基金

創設者と寄付者の意志に従って特定の目的のための投資プールを管理するための法的構造

基金(ききん、: fund)は、特定の目的のために準備された元手となる資金のことである。

種類 編集

この資金を元手に預金投資等の運用で得た収益によって事業費を賄うという基本は共通であるが、その目的は以下のような類型に分けられる。

  • 学術や慈善事業等の公益を目的としたもの - 一般社団法人
  • 企業の経営資金を補う目的のもの - 経営安定基金
  • 投資による利潤の追求を主目的としたもの - 投資事業組合 日本で「ファンド」というとこの分野を指すことが多い。
  • 普通地方公共団体が、条例の定めるところにより、特定の目的のために又は定額の資金を運用するために設けるもの - 基金 (地方自治法)

基金条例 編集

基金条例は住環境や福祉、教育など一定の目的のために積み立て、準備しておく資金を集金するために、地方自治体が定める条例。公共施設の建設基金に関するものから、都市計画などにおいて土地開発や公共施設設備など公共投資のための基盤森林保全や緑環境保全など環境保全のための基金に対する条例などに多く制度化され、各地方自治体でこれらの条例を定め、各種整備に充当している。

おもな基金条例 編集

関連項目 編集