塩豚(しおぶた)は、豚肉塩漬けにした食肉加工製品。 通常は豚ばら肉が使用され、肩ロースも稀に使用される[1][2]。塩豚は切っていないベーコンの塊にも似ているが、ベーコンと比べると塩気がより強く、脂はより多く、燻煙はされておらず、熟成は進んでいる。

冷凍された塩豚

堅パンと塩豚は、17世紀18世紀19世紀を通じて多くの軍隊で標準的な配給糧食であり、アメリカ合衆国南北戦争米英戦争ナポレオン戦争などでも使用されてきた。現在、塩豚は伝統的なアメリカ料理、特にボストンベイクドビーンズ、ポーク・アンド・ビーンズ、ソウルフードには欠かせない食材となっている[3]。一般的には塩豚をカットし、湯通しレンダリングして使用される。

塩豚の調理例「ストリーク・オリーン」

アメリカ合衆国南東部で伝統的に人気のある「ストリーク・オリーン」(Streak o' Lean、塩豚に小麦粉をつけて油で揚げたもの)は塩豚でも作られるが、標準的なベーコンでも作られる[4]。塩抜きをして、カリカリになるまで炒める。

作り方編集

塩豚の作り方の例を示す[5][6][7]

材料
  • 豚ばら肉 600グラムから700グラム
  • 粗塩 適量
  1. 豚ばら肉を食料保存袋に入れ、粗塩を大量にまぶす(a)。
  2. (a)を冷蔵室にひと晩から1日、2日間保存する。途中、水分が出てきていた場合は、その水分を捨て、粗塩を補充する(b)。

調理に使用するぶんだけ、(b)を取り出し、表面の塩を洗い流して使用する。必要に応じて水に漬けて塩抜きをする[5]

(b)の状態でも冷蔵室で6日ほど保存が効くが、ゆでて、冷ましたゆで汁ごと冷蔵室に保存することで、1週間保存できる[7]

出典編集

[脚注の使い方]
  1. ^ "Bacon cousins"
  2. ^ Kitchen Dictionary: Salt Pork from Genius Kitchen
  3. ^ Recipes using salt pork
  4. ^ Nathalie Dupree (March 1, 2004). New Southern Cooking. University of Georgia Press. pp. 321–. ISBN 978-0-8203-2630-6. https://books.google.com/books?id=Wk1DntwB55YC&pg=PA321 2013年4月6日閲覧。 
  5. ^ a b ライフ&フーズ編集室『ほっとくだけ!らくうまレシピ』学研プラス、2014年、22頁。ISBN 9784059139225
  6. ^ 野口真紀『自慢の持ち寄りレシピ』PHP研究所、2014年、48頁。ISBN 9784569820743
  7. ^ a b 渡辺信幸『肉食やせ!: 肉・卵・チーズをたっぷり食べるMEC食レシピ111』主婦の友社、2015年、34-35頁。ISBN 9784074034130

関連項目編集