると、両面積は等しくなっている。
3つの頂点を A,B,C、垂心を H、3本の垂線の足を Ha,Hb,Hc とする。
垂心の座標編集
座標平面において、3頂点の座標を(xa,ya), (xb,yb), (xc,yc)とすると、垂心の座標は以下のようになる。
3頂点が単位円周上にある場合、以下のように簡単に書くことができる。
(xa+xb+xc,ya+yb+yc)
重心座標による垂心の座標は tanα:tanβ:tanγ となる。
関連項目編集
外部リンク編集
- Weisstein, Eric W. "Orthocenter". MathWorld (英語).
- orthocenter - PlanetMath.(英語)
- Definition:Orthocenter at ProofWiki