大内山駅

三重県度会郡大紀町大内山にある東海旅客鉄道の駅

大内山駅(おおうちやまえき)は、三重県度会郡大紀町大内山にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

大内山駅
待合所(2005年8月)
おおうちやま
Ōuchiyama
伊勢柏崎 (4.7 km)
(2.6 km) 梅ケ谷
地図
所在地 三重県度会郡大紀町大内山759
北緯34度16分41.34秒 東経136度21分33.54秒 / 北緯34.2781500度 東経136.3593167度 / 34.2781500; 136.3593167座標: 北緯34度16分41.34秒 東経136度21分33.54秒 / 北緯34.2781500度 東経136.3593167度 / 34.2781500; 136.3593167
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 紀勢本線
キロ程 86.9 km(亀山起点)
電報略号 オマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
35人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1927年昭和2年)11月13日[1]
備考 無人駅
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歴史 編集

駅構造 編集

南側に単式ホーム1面1線、北側に島式ホーム1面2線と、合計2面3線のホームを有する地上駅。二つのホームを屋根のない跨線橋が結んでいる。のりばは南から1番線、2番線、3番線となっている。

紀伊長島駅管理の無人駅。木造駅舎は撤去され、2002年(平成14年)からは1番線側に新築された待合所だけの駅となった。この脇にトイレを併設した「大内山駅前休憩所」が置かれており、内部には旧駅舎の駅名の看板も展示されている。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1 紀勢本線 下り 尾鷲新宮方面[注釈 1]
2・3 上り 松阪名古屋方面[注釈 1][注釈 2]

利用状況 編集

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[4]

年度 一日平均
乗車人員
1998年 54
1999年 53
2000年 49
2001年 49
2002年 47
2003年 41
2004年 37
2005年 38
2006年 48
2007年 52
2008年 50
2009年 42
2010年 37
2011年 35
2012年 41
2013年 46
2014年 41
2015年 34
2016年 34
2017年 30
2018年 32
2019年 35

駅周辺 編集

唐子川大内山川に注ぐ地点に近く、駅周辺ではこれらの河川に沿って集落が散在する。駅の南側は2005年まで存在した旧大内山村の中心集落となっていて、商店などが立地するほか、大紀町役場大内山支所(旧大内山村役場)、大紀町立大内山小学校がある。また大内山郵便局が駅前に置かれている。

道路は大内山川に沿って国道42号が走っている。

  • 大内山野鳥観察舎 - 大内山小学校内(ただし管理は大紀町教育委員会)
  • 頭之宮四方神社 - 国鉄時代は11月第三日曜日の例祭時に、優等列車が停車していた。
  • 大内山動物園
  • 熊野古道伊勢路
  • 大内山海洋センター
  • 大内山郵便局
  • JA伊勢紀勢支店大内山

その他 編集

  • 1983年に無人化される以前は、駅員がホームの砂利を熊手で掃いて、龍安寺の石庭のような模様を描いていた。(同様の趣向は、肥薩線真幸駅でも行われていた。)

隣の駅 編集

東海旅客鉄道(JR東海)
紀勢本線
伊勢柏崎駅 - 大内山駅 - 梅ケ谷駅

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
  2. ^ 2021年3月改正ダイヤでの3番線発着は、10:07発の多気行き普通1本のみである。

出典 編集

  1. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、19-21頁。 
  2. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、372頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「天王寺鉄管局、紀勢線と参宮線の駅業務を大幅削減へ」日本経済新聞1983年6月29日付、地方経済面中部7ページ
  4. ^ 三重県統計書 - 三重県

関連項目 編集