変愚蛮怒

ローグライクゲーム

変愚蛮怒(へんぐばんど、Hengband)は、ローグライクゲームの一つ。Moria / Angband 系のバリアントであり、直接の派生元は ZAngband の日本語版。日本語版と英語版があり、フリーソフトウェアとして配布されている。

変愚蛮怒
ジャンル ローグライクゲーム
対応機種 クロスプラットフォーム
開発元 Hengband Dev Team
ライセンス Moria/Angband使用許諾
シリーズ *band
バージョン 安定版:2.2.1r2(2021年2月7日)
Alpha版:3.0.0Alpha83(2023年5月14日)
人数 1人
運営開始日 2000年6月17日(外部公開)
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2021年2月14日に最新版3.0.0Alphaが公開されており、20年以上不定期に更新が継続されている現役のゲームである。

概要 編集

このゲームの目的は、38種の種族・29種の職業・13種の性格(職業によってはこれらに加えて12種の魔法)を組み合わせて作ったキャラクタで、5つの町と19ヶ所のダンジョンを行き来しながら必要な能力と装備を蓄え、最終的に「混沌のサーペント」と呼ばれる大蛇を倒すことである。

旅の途中では、「ユニークモンスター」と呼ばれる強敵や、「アーティファクト」と呼ばれる強力なアイテムが登場する。

全体にネタに走った職業、ユニークモンスター、アーティファクトばかりが取りざたされがちだが、システム面では『ドラゴンクエスト』風のウインドウメニューの導入による操作面の簡便化を行ったり、広域マップを導入したりするなど注目すべき点が多い。

バリアント 編集

変愚蛮怒から派生したバリアントには、『タクティクスオウガ』風のアレンジを施した TOband や、海外製のバリアントとして、全体的に難度を高め、アーティファクトやモンスターの追加・削除をおこなった Entroband がある。

『簡単愚蛮怒』というバリアントも存在するが、これは Zangband 2.4.0 からの派生であり、開発者が変愚蛮怒の開発メンバーの一人であるほかに直接の関係はなく、現在は名前を XAngband に改めている。

近年では変愚蛮怒をベースに東方Projectのキャラなどの追加要素を加えた『変愚蛮怒勝手版』も登場し、現在も開発は継続している。

外部リンク 編集