大塚達宣
大塚 達宣(おおつか たつのり、2000年11月5日 - )は、日本の男子バレーボール選手。
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基本情報 | |||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||||
生年月日 | 2000年11月5日(24歳) | ||||||||||||||||||||
出身地 | 大阪府枚方市 | ||||||||||||||||||||
ラテン文字 | Tatsunori Otsuka | ||||||||||||||||||||
身長 | 195cm | ||||||||||||||||||||
体重 | 87kg | ||||||||||||||||||||
血液型 | A型 | ||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||
所属 | パワーバレー・ミラノ | ||||||||||||||||||||
背番号 | 15 | ||||||||||||||||||||
愛称 | タツ | ||||||||||||||||||||
ポジション | OH | ||||||||||||||||||||
指高 | 246cm | ||||||||||||||||||||
利き手 | 右 | ||||||||||||||||||||
スパイク | 340cm | ||||||||||||||||||||
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来歴
編集大阪府枚方市出身。小学3年生の頃、何かスポーツをしたいと思った時に、地元のVリーグ強豪・パナソニックパンサーズの下部組織「パンサーズジュニア」の存在を知り、入会してバレーボールを始める。中学までパンサーズジュニアで活動した[1][2]。
2016年、洛南高等学校に進学。全日本バレーボール高等学校選手権大会では2学年時の準優勝、3学年時の優勝に貢献した。
2019年、早稲田大学スポーツ科学部に進学。早稲田大学でも全日本インカレの優勝に貢献。
2020年、大学2年の年に日本代表に選出された[3]。しかし、この年度は、新型コロナウイルス感染症の流行の影響でオリンピックをはじめとする国際大会が中止・延期となった。
2021年、大学3年の年にも日本代表に選出され、ネーションズリーグに出場した[4][5]。ネーションズリーグでは本来のポジションではないオポジットもこなし、プレーの幅を広げる手応えもつかんだ[1]。
そして、2020年東京オリンピックの最終メンバーに選出された[6]。選出されたことについて、「選ばれなかった選手たちの分まで戦わないといけないと思いました」と責任を感じたコメントをした。オリンピックでは出番がイタリア戦の途中出場1試合のみだったが、「ここで終わりじゃない。パリ五輪に向けてもう一度頑張ろう」と思えたという[1]。その後のアジア選手権にも出場した[7]。
2022年1月6日、パナソニックパンサーズは大塚の入団を発表した[8]。パナソニックを選んだ理由は、地元のチームでパンサーズジュニア出身であることよりも、監督のロラン・ティリや、ミハウ・クビアク、清水邦広、永野健など秀逸な人材が揃っていて学べることが多そうだと思ったのが大きいという[9]。入団当初、パナソニックは8勝6敗であり、ファイナルステージ進出は厳しい状況であったが、入団して間もない頃から試合に出場するようになり、6度もVOM(Vリーグ試合のMVP)に選出される活躍で、チームのファイナルステージ進出に貢献した。特に、追い込まれたところでの前シーズン覇者・サントリーサンバーズとの2連戦での連勝に貢献したとき、2試合目の後、サントリー監督の山村宏太は大塚について「本当に彼にやられた。ディフェンス、ブロック、アタックなど、すべての面でこれからが楽しみ。若くしてチームの中心になれる選手」と評した[10]。ファイナル進出はかなわなかったが、最優秀新人賞を受賞した[11]。
2022年4月、V1終了をもって一度パナソニックを退団し早稲田大学に戻った[12]。日本代表でも活躍し、ネーションズリーグと世界選手権に出場した[13][14]。2022-23シーズン、パナソニックに内定。全日本インカレが終わるまで早稲田大学でプレーし、2023年1月からV1男子にパナソニックの選手として出場[15]。V1男子でベスト6を受賞した[16]。
2024年5月、8月末にパナソニックを退団し、イタリア・セリエAのパワーバレー・ミラノへ入団することが発表された[17]。
人物
編集- 山村宏太から自身らの世代の人材が高く評価されていることをとても嬉しく思っていて、パナソニックパンサーズに入団して山村が監督を務めるサントリーサンバーズと戦った後、目を潤ませながら山村に「ありがとうございました。楽しかったです」と挨拶したという[9]。
球歴
編集所属チーム
編集- 洛南高等学校 (2016-2019年)
- 早稲田大学 (2019-2023年)
- パナソニックパンサーズ (2022年1月-2022年4月)
- パナソニックパンサーズ (2023-2024年)
- パワーバレー・ミラノ(2024年-)
受賞歴
編集- 2022年 - 2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 最優秀新人賞
- 2023年 - 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN ベスト6
脚注
編集- ^ a b c 中西美雁「男子バレー大塚達宣が「控えメンバー」として見た東京五輪。「悔しさもあるけど、だからこそ『ここで終わりじゃない』と思えた」」『Sportiva』、集英社、2022年5月10日、2022年5月10日閲覧。
- ^ “大塚 達宜”. パナソニックパンサーズ. 2022年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月10日閲覧。
- ^ “2020年度男子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “FIVBバレーボールネーションズリーグ2021”. 日本バレーボール協会. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “FIVBバレーボールネーションズリーグ2021 試合結果”. 日本バレーボール協会. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “第32回オリンピック競技大会(2020/東京) 日本代表メンバー”. 日本バレーボール協会. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “第21回アジア男子選手権大会 試合結果”. 日本バレーボール協会. 2022年1月12日閲覧。
- ^ “2021-22シーズン 新入団選手について”. パナソニックパンサーズ (2022年1月6日). 2022年1月12日閲覧。
- ^ a b 中西美雁「現役大学生がVリーグ途中参戦で新人賞獲得。大塚達宣が語る、名門・パナソニックで得た「技術と自信」」『Sportiva』、集英社、2022年5月10日、2022年5月10日閲覧。
- ^ 中西美雁「「現役大学生Vリーガー」大塚達宣が窮地のパナソニックを救った。ファイナル3進出の救世主を敵将も「チームの中心になれる」と称賛」『Sportiva』、集英社、2022年4月8日、2022年5月10日閲覧。
- ^ “サントリーサンバーズが2年連続9度目の優勝 2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V.FINAL STAGE結果・最終順位・個人賞”. Vリーグ機構 (2022年4月17日). 2022年4月18日閲覧。
- ^ “大塚選手、エバデダン選手の退団について”. パナソニックパンサーズ (2022年4月12日). 2022年4月13日閲覧。
- ^ “FIVBバレーボールネーションズリーグ2022”. 日本バレーボール協会. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “2022男子世界選手権”. 日本バレーボール協会. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “2022-23シーズン 新入団選手について”. パナソニックパンサーズ (2022年10月3日). 2022年10月3日閲覧。
- ^ “ウルフドッグス名古屋が7年ぶり2度目の優勝 -中央日土地 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V.FINAL STAGE FINAL 最終結果-”. V.LEAGUE (2023年4月23日). 2023年4月30日閲覧。
- ^ “大塚 達宣選手 退団のお知らせ | ニュース | パンサーズ | パナソニック スポーツ | Panasonic”. パナソニックのバレーボールチーム、パナソニック パンサーズ. 2024年5月20日閲覧。
外部リンク
編集- 大塚達宣 - Olympedia
- 大塚達宣 - 欧州バレーボール連盟
- 大塚達宣 - セリエA
- 大塚達宣 - V.LEAGUE
- 大塚達宣 - パナソニックパンサーズ