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境直行

境 直行(さかい なおゆき、1944年9月15日 - )は、日本中央競馬会(JRA)所属の元騎手、元調教師

境直行
Naoyuki-Sakai20110522.jpg
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 京都府京都市伏見区
出生は熊本県鹿本郡植木町
(現・熊本市北区
生年月日 (1944-09-15) 1944年9月15日(74歳)
騎手情報
所属団体 JRA
所属厩舎 京都・高橋直三(1965年 - 1969年)→
栗東・清田十一(1970年 - 引退)
初免許年 1965年
免許区分 平地
騎手引退日 1981年
重賞勝利 2勝
通算勝利 1627戦160勝
調教師情報
初免許年 1981年(1983年開業)
経歴
所属 栗東T.C.
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目次

人物編集

騎手時代編集

1944年熊本県にて4人兄妹の次男として出生。父は国鉄職員であったことから転勤が多く、県内を転々と移り住みながら幼少時を送る。

やがて小学校卒業を間近に控えた直行は兄に連れられ京都へと赴き、母の弟で京都競馬場伊藤勝吉厩舎に身を置く騎手清田十一と対面。小柄であった直行は程なくして叔父より「騎手にならないか」と誘いを受け、京都へと向かう。この時清田からの手紙を受け取った直行の両親は、反対するどころか歓迎して息子を送り出したという。

伊藤厩舎に住み込みながら中学校へと通う傍ら、厩務に休みなく駆り出される日々に何度も熊本に逃げ帰ろうと思った直行であったが、叔父清田の励ましもあり中学卒業後、馬事公苑の騎手養成課程へと進むこととなる。直行は当初、伊藤と縁のある[1]高橋直三の元で下乗りとなる予定であったが、体重の問題から平地騎手試験に落第。そのため1960年の1年間を当時繋駕競走に力を入れていた大久保石松厩舎の繋駕専門騎手として過ごしたのち、平地免許を取得し高橋厩舎へと転属、4年の下乗り期間を経て1965年騎手デビューとなる。

叔父に清田十一、義兄弟に野平祐二[2]と2人の名手を縁戚に持ち騎手デビューを果たした直行であったが、16年間で通算160勝という成績に終わり1981年、騎手を引退し調教師に転身。後に「減量とかのせいではなく、騎手として腕が悪かった。160勝という数字がそれを物語っています」と現役時代の自分を振り返っている。

調教師時代編集

現役10年目ごろより調教師という稼業を意識し始めた直行は1981年、5度目の挑戦で調教師試験に合格。準備期間中に馬に足を蹴られ大怪我を負いながら医師の制止を無視し開業準備に勤しむという一幕もあったなか、2年の待機期間を経て1983年3月栗東に厩舎開業の運びとなる。

初年度に7勝を挙げた境厩舎は以後概ね勝ち星を2ケタ台に乗せ、1986年にはフレッシュボイスでシンザン記念を制し、開業4年目で重賞初勝利を記録。同馬は翌1987年安田記念を勝ち上がり、開業間もない境厩舎の看板馬として活躍をした。しかしその後は1993年のウインターステークスを制したローリエアンドレを最後に重賞勝利馬を擁することはなく、ときおりオープン馬を出すにとどまっていた。

2015年2月28日付けで定年により調教師を引退した[3]

騎手成績編集

通算成績 1着 2着 3着 騎乗回数 勝率 連対率
平地 160 204 159 1621 .099 .225
障害 0 0 0 4 .000 .000
160 204 159 1625 .098 .224
日付 競走名 馬名 頭数 人気 着順
重賞初騎乗 1968年10月6日 朝日チャレンジカップ キタシンザン 8頭 8 6着
GI級初騎乗 1972年5月7日 天皇賞(春) コンチネンタル 17頭 11 11着
重賞初勝利 1975年2月23日 アラブ大賞典(春) ヤマサンツバメ 13頭 1 1着

主な騎乗馬編集

  • ダイイチオー(1971年朝日チャレンジカップ2着)
  • ヤマサンツバメ(1975年アラブ大賞典(春)・タマツバキ記念(秋))

調教師成績編集

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走 1983年3月12日 1回小倉1日1R アラブ4歳未勝利 ヤマサンコロンビア - - 4着
初勝利 1983年7月31日 2回小倉6日4R 4歳未勝利 テンマプリンセス - - 1着
GI初出走 1984年4月8日 2回阪神6日11R 桜花賞 テンマプリンセス 21頭 19 15着
重賞初勝利 1986年1月12日 1回京都5日11R シンザン記念 フレッシュボイス 13頭 8 1着
GI初勝利 1987年5月17日 2回東京8日10R 安田記念 フレッシュボイス 19頭 3 1着
  • 1985年 優秀調教師賞(関西)

主な管理馬編集

主な厩舎所属者編集

※太字は門下生。括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。

脚注編集

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  1. ^ 高橋直三の長女が清田十一の妻
  2. ^ 高橋直三の次女が野平祐二の妻
  3. ^ レーシングトピックス(2015年3月1日) - 日本中央競馬会 2015年3月2日閲覧

参考文献編集

  • 木村幸治『調教師物語』(洋泉社、1997年)ISBN 978-4896912920
  • 藤田伸二『特別模範男』(宝島社、2006年)ISBN 978-4809405624
  • JRA公式サイトデータファイル「調教師情報 境直行」項目

関連項目編集