城東郵便局 (静岡県)

静岡県掛川市の郵便局

城東郵便局(きとうゆうびんきょく、英語: Kitō Post Office)は、静岡県掛川市にある郵便局。旧称は佐束郵便局(さづかゆうびんきょく、英語: Sazuka Post Office)。

城東郵便局
基本情報
正式名称 城東郵便局
前身 佐束郵便局
局番号 23177
設置者郵政省→)
日本郵政公社→)
郵便局株式会社→)
日本郵便株式会社
所在地 437-1402
静岡県掛川市中方618番地地図
位置 北緯34度42分59.6秒 東経138度3分18.8秒 / 北緯34.716556度 東経138.055222度 / 34.716556; 138.055222座標: 北緯34度42分59.6秒 東経138度3分18.8秒 / 北緯34.716556度 東経138.055222度 / 34.716556; 138.055222
貯金
店名 ゆうちょ銀行 代理店
取扱店番号 231770
保険
店名 かんぽ生命保険 代理店
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概要

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静岡県掛川市中方に立地する郵便局である[1]。城東郵便局が設置された地は、かつて静岡県小笠郡城東村であったことから、その村名が局名の由来となっている。

沿革

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1916年(大正5年)10月13日の逓信省告示に基づき[2][3]、静岡県小笠郡佐束村にて同年10月16日に佐束郵便局が開局した[4]。開局のきっかけは請願によるものである[2][3][4]。当初は集配業務を取り扱わない三等郵便局として設置されており[2][3]、このエリアの集配業務は平田村にある平田郵便局が担っていた[2][3]。その後、佐束郵便局で集配業務を取り扱ってほしいとの機運が高まり、佐束村の村長である尾澤富平より第51回帝国議会に請願が提出された[5]。これを受け、1927年(昭和2年)12月1日より集配業務と内外為替事務を取り扱うようになった[4]。1930年(昭和5年)2月11日より電話交換業務を取り扱うことになり[6][7]、内外電信および電話事務を手掛けるようになった[4]

佐束郵便局は集配三等局として[4]、佐束村、および、周辺の村を配達エリアとしていた。当時の佐束村に駅は設置されておらず、鉄道も敷設されていなかった。しかし、東海道本線掛川駅堀ノ内駅に向かう路線バスが通っているなど[8]、佐束村は地域の交通の要衝であり、当時としては「交通の便比較的良い」[8]と評されていた。

1955年(昭和30年)1月1日、佐束村は土方村と合併し城東村が設置された。同年8月16日に佐束郵便局は城東郵便局に改称された。1973年(昭和48年)4月1日に城東村は大浜町と合併し大東町が設置されたが、城東郵便局の局名は特に改称されずそのまま業務を継続した。2005年(平成17年)4月1日に大東町は掛川市や大須賀町と合併しあらためて掛川市が新たに設置されたが、引き続き局名は改称されることなく現在に至る。

年表

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  • 1916年 - 佐束郵便局を設置[4]
  • 1927年 - 集配業務、内外為替事務の取り扱いを開始[4]
  • 1930年 - 内外電信および電話事務の取り扱いを開始[4]
  • 1955年 - 佐束郵便局が改称され城東郵便局を設置。

取扱内容

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脚注

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  1. ^ 「住所」『城東郵便局 (静岡県) - 日本郵政グループ日本郵政グループ
  2. ^ a b c d 大正5年10月13日逓信省告示第841号。
  3. ^ a b c d 「吿示」『官報』1262號、印刷局、1916年10月13日、273頁。
  4. ^ a b c d e f g h 內外新聞通信社著作『山梨靜岡縣總覽』內外新聞通信社、1937年、539頁。
  5. ^ 「第五十一囘帝國議會衆議院議事速記錄附錄」『官報』號外、內閣印刷局、1926年3月31日、9頁。
  6. ^ 昭和5年2月6日逓信省告示第320号。
  7. ^ 「吿示」『官報』930號、內閣印刷局、1930年2月6日、127頁。
  8. ^ a b 篠田雀編輯『新撰鄕土史体系』國民通信社調査部、1934年、62頁。
  9. ^ a b c d e f 「郵便」『城東郵便局 (静岡県) - 日本郵政グループ日本郵政グループ
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「貯金・ATM」『城東郵便局 (静岡県) - 日本郵政グループ日本郵政グループ
  11. ^ a b c 「保険」『城東郵便局 (静岡県) - 日本郵政グループ日本郵政グループ

関連項目

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外部リンク

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