大学都市

人口で大学関係者が多く占めている都市

大学都市英語:university town)または大学町・大学の町は、大学が当該都市にあって、まちのコミュニティ(多くの場合は自治体、いくつかのケースでは、町/都市近所や地域社会として形成されている)人口で、大学関係者が多く占めている都市。英国のダラムオックスフォードケンブリッジなどは大学都市として世界的に有名。

こうした都市は大学の活動が地域に対してますます社会的、文化的、技術的かつ経済的な影響を及ぼしていく。多くの地元住民を、大学で採用することができ、コミュニティで最大の雇用主であるケースもみられ、多くの企業が大学に主に食料調達し、学生の人口が、地域住民の数を上回る場合がある。

主な都市編集

街に対し大学の存在の仕方については、次の例がある。

都市内に大学建築物群が点在している市街地を指すことばに大学街がある。広大な大学敷地キャンパスが形成されている場合は、当該市町村の該当した地域などを示す。サラマンカ(スペインを代表する大学街。大学や大聖堂のあるサラマンカ旧市街全体)、リンカーン (ニュージーランド)ウプサラフューリソン川河畔の大学街)ユージーン市、アヴィニョン(フランス、1963年に再び大学街になった他、科学教育センターも開設)、アウクスブルクのウニヴァルジテートフィーアテル(「大学街」の意、単独の市区として設けられている)、バンスカー・ビストリツァスロバキアジェロナ・グラポーランド) など世界に多数ある。なお、類似の用語に学生街がある。

アメリカ合衆国の場合編集

カナダ編集

アイルランド・イギリス編集

アイルランド編集

イギリス編集

ドイツ編集

  • ドイツの「ウニヴェルジテーツシュタット (Universitätsstadt)」(大学都市)- ドイツでは日本と違い以前から一都市に公立の一大学を設立するのが概ね通例であり、さらにドイツの地方都市には、それぞれの個性や歴史があり、都市と大学の相関関係に極めて歴史的個性的な独自性があったと言える。ナチス・ドイツの焚書「非ドイツ的魂への抵抗」はドイツ国内の34の「大学都市」で行われた。

(例)

この他、 クラウスタール=ツェラーフェルトドイツ語版グライフスヴァルトカイザースラウテルンマインツミットヴァイダドイツ語版パッサウレーゲンスブルクシュマルカルデンドイツ語版トリーアヴィルダウドイツ語版、などがある。

その他中欧編集

北欧編集

ロシア編集

フランス編集

その他南欧編集

イタリア
ポルトガル
スペイン
ギリシャ

ベルギーの場合編集

オセアニア編集

中国の場合編集

大学城とよばれる

その他アジア編集

アジアで大学都市は、一般に大学の集まるエリア、都市や郊外の地域で指す

アフリカ編集

脚注編集

  1. ^ Getting to Know Maynooth | Maynooth University”. www.maynoothuniversity.ie. 2020年7月1日閲覧。
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  14. ^ High Wycombe is second safest university town” (英語). Bucks Free Press. 2020年7月1日閲覧。
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  17. ^ Darragh Mortell's guide to Newport” (英語). VisitWales. 2020年7月1日閲覧。
  18. ^ Kirkwood, Holly (2019年3月24日). “The 10 best University town (and city) property hotspots in Britain” (英語). Country Life. 2020年7月1日閲覧。
  19. ^ Wrexham Ranked in Top 10 University Towns For Vibrant Social Scene” (英語). Wrexham.com. 2020年7月1日閲覧。
  20. ^ 秋田や山梨県都留市、高蔵寺ニュータウンでのCCRC構想とは - 日経BP社(2015.7.6)

参考文献編集

  • Blake Gumprecht『The American College Town』Publisher: Routledge; 1 edition (2007) ISBN 978-0415931809.
  • 生松敬三ハイデルベルク-ある大学都市の精神史』講談社学術文庫
  • 寺尾 仁「パリ学生寮街からの手紙(第5便)パリのミツバチ・プロジェクト――持続可能な大学都市」『地域開発』 565, 69-71, 2011年10月号
  • 「世界の留学生を地域社会へ」 : 大学街ユージーン市あげての取り組み 明治大学国際交流センター 1992.3 明治大学国際交流基金事業招請外国人研究者講演録 No.9 (1991年度)
  • 木方十根『「大学町」出現 : 近代都市計画の錬金術』河出書房新社 2010.8 河出ブックス 019
  • 『学園都市開発と幻の鉄道 : 激動の時代に生まれた国立大学町』 : 平成22年度秋季特別展 くにたち郷土文化館編 くにたち文化・スポーツ振興財団 2010.10
  • 『学園都市くにたち : 誕生のころ』 : 企画展 くにたち郷土文化館編
  • 安部悦生『ケンブリッジのカレッジ・ライフ : 大学町に生きる人々』中央公論社 1997.3 中公新書 1350
  • 浦田誠親『アメリカの小さな大学町 : クオリティー・オブ・ライフ』玉川大学出版部 1994.11

関連項目編集