堀啓子

日本の比較文学者、日本近代文学者

堀 啓子(ほり けいこ、1970年 - )は、日本の比較文学者、日本近代文学者。東海大学教授。

人物・来歴 編集

兵庫県生まれ。1993年慶應義塾大学文学部国文科卒、2002年同大学院博士課程修了、「紅葉・涙香・謙澄の作品とBERTHA M.CLAY」で慶大博士(文学)。明治文学と英米の廉価版小説の関わりに焦点をあて、尾崎紅葉黒岩涙香などを研究。『金色夜叉』の粉本としてバーサ・M・クレイの『女より弱き者』を発見し、邦訳した。東海大学文学部文芸創作学科准教授、2014年教授となる[1]

著書 編集

  • 『日本ミステリー小説史 - 黒岩涙香から松本清張へ』(中公新書) 2014
  • 『日本近代文学入門 - 12人の文豪と名作の真実』(中公新書) 2019

共編著 編集

翻訳 編集

  • 『女より弱き者 米国版金色夜叉』(バーサ・M・クレー、南雲堂フェニックス) 2002.12
  • 『和装のヴィクトリア文学 尾崎紅葉の『不言不語』とその原作』(著訳、東海大学出版会、東海大学文学部叢書) 2012

脚注 編集

  1. ^ 『日本ミステリー小説史』著者紹介

外部リンク 編集