夢の香(ゆめのかおり)は、2000年平成12年)に福島県で育成されたイネ(稲)の品種[1]酒米の一つ。「出羽燦々」を花粉親、「八反錦1号」を種子親とする交配によって育成された[1]。品種名には、口に含んだ際に夢が広がるようにとの願いが込められている[1]酒造好適米としての2022年の生産量は7位[2]

夢の香
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
交配 八反錦1号×出羽燦々
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
品種 夢の香
開発 福島県
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品種特性 編集

五百万石」に代わる品種として福島県で育成された[1]。「五百万石」と比べて、耐冷性はやや強く、耐倒伏性は強い[1]

千粒重は25.6g[1]。心白発現率は高く、心白は大きいものの、「五百万石」より割れにくいため、酒造適性は優る[1]

脚注 編集

参考文献 編集

  • 副島, 顕子『酒米ハンドブック』(改訂版)文一総合出版、2017年7月31日。ISBN 9784829981535 

関連項目 編集