堀奈津佳

日本の女子プロゴルファー

堀 奈津佳[1](ほり なつか、1992年7月6日 - )は、徳島県徳島市出身の日本の女子プロゴルファー。所属はサニクリーン中国[2]。実妹は女子プロゴルファーの堀琴音[3][4]

 堀 奈津佳 
Natsuka HORI
基本情報
名前 堀 奈津佳
生年月日 (1992-07-06) 1992年7月6日(31歳)
身長 159 cm (5 ft 3 in)
体重 53 kg (117 lb)
出身地 徳島県徳島市
経歴
プロ転向 2011年
成績
優勝回数 日本女子:2勝
初優勝 アクサレディス(2013年)
賞金ランク最高位 日本女子:10位(2013年)
2015年3月29日現在
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経歴 編集

10歳でゴルフを始める[1]徳島市立城西中学校時代の2006年に「四国小中学生ゴルフ大会」(中学生女子の部)で優勝を飾っている[5]。14歳で江連忠ゴルフアカデミーに入門する[6]

2008年に寒川高等学校に入学、同年「四国ジュニアゴルフ選手権」で優勝[7]第63回国民体育大会大分県)ゴルフ競技で個人戦3位タイに入る[8]

2009年にJGAナショナルチーム入り[8]藤本麻子とのコンビで日本代表のメンバーとして台湾アマチュアゴルフ選手権(  台湾)に出場し、団体戦で準優勝すると共に個人戦で12位に入った[9]

2010年は全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権酒井美紀(当時東日本国際大学附属昌平高等学校)とプレーオフで戦い、2位に敗れている[10]。同年は前年に引き続きJGAナショナルチーム入り[8]。個人としてデュークオブヨークヤングチャンピオンズトロフィー(  イギリス)に出場した[8]。また堀と比嘉真美子(当時沖縄県立本部高等学校)、福田真未(当時沖学園高等学校)の3人で代表チームを結成してエスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権(  アルゼンチン)、2010年アジア競技大会  中国広州市)にそれぞれ出場、アジア競技大会では団体戦4位、個人戦10位と健闘した[11]

高校卒業後の2011年、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストに進出、2位で合格[12]。JLPGA83期生となる[1]

アマチュア時代から「日本女子オープンゴルフ選手権競技」などのJLPGAツアーに出場していたが、プロとしては2011年8月の「ニトリレディスゴルフトーナメント」がデビュー戦であった(+2, 32位タイ)。2012年はステップアップツアーで2勝(エディオンカップ、ルートインカップ 阿蘇グランヴィリオレディース)したが、JLPGAツアーでは20戦して「リゾートトラストレディス」の15位タイが最高成績となっていた。

2013年はJLPGAツアー第4戦の「アクサレディスゴルフトーナメント」にて同ツアー初優勝(-14)を果たした[13]。しかしながらこの大会の初日に於いて、大雨によるコースコンディション不良によって設けられていた『泥がついたボールをフェアウェイ及びラフで、無罰で拭き取っても良い。ただし拭き取ったボールは当初の位置に戻してプレーをする』とするトーナメントローカルルールを誤解し、プリファードライ(所謂6インチプレースルール)と思い込んでボールを移動させてプレーを続行していた違反行為が発覚。このため堀は大会2日目の競技終了後に競技委員に違反に関する申告を行った。その際にはJLPGAから「ルール説明の通達文に誤解を招く箇所があった」というプレスリリースが行われ、協会側の不手際によるものとして堀の違反行為を咎めず、失格などの措置を執らずに最終日に出場することを認めた一幕があった[14]

JLPGAツアー初勝利から3か月後の「アース・モンダミンカップ」では初日から4日間を60台のスコアで回り、通算-21(267)をマークして優勝し、プロ2勝目を挙げた[15]。尚、この時のスコアはJLPGAツアーの4日間競技最少スコアを更新するものであった[15][注 1]

2019年シーズンよりサニクリーン中国所属となる[2]

2021年7月のニッポンハムレディスクラシックで妹・琴音が優勝し、福嶋晃子浩子に次ぐ史上2組目の姉妹優勝を達成[16]

ツアー優勝記録 編集

開催時期 大会名 優勝スコア 開催ゴルフ場
2013年3月29日-31日 アクサレディスゴルフトーナメント -14(202) UMKカントリークラブ(宮崎県宮崎市
2013年6月27日-30日 アース・モンダミンカップ -21(267) カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県袖ケ浦市

出演 編集

  • バーディーラッシュ!!(第3シーズン)(2022年4月5日 - 6月14日、BSフジ

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ それまでは不動裕理が2002年のニチレイワールドレディスで、また金孝周が2012年のサントリーレディスでそれぞれ記録した-17(271)が最少スコアであった。

出典 編集

  1. ^ a b c 堀 奈津佳 プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2019年9月3日閲覧。
  2. ^ a b 堀奈津佳がサニクリーン中国と所属契約”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2019年3月14日). 2019年9月3日閲覧。
  3. ^ 堀奈津佳&琴音の姉妹バトルが実現”. ALBA.Net (2018年7月11日). 2019年9月3日閲覧。
  4. ^ 堀姉妹でリーダーボードに一時並ぶ 姉奈津佳「1つでも上に」妹琴音「パッティング決まった」”. 日刊スポーツ (2022年6月18日). 2022年6月18日閲覧。
  5. ^ お四国ゴルフかわら版(№24) (PDF) 四国ゴルフ連盟 2006年10月15日
  6. ^ Profile”. 堀奈津佳オフィシャルサイト. 2019年9月3日閲覧。
  7. ^ お四国ゴルフかわら版(№32) (PDF) 四国ゴルフ連盟 2008年10月15日
  8. ^ a b c d 堀 奈津佳選手のプロフィール”. JGA. 2019年9月3日閲覧。
  9. ^ 【藤本が女子アマに続き、台湾アマを制覇】 ナショナルチームニュース 日本ゴルフ協会 2009年7月3日
  10. ^ 第26回全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権 【決勝大会】 SANSPOイベント サンケイスポーツ
  11. ^ ゴルフ 第16回アジア競技大会成績 日本オリンピック委員会
  12. ^ 2011年度LPGAプロテスト合格者 堀奈津佳 LPGAプロテスト 日本女子プロゴルフ協会
  13. ^ 堀奈津佳が初優勝/女子ゴルフ 日刊スポーツ 2013年3月31日閲覧
  14. ^ 堀奈津佳 初日の規則誤解発覚で涙も罰なし スポーツニッポン 2013年3月31日閲覧
  15. ^ a b 堀奈津佳が2位に8打差の圧勝で2勝目! 72ホールのツアー最少ストローク記録樹立 アース・モンダミンカップ ゴルフダイジェスト・オンライン 2013年6月30日付
  16. ^ "堀琴音、悲願の初Vに涙 スランプ打破で姉妹Vも達成「シード落ちは絶望しかなかった」". THE ANSWER. 2021年7月11日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集