増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体

増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体』(ぞうじょうじ とくがわ しょうぐんぼと その いひん いたい)は、1958年から1960年にかけて、増上寺徳川将軍家墓地の改葬に際して行われた、将軍家の人々の遺品や遺体の調査結果を、東京大学鈴木尚など、この調査に関わった研究者たちがまとめた報告論文集。鈴木尚・矢島恭介・山辺知行の共編で、1967年12月25日に東京大学出版会から刊行された。

歴代の将軍の遺品・遺骨に関する様々な観点からの調査の報告は、医学人類学歴史学などの分野に貴重な資料となっている。

遺体・遺骨の調査を行った鈴木尚が後により一般向けに書いた『骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと』もある、増上寺の徳川将軍家墓地についてかなり詳しい情報を解説、巻末には発掘された遺骨や遺品などの写真が掲載された。

本書に登場する主な人々 編集

徳川将軍家 編集

書誌情報 編集

  • 鈴木尚「徳川将軍および家族の遺体-頭骨」『増上寺徳川将軍墓とその遺品 遺体』、東京大学出版会、1967年、121-274頁、doi:10.11501/1382698NAID 10029570919全国書誌番号:68004193 , NDLJP:1382698 (国立国会図書館管内閲覧可能)
  • 鈴木尚『骨は語る徳川将軍・大名家の人びと』東京大学出版会、1985年。ISBN 4130610740NCID BN00195164全国書誌番号:86020761https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001781923-00