大宇・レガンザ(대우 레간자)は韓国大宇自動車が生産、販売していた中型セダンである。

大宇・レガンザ
フロント
リア
概要
製造国 大韓民国の旗 韓国
ポーランドの旗 ポーランド(FSO)
 ルーマニア
販売期間 1997年 - 2002年
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン C18NED型/F18S2型 1.8L SOHC
C18SED型 1.8L DOHC
C20NED型 2.0L SOHC
C20SED型 2.0L DOHC
C22SED型 2.2L DOHC
最高出力 105PS (C18NED型)
103PS (F18S2型)
137PS (C18SED型)
110PS (C20NED型)
146PS (C20SED型)
142PS (C22SED型)
変速機 4速AT
5速MT
サス前 F:マクファーソンストラット
R:マルチリンク
サス後 F:マクファーソンストラット
R:マルチリンク
車両寸法
ホイールベース 2,670mm
全長 4,671mm
全幅 1,779mm
全高 1,437mm
その他
系譜
先代

大宇・エスペロ

大宇・プリンス
後継 大宇・マグナス
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概要 編集

 
SOHCエンジン仕様車両(フロント)
 
SOHCエンジン仕様車両(リア)

1994年からイギリスのワーディング・テクニカル・センターと大韓民国仁川広域市の富平研究所にて開発を始めた。 アウトバーンで厳しいテストを経て、 中高速走行時の静粛性向上に多くの努力を傾けた。

1997年3月20日にプリンスとエスペロの後続モデルとして発表され、同年の4月1日から販売を開始した。加えて、タクシーモデルは1998年2月16日に発売された。デザインはジウジアーロがジャガー・ケンシントン・コンセプトをベースに当時の大宇自動車のファミリールックと韓国的な美を追加して修正して製作されたものである。そして、2.0/2.2L DOHC仕様限定で5ボルトホイールが最初に装備され、他社車種より高い運動性能が図られた。発売初期には当時ライバルだったキア・クレドスを抑え、ヒュンダイ・ソナタの牙城を脅かした。

しかし1998年からは、三星自動車SM5が発売を開始してソナタもEF型に刷新しながら、販売量が落ちることになる。2000年3月からは後続モデルである大宇・マグナスの発売により、2.0/2.2 DOHCモデルを削除して、1.8Lと2.0L LPG、タクシーモデルのみ販売した。

2002年7月2日に内需向けモデルの生産が終了し、在庫車両は2003年4月まで販売した。

海外市場の場合、東欧など多くの国で好調を見せ、ポーランドFSOルーマニアで生産された。ロシアでは、TagAZ自動車の前身であるドーニンヴェストが技術提携を要請してDoninvest Kondorという名称で現地生産したことがあった。また、オーストラリア北米でも販売された。

初代 V100型 (1997年-2002年) 編集

車名の由来 編集

イタリア語のelegante(優しい)とforza(力)の合成語であり、新しく現れた強者(来強者、래강자)という意味も盛っている。