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画像提供依頼:大典太の画像提供をお願いします。2015年9月

大典太(おおてんた、おおでんた)は、平安時代後期に作られたとされる日本刀太刀)。天下五剣の一つであり、日本国宝に指定されている。

正式には太刀 銘 光世作 名物大典太(たち めい みつよさく めいぶつおおでんた)であり、俗称として大典太光世(おおでんたみつよ、おおてんたみつよ)とも呼ばれる。

概要編集

平安時代後期の筑後三池(現在の福岡県大牟田市三池)出身の刀工典太光世によって作られた太刀である。大典太は足利将軍家の家宝であったが、足利家の没落により流出し、豊臣秀吉の所有となった。その後、秀吉から前田利家に贈られたと伝えられている。現在は前田家に伝わった文化財を保存・管理する前田育徳会が所蔵している。

江戸千住小塚原で行われた試し切りにおいて、幕府の御様御用首斬り役山田浅右衛門吉睦が大典太で試し切りを行った際、積み重ねた死体の2体の胴体を切断し3体目の背骨で止まったという。

刀身・外装編集

刃長は66.1cm、先身幅は2.5cm、元身幅3.5cm、反り2.7cm。茎から刀身の5分の1ほどまで鎬筋に沿って腰樋(こしひ)と呼ばれる様式の樋を掻き、同時代の太刀と比べて非常に身幅が広く刀身長の短い独特の体配を持つ。目釘孔が2つあるうち下中央に太鏨の三字銘で「光世作」と入っている。なお、初代三池典太の有銘完存の作刀はほとんど現存していないため貴重なものとなっている。

茶色皺革包に萌黄糸巻を施した鬼丸拵(おにまるこしらえ)の外装が付属しており、これは前田利常が所有していた際に、本阿弥光甫に命じて作らせたと伝えられる。

関連項目編集

外部リンク編集