塩尻市立平出博物館

長野県塩尻市にある考古博物館

塩尻市立平出博物館(しおじりしりつひらいではくぶつかん)は長野県塩尻市にある考古博物館1954年(昭和29年)以降に順次開設された平出遺跡考古博物館、歴史民俗資料館、瓦塔館の3館の総称である[1]

塩尻市立平出博物館
地図
施設情報
建物設計 藤島亥治郎
延床面積 152m2
開館 1954年11月5日
所在地 399-6461
長野県塩尻市大字宗賀1011番地3
位置 北緯36度05分57.0秒 東経137度56分21.62秒 / 北緯36.099167度 東経137.9393389度 / 36.099167; 137.9393389座標: 北緯36度05分57.0秒 東経137度56分21.62秒 / 北緯36.099167度 東経137.9393389度 / 36.099167; 137.9393389
最寄駅 塩尻駅
最寄IC 塩尻IC
プロジェクト:GLAM
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施設の老朽化等のため、2028年度のオープンを目指して平出遺跡公園の隣接地に新築移転することになっている[2]

歴史 編集

沿革 編集

平出遺跡では1950年(昭和25年)から翌年にかけて総合学術調査が実施され、地元住民や関係者から出土品の保管と展示のため施設を求める後押しもあり、1954年(昭和29年)にまず「平出遺跡考古博物館」(藤島亥治郎設計)が開館した[1][3]

その後、塩尻市内では開発に伴う発掘調査が急増して考古資料が増加するとともに、生活様式の変化によって消失危機にある民俗資料の収集・保管のため、 1979年(昭和54年)4月に新たに歴史民俗資料館が開館した[1][3]

さらに菖蒲沢窯跡から日本最大の瓦塔が発見されたことから、1992年(平成4年)10月に瓦塔館が増設され、以上の3館をあわせて「塩尻市立平出博物館」に改称された[1][3]。なお、体験学習は、平出遺跡公園内にある平出遺跡公園ガイダンス棟で行っている [4]

移転 編集

1954年に建設された建物は新しい耐震基準を満たしておらず、土砂災害警戒区域等にも指定されており、博物館の立地も平出遺跡公園から若干距離があり遺跡公園利用者の来館につながっていないなど問題が挙げられていた[3]。また博物館法上も博物館相当施設という位置づけだった[3]

そのため2028年度のオープンを目指して平出遺跡公園の隣接地に新築移転し、博物館法上の登録博物館に移行することになった[2][3]

利用情報 編集

  • 開館時間:午前9時から午後5時
  • 開館日:毎週金曜日・土曜日・日曜日および祝日(12月29日から翌年の1月3日までは休館)

所在地 編集

〒399-6461 長野県塩尻市大字宗賀1011番地3

アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d 平出博物館や平出遺跡のあゆみ”. 塩尻市立平出博物館. 2023年8月14日閲覧。
  2. ^ a b <わが街発見>「愛される場へ」周知に力 塩尻市平出博物館、28年度移転計画 ”. 中日新聞. 2023年8月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f (仮称)新塩尻市立平出博物館基本構想”. 塩尻市・塩尻市教育委員会. 2023年8月14日閲覧。
  4. ^ 塩尻市立平出博物館”. 塩尻市立平出博物館. 2023年8月14日閲覧。

参考文献 編集

  • 『長野県の博物館』 長野県教育委員会 1989年
  • 『長野県ミュージアムガイド』 長野県博物館協議会 2017年

外部リンク 編集