大森 隆雄(おおもり たかお、1948年(昭和23年)9月13日[1] - 2009年(平成21年)8月15日[1])は、日本政治家愛媛県大洲市長、大洲市議会議員などを歴任した。

概要 編集

愛媛県大洲市生まれ。農業協同組合職員を経て、1978年(昭和53年)旧大洲市の市議会議員に当選して政界入り、以後連続7期務めた。

平成の大合併で新設合併により誕生した2005年(平成17年)の新・大洲市の市長選挙に出馬、旧大洲市長ら2人を破り、初当選。2009年(平成21年)には新人を退け、2期目の当選を果たしたものの、任期途中に60歳で病没した。

市長在任中は、懸案であった大洲市立図書館の整備、循環バスの運行開始のほか、農産物直売所の整備などに道筋をつけた。山鳥坂ダム問題に関しては、水害防止等の観点から推進の立場であった。愛媛県土木部長(国土交通省出身)を務め、河川行政にも明るい清水裕を副市長に招いた。清水は職務執行代理者を務め、大森の死去に伴う市長選挙に当選した。

経歴 編集

  • 1967年(昭和42年) - 愛媛県立大洲農業高等学校卒業。
  • この間、農業協同組合に勤務。
  • 1978年(昭和53年) - 大洲市議会議員当選、以後7期連続当選。
  • 2005年(平成17年) - 大洲市長当選。
  • 2006年(平成18年)7月 - 生体肝移植出術を受ける。
  • 2009年(平成21年)1月 - 大洲市長に再選。
  • 2009年(平成21年)5月 - 再入院。同年8月初め辞職届を提出。
  • 2009年(平成21年)8月15日 - 肝不全のため東温市内の病院で死去。同年9月3日大洲市民会館にて市葬が営まれる。正五位旭日小綬章の叙位叙勲。

脚注 編集

  1. ^ a b 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、373頁。