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埼玉県道・群馬県道83号熊谷館林線

日本の埼玉県と群馬県の道路
埼玉県道83号熊谷館林線から転送)

埼玉県道・群馬県道83号熊谷館林線(さいたまけんどう・ぐんまけんどう83ごう くまがやたてばやしせん)は、埼玉県熊谷市から群馬県館林市に至る県道主要地方道)である。

主要地方道
Japanese Route Sign Number 8.svgJapanese Route Sign Number 3.svg
埼玉県道83号標識
Japanese Route Sign Number 8.svgJapanese Route Sign Number 3.svg
群馬県道83号標識
埼玉県道83号 熊谷館林線
群馬県道83号 熊谷館林線
主要地方道 熊谷館林線
制定年 ****年 埼玉県認定
1994年 群馬県認定
起点 埼玉県熊谷市 筑波交差点【地図
主な
経由都市
埼玉県行田市
群馬県千代田町
終点 群馬県館林市 青柳交差点【地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0017.svg 国道17号
Japanese National Route Sign 0122.svg 国道122号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
埼玉県熊谷市肥塚付近
群馬県千代田町鍋谷地区(2012年6月)

目次

概要編集

埼玉県熊谷市筑波の国道17号交点から群馬県館林市青柳町の国道122号交点に至る。

埼玉県北部の主要都市である熊谷市と群馬県東部の主要都市である館林市を直結させる唯一の路線である。しかし、後述の通り県境で道路が分断されていて、自動車での通過が不能となっている。

路線データ編集

埼玉県内区間編集

埼玉県内の総延長は、7,444メートル (m) である[1] (熊谷西環状線の新道区間、埼玉県道59号羽生妻沼線との重複区間を除く)。

熊谷市筑波の国道17号ならびに埼玉県道91号熊谷停車場線との交点である筑波交差点を起点とし、末広交差点で埼玉県道128号熊谷羽生線と6叉路の交差点で分岐する。かつて熊谷市街地内には旧道があった(詳細は後述)が、1988年昭和63年)のさいたま博開催に合わせ、熊谷駅から会場の入口まで直結させる通りとして1987年3月に開通したルートが県道に指定され、さいたま博の閉幕後、「さいたま博通り」という愛称が指定された。2018年に熊谷停車場線から続く駅からのルートが「ラグビーロード」に改称される。

この区間は、都市計画道路の指定がされており、起点から北大通りまでが3.4.2 熊谷駅通線(熊谷停車場線から連続して指定)、北大通りから熊谷羽生線との分岐点までが3.3.4 熊谷谷郷線(熊谷羽生線新道の計画路線)、熊谷羽生線の分岐点から熊谷バイパスまでが3.4.28 福祉センター通線[注釈 1]となっている。

国道17号熊谷バイパスと交差する肥塚交差点の前後は、渋滞が起きていた。このため、立体交差化(柿沼肥塚立体)され、熊谷バイパスの本線は肥塚交差点をスルーするようになったため、熊谷館林線側の信号待ち時間が少なくなってスムーズに通行できるようになり、同交差点における渋滞がほぼ解消された[2]

熊谷バイパスを越えると郊外地域となる。約1km程の間、歩道に並木道が整備されている。並木道を超えると、ト字の交差点となり、熊谷スポーツ文化公園の入口となっている。 さらに先は、田園地帯の間を抜け、集落(中条地区。字は今井及び上中条)となる。集落を進むと、上中条交差点となる。上中条交差点の左折方向が熊谷館林線となる。さらに田園地帯を抜けると、いったん行田市に入って、次の集落(北河原地区)になる。ここで、県道59号羽生妻沼線と合流し、一旦熊谷館林線の案内が消失する。さらに進むと、再び熊谷市内(旧妻沼町)に入り、埼玉県区間最後の集落(葛和田地区)になる。県道59号羽生妻沼線を分岐し、再び単独区間となると集落の突き当たりが利根川の堤防になる。堤防を越え、河川敷の葛和田サッカー場(選抜高校女子サッカー大会会場)を横に見て進んだ突き当たりが渡河区間の起点(乗船場)であり、埼玉県側の共用区間の終点である。

利根川渡河編集

埼玉県と群馬県の県境である利根川においては架橋されておらず、赤岩渡船による渡河区間となっており、群馬県営で千代田町に委託する形で運営されている。自動車の場合には近隣の刀水橋または武蔵大橋(利根大堰)へ迂回する必要がある。

群馬県内区間編集

利根川の左岸から群馬県側の路線が始まると堤防を降りてすぐの交差点が赤岩交差点で、それを右折して赤岩東交差点を左折し、千代田町中心街の東側を北上し、進路を北東に変えるとその先は田園地帯を進む。直進方向ながら鋭角な野辺町交差点から東方向に進み、鞍掛工業団地の南をかすめ、埼玉県内区間(熊谷市)の田園地帯を圧倒するほどの広大な田園地帯を抜け、次第に再び北東方向に進路を変えながら、終点である館林市街地の南側の入口である青柳町の国道122号との青柳交差点へ至る。

新道計画編集

利根川新橋編集

未事業化

渡河区間に新橋を架橋することにより、直接的・間接的を含め恩恵を受ける市町(埼玉県熊谷市・行田市・深谷市、群馬県太田市・館林市・明和町千代田町大泉町邑楽町栃木県足利市)で構成される「利根川新橋建設促進期成同盟会」(会長:熊谷市長)による話し合いと両県への働きかけを行っている。市民有志による「利根川新橋を架ける市民の会」も設立されている。

新たに橋を架け、現道と新橋を結ぶ新道を合わせて整備するバイパス計画。

群馬県より発表されている「はばたけ群馬・県土整備 館林・邑楽地域プラン」では、近年“利根川の新橋整備(赤岩)”について記述がされており、2018-2027年版(2018年3月)では、「2027年までに着手予定」の一つとして記載されているが、『(前版である)2013-2022への掲載事業であり、2022年度までに着手予定』との注釈が明記された[3]。なお、あくまで事業着手予定であり、着工や開通予定はまだ示されていない。

熊谷西環状線編集

全線開通(2019年令和元年)5月20日14時開通[4][5]

埼玉県の道路事業に関する評価基準で2012年より「主要地方道熊谷館林線」として熊谷市内の「西環状」区間が重点整備箇所に指定されていた[6]

これは、都市計画道路「熊谷西環状線」のことで、国道17号本線深谷市方面と国道407号妻沼バイパス太田市方面間を短絡するルートである為、本来熊谷館林線とは関連が無く接続もしない道路計画だが、熊谷市と埼玉県の協議の結果、埼玉県(熊谷県土整備事務所)が整備することとなったことから、計画地から一番直近の主要地方道である熊谷館林線の新道に位置づけて整備を加速させることとなった。 それに伴い、建設に先駆けて、2012年11月に起点の熊谷市新島より、西環状線から更に国道407号及び国道17号熊谷バイパスへ重複し、現道と交差する熊谷市肥塚(肥塚交差点)までの計3,870mが県道熊谷館林線の新しい経路(新B)として告示された[7]。開通後は、現在の起点-熊谷バイパス間の現道(熊谷羽生線との重複区間を除く)を熊谷市に移管して市道135号とし、熊谷西環状線を県道熊谷館林線の本線として置き換える予定となっている[8]

熊谷西環状線の概要編集

熊谷市新島の国道17号に熊谷市道宮塚古墳通り(愛称)が接続するT字路だった新島(北)交差点を起点とし、宮塚古墳通りを延伸する形で田園地帯に新道を通し、途中からは既存の市道に乗り入れて拡幅する形で途中熊谷市スポーツ文化村「くまぴあ」(元熊谷市立女子高等学校)前を通り、国道407号に架かる大幡歩道橋の交差点を終点とする対面2車線の都市計画道路。

熊谷西環状線の開通により、熊谷東松山道路支線(埼玉県道385号武蔵丘陵森林公園広瀬線)-宮塚古墳通りと一体化し、関越自動車道東松山IC、東松山市西部、滑川町国営武蔵丘陵森林公園国道140号熊谷運動公園、国道17号、国道407号(妻沼・太田市方面)を結ぶ新ルートが成立し、国道17号・国道407号・国道140号が交わる熊谷警察署前交差点の渋滞緩和効果が期待されている[9]。また、ラグビーワールドカップ2019開催時のシャトルバス運行ルートの一つ(熊谷運動公園駐車場・熊谷市スポーツ文化村くまぴあ-熊谷ラグビー場)としても活用する予定[10]

なお、新道区間では同時に開通した都市計画道路玉井東通線と接続する。ちなみに玉井東通線は、別府玉井線及び深谷市内の北通り線と一体化し、国道17号及び埼玉県道264号原郷熊谷線の混雑を避け、深谷市街へ結ぶ新たな接続道路となる[4]

道路規格は、全長1,320m、幅員16mの対面2車線道路となっている[4]

歴史編集

年表編集

  • 1993年平成5年)5月11日建設省から、県道熊谷館林線が熊谷館林線として主要地方道に指定される[11]
  • 1994年(平成6年)4月1日:群馬県より県道路線認定に関する告示(昭和34年群馬県告示第389号)の一部が改正され、熊谷館林線(整理番号83)となる[12]
  • 2000年(平成12年):本町起点-箱田通り-肥塚(国道17号熊谷バイパス)間(現在の旧道)を熊谷市に移管し、筑波起点-福祉センター通線〈愛称さいたま博通り(現ラグビーロード)〉-肥塚(現道)間の経路に変更(詳細は下記参照)
  • 2019年令和元年)5月20日:都市計画道路熊谷西環状線開通、新島起点-熊谷西環状線-妻沼バイパス-熊谷バイパス-肥塚間の新道供用開始[5]
  • (予定):筑波起点の現道を熊谷市に移管、新島起点の経路が本線・現道となる。

熊谷市街地の新旧3経路について編集

熊谷市街地の起点-国道17号熊谷バイパス肥塚交差点間は、先述のとおり筑波地区を起点とする経路(現道、今後指定解除予定)と、2019年5月に開通した新島地区を起点とする経路(新道)がある。更に、以前は本町地区を起点とする経路(旧道)が指定されており、少なくとも2度に渡り、熊谷市街地の全区間を付け替える変更が行われている。

旧道は、熊谷市本町の国道17号交点(熊谷市役所入口交差点)を起点とし、市役所通り・北大通り・箱田通り[注釈 2]と愛称のついたルートを辿って、国道17号熊谷バイパスの肥塚交差点の手前約160 m地点で、現道に合流する[13][注釈 3]。箱田通りは商店街で、中央線の無い狭い通りとなっており、同通りを抜けると中央線はあるものの新道合流までの区間には歩道が整備されていなかった[注釈 4]上、路線バスも通過していた。現在の経路はさいたま博(現在のスポーツ文化公園西側で1988年に開催)のアクセス路整備の一環で、都市計画道路福祉センター通線[14]として1987年3月に開通した街路である[15]2004年に開催された第59回国民体育大会(彩の国まごころ国体)関連整備の一環として、2000年に福祉センター通線及び国道17号筑波交差点から熊谷羽生線と重複して福祉センター線と分岐する地点までが熊谷館林線に指定され、代替にそれまでの熊谷館林線が熊谷市に移管された[16](路線バスは2004年9月に経路変更)。この福祉センター通線が現道である。

路線状況編集

通称編集

重複区間編集

☆:熊谷館林線より上位道路(県道番号が若い・国道)の為、熊谷館林線の案内が省略されている区間。

地理編集

通過する自治体編集

交差する道路編集

現道(筑波起点)
交差する道路 交差点名 所在地
埼玉県道91号熊谷停車場線 熊谷駅方面
国道17号 筑波 埼玉県 熊谷市
(北大通り) 熊谷女子高前
埼玉県道128号熊谷羽生線 末広
第2北大通線 中央
(旧道)
国道17号熊谷バイパス・当路線新道重複) 肥塚
埼玉県道303号弥藤吾行田線
埼玉県道303号弥藤吾行田線
埼玉県道362号上中条斎条線
上中条
埼玉県道59号羽生妻沼線 北河原 行田市
(羽生妻沼線重複区間) 熊谷市
埼玉県道59号羽生妻沼線 秦小学校前
埼玉県道416号利根川自転車道線利根川堤防道路)
利根川渡河区間赤岩渡船 群馬県 邑楽郡千代田町
群馬県道38号足利千代田線群馬県道152号赤岩足利線 赤岩
群馬県道38号足利千代田線 赤岩東
群馬県道20号足利邑楽行田線 野辺町 館林市
群馬県道361号矢島大泉線 上三林
国道122号館林明和バイパス 第三中学校南
国道122号 青柳
新道(新島起点)
交差する道路 交差点名 所在地
熊谷市道宮塚古墳通り 熊谷東松山道路東松山市方面
国道17号 新島(北) 埼玉県 熊谷市
(玉井東通線) 玉井(東)
国道407号妻沼バイパス 大幡歩道橋
(国道407号・国道17号(熊谷バイパス)重複区間)
(現道 熊谷市街方面) 国道17号熊谷バイパス 肥塚
現道 熊谷市北部方面

沿道の主要施設編集

埼玉県
熊谷市
行田市
熊谷市(旧妻沼町)
  • 利根川総合運動公園葛和田サッカー場
  • 妻沼グライダー飛行場
  • 熊谷市立荻野吟子記念館
群馬県
千代田町
  • 赤岩郵便局
  • 千代田町民プラザ
  • 千代田町保健センター
館林市

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ かつて沿道に立地していた埼玉県熊谷福祉センターを指す。
  2. ^ 熊谷箱田郵便局の前を南北方向に通過する街路。
  3. ^ 合流地点に信号は無い。
  4. ^ 現在は一部を除いて歩道が設置された。

出典編集

  1. ^ 事務所管内図 - 埼玉県の熊谷県土整備事務所・行田県土整備事務所の図に記載されている距離を合算。
  2. ^ 熊谷バイパス(柿沼肥塚立体)効果1-1:渋滞の解消 - 国土交通省 関東地方整備局 大宮国道事務所
  3. ^ はばたけ群馬・県土整備プラン2018-2027 邑楽館林地域
  4. ^ a b c 平成31年4月定例記者会見:熊谷市 議題3:熊谷西環状線・玉井東通線開通記念式典について
  5. ^ a b 埼玉県報 定期 第4号 (令和元年 5月17日発行) 埼玉県熊谷県土整備事務所長告示第2号 県道熊谷館林線の供用の開始(2019年5月17日、同日閲覧)
  6. ^ 道路事業の評価 - 埼玉県 | 重点整備箇所一覧(道路改築・街路整備)
  7. ^ 埼玉県報 第2446号 平成24年11月30日(2012年11月30日、2018年5月18日閲覧)P70-71 県道熊谷館林線の区域の変更(熊谷県土整備事務所) 新B
  8. ^ 先程の県報告示内の旧新A(現道)の備考に「旧道の一部は熊谷市に引き継ぐ予定」とある(一部とあるのは熊谷羽生線との重複区間は存続する為)。また熊谷市議会でも市道135号線の新規認定理由に熊谷西環状線を県道として整備する代わりに市が熊谷館林線の一部を引き継ぐとするやり取りが行われている(熊谷市議会だより平成22年12月議会 都市建設常任委員会
  9. ^ 平成26年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (小林哲也議員) - 埼玉県議会
  10. ^ SAITAMAラグビーロードの整備(埼玉県)
  11. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  12. ^ 平成6年群馬県告示第238号 県道路線認定に関する告示の一部改正(群馬県報第7163号、1994年4月1日、p. 8、群馬県立図書館所蔵)
  13. ^ 昭文社 (2002). 関東甲信越 静岡・福島 道路地図 (地図). 1:100,000. MAXマップル (7) (2002年7月1日 ed.). p. 58. ISBN 4-398-60023-X 
  14. ^ 熊谷市の都市計画図:熊谷市ホームページ(区割りNo.7・11)
  15. ^ 熊谷市議会 平成元年12月定例会(第4回)12月14日-一般質問-04号 P285(「福祉センター通」で検索のこと)
  16. ^ 熊谷市議会 平成12年3月定例会(第2回)03月24日-委員長報告・質疑・討論・採決-06号、平成12年12月定例会(第5回)12月09日-一般質問-05号
  17. ^ 熊谷市 平成30年2月臨時記者会見 議題1:平成30年度当初予算(案)の概要について(速報) 参考資料2(各事業の概要)(P2.ラグビーロード整備事業)

関連項目編集