大島 義夫(おおしま よしお、1905年 - 1992年)は、日本言語学者エスペラント学者財団法人エスペラント学会理事。

人物編集

東京生まれ。中学生時代にエスペラントと出会い、1924年日本エスペラント学会入会。1929年早稲田大学政治経済学部卒。

昭和初期から比嘉春潮伊東三郎らとプロレタリア・エスペラント運動(プロ・エス)に従事。『プロレタリア・エスペラント講座』(鉄塔書院)全6巻の編集にあたり、運動の理論的指導者となる。また「高木弘」のペンネームでソ連のエスペランチスト、ドレーゼンの『世界語の歴史』を翻訳・出版。唯物論の立場から言語学にアプローチし、ソビエト言語学の紹介につとめる。

1939年8月、タカクラ・テル斎藤秀一らとともに、左翼言語運動事件で検挙。プロ・エス運動はこれにより壊滅した。

戦後は日本エスペラント協会(日本エスペラント学会とは別の大衆的運動団体)創立に参画し、委員長・常任委員長となったが、1950年末解散。その後『エスペラント四週間』(大学書林)はじめ、学習書・訳書を多数執筆。1971年から日本エスペラント学会理事。1979年以降、同参与。

戦前・戦後の一貫した左派的姿勢は、学習書の例文・テクストにも色濃く現れている。

著書編集

単著編集

  • 『エスペラント独習』正旗社、1949
  • 『エスペラント四週間』大学書林、1961
  • 『新エスペラント講座 第1巻 (入門編)』要文社、1968
  • 『新エスペラント講座 第2巻 (基礎編)』要文社、1969
  • 『新エスペラント講座 第3巻 (研究編)』要文社、1970

共著編集

翻訳編集

参考編集

  • 『反体制エスペラント運動史』