メインメニューを開く

株式会社大島造船所(おおしまぞうせんじょ)は、長崎県西海市に本社を置く日本の造船会社である。かつて炭鉱の島であった大島町が、炭鉱の閉山に際して企業誘致を行った結果として1973年(昭和48年)2月7日にダイゾー住友商事住友重機械工業の出資により設立された[2]

株式会社 大島造船所
Oshima Shipbuilding Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
857-2494
長崎県西海市大島町1605-1
設立 1973年(昭和48年)2月7日
業種 輸送用機器
法人番号 9310001006519
事業内容 船舶の建造修理・鋼構造物の製作据付
代表者 最高代表取締役兼会長 南尚
代表取締役社長 平賀英一
資本金 56億円
売上高 1107億4800万円(2019年03月31日時点)[1]
営業利益 ▲14億6500万円(2019年03月31日時点)[1]
経常利益 11億円(2019年03月31日時点)[1]
純利益 7億7100万円(2019年03月31日時点)[1]
純資産 1027億7600万円(2019年03月31日時点)[1]
総資産 2088億9200万円(2019年03月31日時点)[1]
従業員数 1340名(2017年4月1日)
決算期 3月
主要株主 ダイゾー
住友商事
住友重機械工業
主要子会社 大島エンジニアリング、大島総合サービス、長崎大島醸造、オリーブベイホテル、ダイゾーテック
外部リンク http://www.osy.co.jp/
テンプレートを表示

目次

歴史編集

大島造船所は1973年2月7日の設立後、1974年(昭和49年)6月に操業を開始し、1975年(昭和50年)2月に最初の船を送り出した[2]オイルショックの影響を受けて設立当初から合理化に取り組み、1975年から1979年(昭和54年)までの間に従業員を1,800人から785人に削減した。この結果として、大島造船所はハンディマックス級とパナマックス級のばら積み貨物船の建造に特化していくことになった[3]トヨタ自動車の生産思想を造船に導入し、調達・製造の効率化を図った結果、現在は国内3位の生産規模を維持している。

これまでに約800隻のばら積み貨物船を建造し、年間約38隻を世界中に販売している[4]。2007年度で年間965億8500万円の売り上げがあり、従業員数は1,123人である[2]

製品編集

 
鋼構造物部門は福岡ドームの建設にも携わっている[5]

大島造船所はばら積み貨物船の建造に特化している。標準設計を数多く持ち、載貨重量トンにして33,000 トンから82,000 トンまでのハンディサイズ、ハンディマックス、パナマックス級のばら積み貨物船を特徴としている[6]。86,000 トンから106,000 トンの石炭輸送専用船もラインナップに持つ[6]。ハンディマックス級のオープン型・セミオープン型の船もオプションとしてある[6]

船体のオプションは3つあり、一重船体、二重船体、そして独自のHy-Con(ハイブリッド船体)である[6]。一重船体の船は最小の船と最大の船に適用可能である[6]。二重船体は33,000 トンの船と、52,000 トンから96,000 トンの船に適用可能である[6]。Hy-Conは52,000 トンから82,000 トンに適用可能である[6]

Hy-Con設計は、ばら積み貨物船の安全性と貨物取り扱いの効率性を改善するために開発された[7]。この設計は標準の一重船体の船を元に、前部と後部の船倉を二重船体構造にしているものである[7]

大島造船所は他の種類の船も数多く建造している。これにはセルフアンローダー付きばら積み貨物船、木材チップ輸送船、自動車運搬船石油タンカー半潜水式重量物運搬船などがある[5]。鋼構造物も多く手がけており、や建築物の鉄骨、水門などがある。生月大橋新西海橋女神大橋など地元長崎県に手がけた橋が多くあり、特に大島大橋は大島造船所のある大島と長崎県本土を結ぶルート上にある橋である[8]。また福岡ドームにも大島造船所の鋼構造物部門が携わっている[9]

1988年の造船不況の頃より、造船所内の遊休地でトマトの生産を開始した。下部が尖った「ファースト」と呼ばれる品種で、水を与える量を通常の10分の1ほどにし、糖度を高める栽培方法が採られる。年間100トンほどが、「大島トマト」の名称で出荷されている[10]

歴代社長編集

  • 初代 南景樹 (1973年2月 - 1981年6月)
  • 2代 土井正三 (1981年6月 - 1984年5月)
  • 3代 渡辺武雄 (1984年5月 - 1989年6月)
  • 4代 南尚 (1989年6月 - 2005年6月)
  • 5代 中川齊 (2005年6月 -2009年7月)
  • 6代 南浩史 (2009年7月 -2014年12月)
  • 7代 南宣之 (2015年1月 - 2018年9月)
  • 8代 平賀英一 (2018年9月 - )

主なグループ会社編集

脚注編集

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集