大山町
鳥取県西伯郡の町
大山町(だいせんちょう)は、鳥取県の西部に位置し、中国地方の最高峰でもある大山の名を冠する町である。西伯郡に属す。
だいせんちょう ![]() 大山町 | |||||
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国 |
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地方 |
中国地方、山陰地方 中国・四国地方 | ||||
都道府県 | 鳥取県 | ||||
郡 | 西伯郡 | ||||
市町村コード | 31386-6 | ||||
法人番号 | 2000020313866 | ||||
面積 |
189.83km2 | ||||
総人口 |
14,726人 [編集] (推計人口、2023年1月1日) | ||||
人口密度 | 77.6人/km2 | ||||
隣接自治体 | 米子市、西伯郡伯耆町、日野郡江府町、東伯郡琴浦町 | ||||
町の木 | ダイセンキャラボク | ||||
町の花 | ハマナス | ||||
町の歌 | 大山賛歌 わがこころの山(2015年制定) | ||||
大山町役場 | |||||
町長 | 竹口大紀 | ||||
所在地 |
〒689-3211 鳥取県西伯郡大山町御来屋328番地 北緯35度30分38秒 東経133度29分46秒 / 北緯35.51069度 東経133.49606度座標: 北緯35度30分38秒 東経133度29分46秒 / 北緯35.51069度 東経133.49606度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
主な産業は観光と農業。移住者の定着率が高く、特に20〜30代の若い移住が多い[1]。
歴史編集
- 1955年(昭和30年)9月1日 - 所子村および高麗村の一部(稲光・上万・平田・保田・安原・富岡・妻木・荘田・長田)が合併して大山町(初代)が発足。
- 1955年(昭和30年)11月3日 - 大山村と合併し、改めて大山町(2代目)が発足。
- 2005年(平成17年)3月28日 - 名和町・中山町と合併し、改めて大山町(3代目)が発足[2]。
- 2013年(平成25年)12月27日 - 所子地区の25.8ヘクタールが国の重要伝統的建造物群保存地区として選定される。
- 2015年(平成27年)10月10日 - (新)大山町の町花にハマナス(旧中山町の町花)、町木にダイセンキャラボク(旧大山町より継承)を選定。1972年(昭和47年)に第27回冬季国体開催を記念して(旧)大山町が選定した愛唱歌「大山賛歌 わがこころの山」が正式な町民歌として制定される。
行政編集
歴代町長編集
- 初代町長 山口隆之(前名和町長)
- 二代町長 森田増範
町庁舎は本庁舎(旧名和町役場)の他に大山支所、中山支所も存在する。大山支所は旧町役場が老朽化していたため新築され、中山支所は旧町役場をそのまま使用している。
- 大山支所
- 所在地:〒689-3332 鳥取県西伯郡大山町末長500番地
- 中山支所
- 所在地:〒689-3111 鳥取県西伯郡大山町赤坂66番地
経済編集
産業編集
- 主な産業
- 産業人口
姉妹都市・提携都市編集
地域編集
人口編集
大山町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大山町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 大山町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
大山町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
健康編集
教育編集
交通編集
鉄道路線編集
バス路線編集
- 日本交通(日交バス):大山・名和地区の幹線のみ。
タクシー路線編集
道路編集
- 高速道路
- 一般国道
- 町内を走る一般国道
- 県道
- 町内を走る県道
道の駅編集
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集
- 大山隠岐国立公園
- 大山寺 - 阿弥陀堂などは国の重要文化財。鳥取県大山で最初に作られた寺院であり、2018年で1300年を迎える[1]。
- 大神山神社 - 奥宮の本殿・幣殿・拝殿および末社下山神社本殿・幣殿・拝殿は国の重要文化財
- 名和神社 - 建武中興十五社の一つで、三木一草の一人名和長年を祭神とする。山陰有数の桜の名所[4]。
- 門脇家住宅 - 主屋、水車小屋、米蔵、新蔵の4棟が国の重要文化財
- 妻木晩田遺跡 - 国の史跡
- 大山道
- 大山スキー場
- 所子地区 - 集落と周辺の農地計25.8ヘクタールが国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている(種別:農村集落)。
- 中山いさい踊り[5] - 1890年に当地(当時は逢坂村)に投宿した小泉八雲が著書『知られざる日本の面影』第6章「盆踊り」(1894年)で詳述したことで知られる[6][7]。八雲は同村下市の妙元寺(現・大山町下市56)で見た盆踊りに感銘したほか、宿の清潔さや調度品の優雅さ繊細さに驚き、当地の人々の親切さと礼儀正しさは「想像に絶し、言語に絶し、他の国ではありえないこと」だと称賛した[8]。
出身有名人編集
その他編集
住所表記
2005年3月28日の合併により、新制による大山町が発足した。このため、住所表記が以下の通り変更された。また、大字は表示しない。
- 旧大山町は従前のとおり(元々「大字」は付かない)。
- 旧名和町・中山町は「西伯郡××町△△」→「西伯郡大山町△△」とする(「大字」があった場合は外す)。
- -例-
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- 鳥取県西伯郡大山町△△ → 鳥取県西伯郡大山町△△
- 鳥取県西伯郡名和町大字△△ → 鳥取県西伯郡大山町△△
- 鳥取県西伯郡中山町△△ → 鳥取県西伯郡大山町△△
- -例外-
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- 鳥取県西伯郡中山町豊成 → 鳥取県西伯郡大山町長野
- 鳥取県西伯郡中山町松河原(※の区域) → 鳥取県西伯郡大山町長野
- ※日焼畑、上戸屋谷、下戸屋谷、下弓ノ木、長野屋敷、中弓ノ木、番ノ久米に限る。
- 鳥取県西伯郡中山町松河原(その他) → 鳥取県西伯郡大山町松河原
市外局番は、中山地区が0858(20~69)、その他が0859(20~99)となる。但し、天気予報はいずれも0859-177となる。(0858が鳥取県東部・中西部双方で使われているため。)
- 0859(20~99)エリア
郵便物の集配は、以下の郵便局が行う。
- 御来屋郵便局:689-32xx
- 大山郵便局:689-33xx
- 下市郵便局:689-31xx
特産品編集
脚注編集
- ^ a b “【ルポ】高齢化でも存続、日本の鳥取県の秘訣は?... 住みたいところ作成” 2018年8月12日閲覧。
- ^ 川瀬慎一朗(2014年11月6日). “検証・合併10年:鳥取市の今/6止 単独の智頭 知恵出し活路”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ 竹口新町長が初登庁(大山町 2017年4月24日)
- ^ 大山町HP名和神社 2014年4月3日閲覧。
- ^ 中山いさい踊り鳥取伝統芸能アーカイブス
- ^ なぜ八雲は盆踊りに惹きつけられたのか『NHK100分de名著 小泉八雲 日本の面影』、NHKテキストビュー、2015.08.12
- ^ Glimpses of Unfamiliar Japan Chapter 6 Bon-OdoriProject Gutenberg
- ^ 松江のハーン(一) : 『盆踊り』と『神々の国の首都』[リンク切れ] 牧野陽子、成城大學經濟研究no.107, pp.89-119, 1989-12
関連項目編集
外部リンク編集
- 行政
- 観光
- 地図
- 大山町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ
- 鳥取県西伯郡大山町 (31386A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ(左側基準年月日のチェック操作で行政区域の変遷を見ることができる)