基山町

佐賀県三養基郡の町

基山町(きやまちょう)は、佐賀県の東部、三養基郡に属するである。鳥栖都市圏に含まれる。

きやまちょう ウィキデータを編集
基山町
基山の山頂にある基肄城
基山町旗 基山町章
基山町旗 基山町章
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 佐賀県
三養基郡
市町村コード 41341-1
法人番号 1000020413411 ウィキデータを編集
面積 22.15km2
総人口 17,357[編集]
推計人口、2024年9月1日)
人口密度 784人/km2
隣接自治体 鳥栖市
福岡県筑紫野市小郡市
町の木 つつじ
町の花 つつじ
基山町役場
町長 松田一也
所在地 841-0204
佐賀県三養基郡基山町大字宮浦666番地
北緯33度25分37秒 東経130度31分23秒 / 北緯33.42703度 東経130.52317度 / 33.42703; 130.52317座標: 北緯33度25分37秒 東経130度31分23秒 / 北緯33.42703度 東経130.52317度 / 33.42703; 130.52317
基山町役場
外部リンク 公式ウェブサイト

基山町位置図

― 市 / ― 町・村

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基肄城展望台からの基山町南部

地理

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佐賀県の東端部に位置し、南側で鳥栖市に接しているほかは福岡県に接する[注釈 1]福岡市へは人口の10%以上が通勤・通学するなどベッドタウンとなっている。隣接する佐賀県鳥栖市とともに、九州の陸上交通の要衝の地である。なお、隣の鳥栖市と同様に福岡県のNHKや民放テレビ、ラジオ局を全て視聴する事が可能である。

地形

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  • 山岳:契山(408m)・基山(405m)
  • 河川:秋光川 実松川 山下川

気候

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隣接している自治体

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地名

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  • けやき台一丁目〜四丁目 けやきだい Keyakidai
  • 小倉 こくら Kokura
  • 園部 そのべ Sonobe
  • 長野 ながの Nagano
  • 宮浦 みやうら Miyaura

人口

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上記のように、基山町では福岡市などのベッドタウンとして新興住宅地の開発が続き、2000年までは人口が増加を続けていたが、2000年代に入ってからは若年層の流出が顕著となり、人口は減少に転じている。2000年から2010年にかけての人口減少率は7.0%だが、福岡都市圏のうち、2010年国勢調査の「常住地による従業・通学市区町村別15歳以上就業者及び15歳以上通学者数に基づいた10%通勤・通学圏(10市10町)の中では、基山町以外に減少しているのは福津市(0.6%)のみである。特に14歳以下の年少人口は減少率32.3%と急減しており、圏内で最も高い減少率となっている[1]。2014年の日本創成会議による推計では、人口移動が収束しない場合の2010年から2040年にかけての若年女性人口変化率が-62.1%と推計され、「消滅可能性都市」の指摘も受けた[2]。これを受け、基山町では定住促進室を設けるなど対策を進めている。 その甲斐あってか、2017年には若干人口増加に至った。[3]

 
基山町と全国の年齢別人口分布(2005年) 基山町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 基山町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
基山町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 9,735人
1975年(昭和50年) 11,023人
1980年(昭和55年) 11,501人
1985年(昭和60年) 13,495人
1990年(平成2年) 14,455人
1995年(平成7年) 18,444人
2000年(平成12年) 19,176人
2005年(平成17年) 18,889人
2010年(平成22年) 17,837人
2015年(平成27年) 17,501人
2020年(令和2年) 17,250人
総務省統計局 国勢調査より


歴史

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近現代

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変遷表

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基山町町域の変遷表
1868年
以前
明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
基肄郡   小倉村 基山村 明治29年3月26日
三養基郡発足
昭和14年1月1日
町制
基山町 基山町
  園部村
  宮浦村
  長野村
  昭和34年
鳥栖市に編入
鳥栖市 鳥栖市

行政

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町長・議会

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イメージキャラクター

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きやまん
2011年(平成23年)3月7日から基山町のイメージキャラクター。
きやまんの弟であるきやまるもいる。

県政

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三養基郡選挙区から選出される佐賀県議会議員の定数は2議席である。

国政

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警察

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消防

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防災無線

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・毎月1日の15時に屋外スピーカーより試験放送が行われている。

曲目は制御システムを作っているJRC付属音源の「カッコウ」が鳴動する。

その他基山町役場の屋上スピーカーより定時でチャイムが鳴る。

7時 旧音源野ばら

12時 旧音源恋は水色

17時 旧音源復刻版夕焼け小焼け

21時 旧音源ふるさと

特徴としては音量が大きく高音質となっている。ただ再生機とアンプの起動が間に合っていないのか若干頭欠けをしている。

2021年の確認では17時の夕焼け小焼けがML-1000の音源となっていることが発覚。

それ以前の動画ではML-304再生機の音源となっている。

産業

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九州の大動脈たる九州自動車道や国道3号に近い地の利を活かし、工場誘致が行われている。

基山パーキングの裏手には日本最大のエミューの飼育場がある。

基山町に本社を置く企業

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基山町に工場・事業所を置く主要企業

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市外局番

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  • 市外局番は全域が0942である。
    • 久留米MA(91 - 92)

金融機関

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郵便

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郵便局
  • 基山郵便局
  • 高島団地簡易郵便局
郵便番号
地域 郵便番号
けやき台 841-0205
小倉 841-0201
園部 841-0203
長野 841-0202
宮浦 841-0204

健康・福祉

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統計はすべて2010年10月1日国勢調査のもの。

  • 平均年齢:45.34歳
    • 年少人口(0 - 14)割合:13.24%
    • 生産年齢人口(15 - 64)割合:64.39%
    • 老年人口(65 - )割合:22.37%

教育

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高等学校

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中学校

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小学校

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幼稚園

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  • 私立
    • 見真幼稚園

保育園

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  • 町立
    • 基山保育園
  • 私立
    • たんぽぽ保育園
    • ちびはる保育園
    • BUDDY保育園

交通

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鉄道

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基山駅

町の中心駅:基山駅

バス

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町内の一般路線バスはすべて廃止されておりコミュニティバス「きやまコミュニティバス」のみとなっている。

町内の基山パーキングエリアに併設されたバスストップに九州各地への高速バスが発着する。

道路

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文化施設

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スポーツ施設

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特産品

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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名所・史跡・観光スポット

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祭事・催事

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  • 大興善寺つつじ祭り(4月中旬〜5月上旬)
  • 春のJR九州ウォーキング(4月下旬)
  • きのくに祭り(7月下旬)
  • 御神幸祭(9月秋分の日)
  • 園部くんち(10月17日に近い日曜日)
  • 基山町文化祭(11月1日〜3日)
  • 大興善寺もみじ祭り(11月中旬〜12月上旬)
  • きやまロードレース大会(12月第1日曜日)
  • ふ・れ・あ・いフェスタ(12月第2日曜日)

著名な出身者

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脚注

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注釈

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  1. ^ 他の三養基郡域(上峰町みやき町)とは鳥栖市によって分断され、基山町全域が三養基郡の飛地となっている。
  2. ^ 基山町内にあるのは上り線側にのみ。下り線側は福岡県筑紫野市に所在。

出典

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  1. ^ 福岡都市圏の人口構造の変化 - 日本政策投資銀行、2013年3月
  2. ^ 日本創成会議による資料 (PDF) および毎日新聞2014年5月9日の記事を参照。-50%以下(すなわち減少率が50%以上)が「消滅可能性都市」とされている。
  3. ^ =明日を問う= 基山町の課題 - 佐賀新聞、2015年04月18日
  4. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 41 佐賀県』、角川書店、1982年 ISBN 4040014103より
  5. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  6. ^ 佐賀県基山村で小作人が地主を襲撃『福岡日日新聞』大正14年10月20日夕刊(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p203 大正ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  7. ^ a b 基山町町民栄誉賞表彰」基山町。2024年6月14日閲覧
  8. ^ a b ゼロから分かる基山町町民栄誉賞、過去の受賞者から記念品の中身まで」『大字基山』2017年12月21日。2024年6月14日閲覧

外部リンク

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