塩崎彰久(しおざき あきひさ、1976年昭和51年〉9月9日 - )は、日本政治家弁護士自由民主党所属の衆議院議員(1期)、厚生労働大臣政務官

塩崎 彰久
しおざき あきひさ
厚生労働大臣政務官の就任に際して公表された肖像写真
生年月日 (1976-09-09) 1976年9月9日(47歳)
出生地 日本の旗 日本 愛媛県松山市
出身校 東京大学法学部
前職 弁護士
内閣官房長官秘書官
所属政党 自由民主党安倍派→無派閥)[1]
親族 塩崎潤(祖父)
塩崎恭久(父)
公式サイト 塩崎あきひさ公式サイト

選挙区 愛媛1区
当選回数 1回
在任期間 2021年11月2日[2] - 現職
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来歴 編集

愛媛県松山市出身。松山市立道後小学校、愛光中学校・高等学校をへて、1999年、東京大学法学部卒業。スタンフォード大学へ留学し、国際政治学を学ぶ。

帰国後、長島・大野・常松法律事務所入所。父の塩崎恭久第1次安倍内閣内閣官房長官を務めた際には、内閣官房長官秘書官として官邸勤務[3][4]

長島・大野・常松法律事務所のパートナー(共同経営者)弁護士として19年間活動し、危機管理コンプライアンス分野やスタートアップ企業の支援を中心に担当[5][4]

2017年にThe Asia Lawyerなど専門誌が選出するAsia Legal Awardsにてコンプライアンス部門のアジア年間最優秀弁護士(Compliance/Investigations Lawyer of the Year)を受賞[6][4]塩崎恭久の次期総選挙不出馬にともなって自民党県連が実施した、愛媛1区候補公募に応募。2021年7月、18人の中から候補者に選ばれた[7]2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙にて初当選[3]。11月25日、清和政策研究会に加入する。

2021年11月17日、 党デジタル社会推進本部事務局次長に就任。

2022年8月、党デジタル社会推進本部web3プロジェクトチーム事務局長に就任。

2022年9月13日、党情報調査局次長に就任。

2022年10月4日、党消費者問題調査会霊感・悪徳商法等の被害救済に関する小委員会事務局次長に就任。

2022年12月23日、改正公職選挙法が28日に施行されるのを前に、次期衆院選の公認予定者となる支部長を決定した。塩崎本人は新愛媛1区(松山市全域)の支部長に選定された[8]

2023年9月13日、第2次岸田第2次改造内閣が発足。9月15日付で厚生労働大臣政務官に就任[注 1]

政策・主張 編集

外交・安保 編集

経済・財政 編集

  • 消費税率について当面は10%を維持すべきとしている[12]
  • 原発は当面は必要だが、将来的には廃止すべきとしている[12]
  • 外国人労働者をもっと受け入れるべきとしている[12]

憲法改正 編集

その他 編集

人物 編集

家族 編集

妻と長男、次男。

エピソード 編集

  • 2021年6月19日、父の塩崎恭久が記者会見で「次世代へのバトンタッチが必要だ。地域や国のために、形がどうあれ貢献していきたい」と述べ、年内に予定される第49回衆議院議員総選挙には出馬せず、引退する意向を示した[13][14]。自民党県連による公募での書類と面接審査の末、後続として長男の彰久が総選挙に出馬することが決まった[5]
  • 乙武洋匡とは旧知の中で「あきくん」「おとちゃん」と呼び合っているという[4]

選挙歴 編集

当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 45 愛媛1区 自由民主党 11万9633票 60.81% 1 1/2 /

所属団体・議員連盟 編集

書籍 編集

共著 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 2023年12月10日、自民党5派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、岸田文雄首相は、安倍派所属の閣僚4人、副大臣5人、大臣政務官6人の政務三役15人について、全員交代させる意向を固めた[9]。ところが政務官6人の処遇について安倍派内から「当選1回など議員歴が短い政務官が対象となるのはおかしい」などと反発が出たため、当選1回の塩崎彰久、小森卓郎石井拓加藤竜祥松本尚の5人については留任とし、当選2回の佐藤のみの交代に変更した。12月14日、佐藤は財務大臣政務官の辞表を提出し受理された[10][11]

出典 編集

  1. ^ 自民・安倍派、95人に 時事通信社 2021年11月25日配信 2021年11月25日閲覧
  2. ^ 令和3年11月2日愛媛県選挙管理委員会告示第89号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人)
  3. ^ a b 衆議院選挙2021 愛媛(松山・今治など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  4. ^ a b c d 自民党・塩崎彰久衆院議員登場!政務官から見た内閣改造のポイントは?解散の可能性どう見てる?選挙ドットコムちゃんねるまとめ”. 選挙ドットコム (2023年10月11日). 2023年10月12日閲覧。
  5. ^ a b 自民県連 衆院愛媛1区候補公募で、塩崎彰久氏に決定 愛媛新聞2021年7月9日
  6. ^ The Asia Legal Awards 2017: who won what - and why....” (英語). Law.com International. 2023年7月25日閲覧。
  7. ^ “「自民県連 衆院愛媛1区候補公募で、塩崎彰久氏に決定”. 愛媛新聞. (2021年7月9日). https://www.ehime-np.co.jp/article/news202107090066 2021年8月29日閲覧。 
  8. ^ 自民、次期衆院選72選挙区の公認予定者を決定 10増10減受け 毎日新聞 2022年12月23日
  9. ^ 安倍派の政務三役、計15人を全員交代へ 鈴木総務相、宮下農水相も”. 朝日新聞 (2023年12月10日). 2023年12月10日閲覧。
  10. ^ 【速報中】政治資金問題で閣僚交代へ 安倍派「5人衆」辞任へ”. NHK NEWS WEB (2023年12月14日). 2023年12月14日閲覧。
  11. ^ 安倍派の閣僚と副大臣の9人全員が交代へ 安倍派の政務官は1人を除いて留任固まる”. 日テレNEWS (2023年12月14日). 2023年12月15日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h 第49回衆院選”. 毎日新聞. 2021年11月23日閲覧。
  13. ^ “塩崎元厚労相が引退表明 次期衆院選に出馬せず”. 産経新聞. (2021年6月19日). https://www.sankei.com/article/20210619-3KWLMAB7V5PENAMJD35OX5J6YY/ 2021年6月20日閲覧。 
  14. ^ “次期衆院選に不出馬表明 塩崎氏「次世代へバトンタッチ」 後継候補は公募(登録制)”. 愛媛新聞ONLINE. (2021年6月19日). https://www.ehime-np.co.jp/article/news202106190139 2021年6月20日閲覧。 
  15. ^ “2021年12月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年11月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/11/2021%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%B7.pdf#page=3 2021年11月29日閲覧。 

外部リンク 編集

公職
先代
畦元将吾
本田顕子
  厚生労働大臣政務官
三浦靖と共同

2023年 -
次代
現職